抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

ラジエーションハウス 6話 あらすじと感想

ラジエーションハウス 6話 ネタバレありのあらすじと感想です。

 

前院長・杏(本田翼)のお父さんは優秀で人徳もある医者だったらしい。
それに比べて偉そうな杏は技師チームからやや疎まれている。

 

院長室。
ブルーのお茶気になる~。今回は何なのか教えてくれないの~?
鏑木(浅野和之)「技師が読影するのは医師法に抵触する」と五十嵐(窪田正孝)のことを院長(和久井映見)に忠告。
責任は全部とると言う院長。かっこい~。

五十嵐の粗探しをしようとする鏑木は、軒下(浜野謙太)に偵察を命じる。

 

杏が辻村(鈴木伸之)と楽しそうに話している。
内容は鏑木が取材協力した医療小説、

『外科医六人と金閣寺の松』

それを技師チームに布教させられる軒下。
たまき(山口紗弥加)「だっさいタイトル!」 確かに。でもこの本がのちに大活躍しますw

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とある公園。
ブランコから飛びおりて腹部を打ち、甘春病院に運ばれてきた7歳の女の子。
脾臓からの出血を止めるため、IVRが検討される。

IVR(画像下治療)とは…

X線透視で患者の体の中を透かして見ながらカテーテルなどの細い医療器具を使って行う治療

らしいです。

足の付け根からカテーテルを入れるため、体に大きな傷は残らないと母親に説明する杏。

しかし、万が一手術中に出血性ショックを起こしたら最悪死に至る、と鏑木は反対。
開腹したらお腹に傷が残ってしまうと言う杏に、だから何なんだと言う鏑木。
患者の命を優先し、鏑木に従うことに。
母親も最初に傷は残らないと説明を受けていたから取り乱しても仕方ない。命に代えられないことはわかっていても。

今までは助手の経験しかなく、一人でIVRしたことがなくて…とたまきに言い訳する杏。

 

治療の方針を決めるのは医者だから、技師にはどうしようもないけれど、
「医療技術が進歩しても、使う人間がリスク恐れて避けたら意味がない。」と憤る悠木(矢野聖人)
裕乃(広瀬アリス)「命を優先するのはわかるけど、7歳の女の子の体に傷が残るのは悔しい。」と。
しかもたまきによると、前院長は以前同じような女児のケースでIVRの治療を成功させたことがあるらしい。今回の子もIVRができる医者がいれば開腹せずに済んだのかと思うと悔しい。どんな医者が担当するかで患者の人生が一変してしまう…。

技師たちの会話を聞いて落ち込む杏。
五十嵐は「何か言わなきゃ…」と思うが、辻村に先を越されてしまう。
「父だったらどうしたのかな…。」と言う杏に、「読影だけの放射線科医だっているんだし、無理に手を広げなくても」と辻村。
そうなんだ。でも杏はお父さんみたいになりたいんだよね。

 

院長室。
杏にどういう言葉をかけたらいいのかわからなかったと言う五十嵐に「高すぎる理想は自分を追い詰めることになる。技師として働くと言うことがどういうことがわかったんじゃない?目の前に助けたい患者がいても治療が行えない。」と言う院長。
五十嵐は「治療だけが患者を救えるわけじゃない。IVRでも、技師としてできることがある。」と答えるが、院長は五十嵐の行為が医師法に抵触すると鏑木が指摘してきたこと、技師として働きたいのなら慎重に行動すべきと戒める。

「目の前に治療が必要な患者がいても、何もせずにいられるのかしら」

 

『外科医六人と金閣寺の松』の一節を読む軒下。

多くの人々は金閣寺の壮麗さに目を奪われて、
その参道の脇にある陸舟の松の存在に気づかない。

ここテストに出ます👆

 

医者は物凄く重い責任とプレッシャーの中で働いている。周りに不安も見せられない。技師の自分にできることは、そんな医者の不安を少しでも取り除くことだと、IVRの勉強をする五十嵐。you、医者をやりなよ!

