抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

監察医 朝顔 3話 あらすじと感想

監察医 朝顔 3話 ネタバレありのあらすじと感想です。

 

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あらすじ


桑原(風間俊介)にプロポーズされた朝顔(上野樹里)。
さっそく父・平(時任三郎)に打ち明けようとするが、二人の交際に気づいていた平は「挨拶がない」とヘソを曲げ、反対する。
朝、改めて話をしようとする朝顔だが、平は逃げてしまう。
その時、二人の携帯に着信が。
火災が発生し、死者が出たらしい。
「長い一日になりそうだな…。」

 

遺体が運ばれた法医学教室には警察関係者も集まっており、火災現場の出入り口を写した防犯カメラの映像を確認している。
茶子(山口智子)は飛行機の関係でメキシコから帰国できず、不在。
現場となった部屋には1人、2人、3人、4人とバラバラに入り、中華料理屋の出前が入って出て、最後に5人目が入っていった。そのおよそ4時間後に火災が発生。その後も出て行った者はいない。出入口は一つ。
そして発見された遺体は4人分。つまり、このビルに入った5人のうち一人が姿を消していることになる。
そこで、遺体を調べることで、この部屋に誰がいて誰がいなかったのかを特定してほしいと警察に頼まれる。

 

7月22日 12時02分
一体目の「遺体A」
司法解剖中
身長162センチ、体重51キロ。
解剖の結果、少なくとも男性であることが判明。

中華料理屋の出前を届けた人物を訪ねる刑事。
防犯カメラから切り出した画像を見せ、部屋に誰がいたか聞き出そうとするが、この不鮮明な画像ではわからないという。

 

その頃、鉄工所へ行く平。
ちぎれた鎖や工具が落ちている。
半開きになっていた扉をあけて電気をつける。
「これは…」

 

7月22日 20時45分
二体目の「遺体B」
司法解剖中
死因は焼死。
全身に薬品を浴びていることが判明。

 

捜査本部が立ち上がる。
現場フロアの借り主はドリームファイナンスという消費者金融。
昨年8月に会社を畳んでいるが、新たな事業を計画中で家賃は払い続けていたらしい。
薬品の入手先については、現場から800mほどの場所にある工場の危険物貯蔵庫の鍵が壊されていて、中には薬品が大量に備蓄されていた。現場で発見されたものと同型だと思われるタンクも確認。

ドリームファイナンスが気になる平。
県警本部の十二階と話がしたいと本宮(神尾佑)に申し出る。偉い人っぽい。

 

藤堂(板尾創路)に「そろそろ3体目を…」と声をかける朝顔。
立て続けの解剖で目が霞んでいる藤堂に代わり、朝顔が執刀することに。

 

十二階の矢神(宇梶剛士)にドリームファイナンスの件で会っている平。
平のことを「十階」と言っている。部署の呼び方なのかしらね。
ドリームファイナンスは闇金。1年前に取り立てでトラブルになり、代表以下3人を逮捕。後ろに鬼塚組というチンケな組がついているらしい。
矢神は酒が飲めない代わりに甘党。情報のお礼にパフェをおごる約束をする。

f:id:matchadrama:20190730183922p:plain見た目に似合わず甘党


捜査本部に冷たいおしぼりと制汗シートという素晴らしい差し入れをもたらす桑原。
気が利くと褒められている。
鬼塚組について電話で報告を受ける本宮。
桑原はそんな本宮にも忘れずにおしぼりと制汗シートを渡す。

 

7月23日 1時02分
三体目の「遺体C」
司法解剖中
身長175センチ、体重127キロ。
疲れからイラついている藤堂。
記録写真を撮りながら、あくびをしている光子(志田未来)。

 

寝ずに働く桑原。
強行犯係長の山倉(戸次重幸)に寝てこいと言われる。
桑原を捜査本部に置くように進言したのは平らしい。

 

その頃、法医学教室には平からお稲荷さんの差し入れがもたらされるが、疲れ切った教室の面々は反応しない。

f:id:matchadrama:20190730172759p:plainすごく美味しそうなのに…


7月23日 8時10分
茶子が帰国。
現状を報告する朝顔。

Aさん 男性 20代前半
身長162cm前後。死因は一酸化炭素中毒。

Bさん 男性 30代後半
身長187cm前後。死因は高温による火傷死。

Cさん 男性 20代前半
死因は窒息死。転倒し、頭部を強打。意識を失った状態で舌根沈下により気道がふさがった。血液検査ではコレストロール値が非常に高く、内臓脂肪もつきまくり。