たまきも、杏は「プライドが高くて当然なのかもね。そうでもしないと立っていられないほど重いものを抱えてる」と。そんな杏ちゃんを、同じ医者として支えてあげなyo!
結局全員残ってIVRの勉強をする技師チーム。
その様子を見ている杏。

 

IVRの大変さは、

わずかな地図と小さな明かりだけを頼りに突き進む、真っ暗な立体迷路。

らしい。こわいね。立体ってとこが特に。

 

受付で倒れる大腸癌治療中の患者。
検査の結果、消化管出血の疑いだが、大きな手術には耐えられないとのことでIVRをすることに。
しかしIVRができる鏑木は学会のため不在。
助手しかしたことのない杏には荷が重すぎると患者の主治医は反対するが、技師のみんなが支えるからやってみようぜの流れへ。
ドラマだから大丈夫なんだけど、大丈夫なのかな大丈夫なのかなと思っちゃった。

軒下が一応鏑木にも連絡。
その頃美人女医とカキを食していた鏑木だったが、患者を選ぶのか?

患者は社長らしい。
駆けつけた部下に、若そうな医者だけど大丈夫なのか、と心配される杏。部下、気持ちはわかるけどめっちゃ失礼だよ。
威能(丸山智己)が「あなた方の社長さんはラッキーですよ。当院最高の放射線科チームが治療をするんですから。」とフォローする。若い女医よりそこそこの年齢の男性技師の言葉の方が安心感を与えるという悲しい現実。杏が幼すぎるんだよね。女子大生みたいだもん。

 

こんな緊張する手術シーン初めてです。
杏がど素人に見えるよぉ。 
コイルで止血完了かと思いきや、頻脈で血圧低下。出血が止まっていないのでは?

 

その頃、美女とカキを諦めて病院に向かう鏑木。

 

五十嵐は『外科医六人と金閣寺の松』の一節、

多くの人々は金閣寺の壮麗さに目を奪われて、
その参道の脇にある陸舟の松の存在に気づかない。

を思い出す。重大な勘違いをしていた。
大腸癌という大きなファクターにとらわれていたけど、陸舟の松…小腸からの出血かもしれない。が、今の患者の状態では鏑木の到着を待つだけの猶予はない。

震える杏の手を握るたまき「一人じゃないって言わなかった?」

チームに支えられ、無事出血点を見つける杏。手術は無事成功。
技師チーム総出だけど、通常業務はないのだろうか。あと看護師さんていないの?

杏ににハイタッチされて呆然とする五十嵐。杏は少しだけ技師チームと打ち解けたかな。

患者が私を待っている。甘春病院における私の存在感を知らしめなければと登場した鏑木に、気まずいながらも説明する軒下。
「甘春先生、見事なIVRでした。」

太鼓持ち卒業、出世の道も途絶え、婚期も逃す軒下。なんでやねん!

 

憮然とする鏑木にお礼を言う五十嵐。

「本のおかげで出血点を見つけることができました。(誰も他の方法で小腸かもって思うことはできなかったのか…。)
金閣寺の松とは、外科医を支える放射線科のことですよね?
取材協力された鏑木先生の思いが伝わる感慨深い内容でした。」と。
こんなこと言われたら鏑木先生も毒気を抜かれてしまうのでは?
しかもあの五十嵐のまっすぐな瞳で!

 

「昨日の甘春先生カッコ良かったです。患者さんを救ってくれてありがとうございます」と言う裕乃に、「皆さんのおかげです。まだまだ医療には限界があります。もっと上手くなってこの手で患者を救います。こちらこそありがとう」と返す杏。

また「あの難しい症例のIVRを、一人で成功させたんだって?」と辻村に言われ、「金閣寺の松と同じだったのかも。父という大きな背中ばかり見ていて気づいていなかったけど、私の周りにも信頼できる人たちがちゃんといるんだって。」と答える杏。

 

ここに一本の道がある

一本ならば人は迷わない

だが実際は…

人生には様々な道がある

先の見えない迷宮の中

だから人は追い求めるのかもしれない

 --父の背中を追いかけて転ぶ杏。
 --ふと後ろを振り返ると技師チームのみんなが。

信頼できる誰かの背中を…

 

杏と技師チームとの距離が一気に縮まった回でした。
偉大な父を持つと、しなくていい苦労が多そうで大変ですね。
それにしても杏ちゃんが医者に見えなくて…手術のシーンはハラハラしちゃう。
『外科医六人と金閣寺の松』の感想を辻村先生ときゃっきゃ言ってるのが似合ってたよ。
この本はだっさいタイトルだけどちょっと読んでみたいと思った。

そして五十嵐、医師免許持ってるのに頑なに技師にこだわるのは、子供の頃の杏との約束だけ?他にも理由があるのかな。不可解。
医者なら検査とか自分の権限でできるじゃん?読影できるじゃん?

いずれ実は医師免許を持っているとみんなにバレるでしょ?
最後、アメリカの教授から何やらメールが来ていたしね?
次回も気になる~。

 

 

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