Cさんは5人の中で一番ぽっちゃりしている4番の人では?
となると、一番背の高いBさんは3番。
一番小柄なAさんは2番かもしれない。
(現場の部屋に入った順に番号をふっていた。)

 

7月23日 8時38分
四体目の「遺体D」
司法解剖中
Dさんは火元から遠い、入り口近くにうつ伏せで倒れていた。
茶子が何かを発見。
胸のあたりに付着していた小さな金属片。
すぐさま捜査本部に運ばれる。
クレジットカードなどに使われるICチップのようだ、と捜査員。
科捜研で解析することに。

続いている解剖。
気道内は綺麗で、口腔内にもすすは見られない。
煙を吸う前に亡くなったということ?
心臓と左肺、右横隔膜にし開創あり。
火災の前に殺されている可能性が浮上。

 

捜査本部。
遺体Dの胸元に付着していた金属片は、「井上幸二」という人物の運転免許証のICチップだった。
胸に免許証…。
聞き込みに行く捜査員たちに大急ぎで資料をコピーし、配る桑原。ここでも活躍。

 

井上幸二の部屋に入る平。
そこで「井上雄一」の診察券を見つける。
情報を得た桑原は、進んで診療所に聞き込みに行く。
受付の女性に「井上雄一」という名前の患者がいるかどうか尋ね、幸二の写真を見せると、火傷の治療で昨日来たと言う。
診療所を出た桑原は、偶然井上幸二を見つける。声をかけると逃げ出した幸二。追いかけ、確保。

 

一方、井上雄一の勤務先へ行く平。
昨日から出勤していないという。
雄一は足が悪いらしい。
職場の人に井上雄一の写真を見せてもらうと、幸二とよく似ている…。

 

法医学教室。
遺体Dの刺し傷について考えている朝顔。
そこへ、遺体Dについて下肢に何かないかと警察から問い合わせが来る。
そこで画像診断をすることに。
大腿骨頸部内側骨折の跡。
5年前に井上雄一がかかった病院から借りたCTと比べてみると、一致している。
つまり、5番の遺体Dは井上雄一。
ということは、火災現場から逃げ去ったのは1番で、井上幸二。
雄一の弟だった。


その後、デンタルチャートから遺体Bが笠原和馬という33歳の男だということが判明。
傷害の前科があり、鬼塚組の準構成員だった。

 

井上雄一が誰に殺されたのかはっきりさせたいと言う平。
朝顔が所見を述べる。
凶器はまだわからないが、仮に雄一が立っていたとすると、犯人は雄一より15cmほど背の高い左利きの人物。
臓器についた傷から考えて、犯人は慎重180cm以上の人物で、雄一の背後から左手で凶器を振り下ろしたと推察される。

 

矢神から“やつ”が左利きだという情報を得た平。

 

井上幸二の取調べに入る平と桑原。
「あなたが火をつけたのは、目の前でお兄さんを殺されたからではありませんか?彼らに復讐しようとしたからではありませんか?」と聞く桑原。

全てを自供した幸二。

彼らはいわゆるアポ電強盗のグループだった。
リーダーは笠原和馬。
笠原に借金があった井上幸二は免許証を奪われ、強制的に犯罪に加担させられていた。
心配した兄の井上雄一があの日事務所を訪れ、笠原に100万円を渡し、幸二の免許証を奪い返す。
免許証を胸ポケットに入れる雄一。
幸二を連れて帰ろうとした雄一を、いきなり背後から刺した笠原。
そして目の前で兄を殺された幸二に死体処理を命じた。
逃げようか自殺しようか迷った幸二だったが、どうせ死ぬなら兄の敵を討とうと、工場から薬品を盗み、事務所へ戻った…。


捜査本部。
本宮が、平に桑原のことを「面白い子ですね。」と言っている。

 

屋上で月光浴をしている茶子と朝顔。
朝顔は一人で解剖ができるよう、認定試験を受けることにした。
茶子によると、ヒマラヤでは水面に映った満月をぐいっと飲み干すと、願いが叶うと言われているらしい。
「我々の長寿を祈りましょう。まだまだ長生きしなくてはなりません。死者のためにも。」

 

平にお礼を言う桑原。
「本当にありがとうございました。最後、取り調べまで任せてもらえるなんて。県警の方々の捜査も間近で見られて、すごく勉強になりました。」
「本宮さんが君の名前を言ってたよ。」
「もしかして、そのために僕を捜査本部に?」

遅くなって申し訳ないと謝りながら、朝顔と結婚前提に付き合っていることを平に報告する桑原。

朝顔が母を失ったあの日のことを話し出す平。
あの日は平も一緒に行くはずだったが、仕事で行かなかった。大きな事件でも、自分の担当でもない、ただの応援だった事件。
朝顔は今でも母親がいなくなったのを自分のせいだと、自分を責めている。
平も後悔している。
刑事は事件が起きたら仕事に没頭する。家に帰れなくて家族に寂しい思いをさせる。
桑原も、朝顔やいつか生まれる子供に寂しい思いをさせるかもしれない。
刑事とはそういう仕事。それでも朝顔は桑原を選んだ。
「娘を…朝顔をよろしく頼む。」
泣いちゃう桑原。 


家に帰った朝顔。
焼き鳥屋で爆睡してしまったらしい桑原が、ランニングにパンツ一丁の姿で眠っている。
その後、平がお姫様抱っこで布団まで連れていったらしい。

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翌朝、朝顔に怒られる桑原。
平は里子(石田ひかり)を捜しに東北へ出た後だった。
平が桑原の分まで多めに握ったおにぎりを頬張る二人。
その時、桑原に電話が。
さっとメモを渡す朝顔。
変死体が発見されたらしい。
直接現場へ向かうことになった桑原についていく朝顔。
解剖に回されるかもしれないので、現場を見ておきたいと。

遺体は21歳の女子大生。
テーブルの上には薬品が入っていたと思われる小瓶。
遺体を見る朝顔。
唇のびらん(粘膜のただれ)から採取したものを10円玉につける。
「この方、青酸化合物を飲んでるかも…。」 

 

感想


第3話は、2019年7月18日に発生した京都の事件を受け、編集や演出を一部変更し、7月22日に放送予定だったものを一週間遅らせて放送された。
7月22日には、1話と2話のダイジェストを放送。
個人的にはこのような配慮があって良かったと思う。
この回がお蔵入りせず放送されたことで、報道されている事件の裏でこのような過酷な作業に従事されている方々がいるという事実について改めて考えた。

 

ドラマの内容は、編集によって?ところどころ疑問点が。
現場の部屋には出入口が一つしかなく、入っていった5人が出てくるところは映っていないと言っていた。
でも、1番目に入った幸二は、火災の前に一度出てきてまた入ったはずでは。そして火災のあと、火傷を負って出てきているはずでは。

あと一体目の遺体を解剖する前に、朝8時台に解剖していたのは何だったんだろう。
亡くなった4名はそのあと全員解剖しているから、朝やっていたのは誰なのかわからなかった。
ちゃんと見ていなかっただけだったらごめんだけど。

そしてアポ電強盗の主犯格の男は、なぜ雄一を殺さなければならなかったのか。
そのまま帰したら幸二を通じてアポ電強盗のことがバレ、警察に通報されると思ったのかな。

偉い人であろう「本宮」が誰なのかわからなかった。
ちゃんと見ていなかっただけだったらごめんだけど。
平は本宮に桑原の顔を売るために捜査本部入りを進言したのかな。
期待通り色々気を利かせて活躍した桑原。結果を残せて良かったね。

矢神のいる「十二階」というのはいわゆる「マル暴」?
で、平の「十階」が「強行犯係」?
本宮は平が十二階と話をすることにあまり良い顔はしていなかったけど、どうしてなんだろう。
警察内部の事情はよくわからなくて混乱する。

最後、桑原に朝顔との結婚を許した平。
朝顔が自分と同じ刑事を伴侶として選んだことは複雑そうだったけど、でもやっぱり嬉しい気持ちもあるんじゃないかな。
後悔はあっても、仕事には誇りを持っているだろうから…。

それにしても桑原は愛すべきキャラだね。

次回は朝顔先生が大ピンチらしい。 

次回も楽しみです。 

 

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