抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

監察医 朝顔 4話 あらすじと感想

監察医朝顔 4話 ネタバレありのあらすじと感想です。

 

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あらすじ

 

若い女性の変死体が発見された。
朝顔(上野樹里)の家から現場へ直行する桑原(風間俊介)。
解剖に回されるかも、と朝顔もついていく。

平(時任三郎)は里子(石田ひかり)を捜しに東北へ行っている。


遺体の身元は21歳の女子大生。
青酸化合物を飲んだ可能性がある。

 

午前10時28分。解剖開始。
「腹切ったら青酸ガス出るかもしれんからみんな気をつけて。」と藤堂(板尾創路)。
青酸ガスを吸ったら最悪死に至ることもあるという。
しかし致死量を飲んだくらいなら、もう体内に残っていないから大丈夫だろう。
現場にも遺体にも争った形跡が見られないことから、自殺が妥当だと思われる。

胃の内容物の確認。シェーンバイン検査は陽性。
これで体内にシアン化合物がある可能性が高くなった。

 

 

 

東北。
捜索中に見つけたものを袋に入れて保管している平。
そこへ一人の女性が。
平が見つけた腕時計が夫の形見だとお礼を言われる。

帰り支度をしている平のもとへ、里子の父・浩之(柄本明)がやって来る。

 

検査の結果、遺体が服毒していたのは青酸カリウムだということが判明。
普通の大学生がどうやって青酸カリなんか手に入れたんだ…?

 

ここ2ヶ月の間に、全国で青酸カリによる自殺が3件も起きているらしい。
もし今回も自殺だったら4件目になる。
強行犯係では他の事案との関連も調べることに。

 

その夜。東北から帰ってきた平。
朝顔は認定医試験の勉強をしている。
事件の話をする二人。
大学生が青酸カリ。
ちょっと調べただけでも、違法なものを扱っているサイトがたくさんあることを知って驚いている朝顔。 
平によると、金だけだまし取る詐欺まがいのサイトがほとんどらしいが。


さて、警察で調べた3件の青酸カリの自殺では、亡くなった人のパソコンやスマホのデータが全て削除され、復元できなかったらしい。
そんな中、今回の女子大生のパソコンにはデータが残っていた。
早速ネットの閲覧履歴を見ると、「おクスリ学院」というサイトが出てくる。
単なる薬の情報サイトかと思いきや、質問メールというのが肝らしい。
メールのやりとりが出てくる。

「振込確認できました。服用する前にネットの履歴とメールを必ず削除してください。
当院ではパソコン・スマホの初期化をお勧めしています。」

SNSには遺書らしき書き込みも。
「バイトでイジメられた。彼氏にブロックされた。就活も全滅。もう死ぬ。」
なんというか…軽い…と戸惑う署員たち。

おクスリ学院の管理人にたどり着けないかと調べたが、海外のサーバーを何重も経由しているせいでできないらしい。
仕方がないのでこのサイトの名前を公表することに。 


「野毛山署が注意喚起 連続する青酸カリ自殺は闇サイトが発端か」

おクスリ学院の名前が公表されたネットニュースを見ている検査技師の高橋(中尾明慶)。
こんなことしたら余計見たくなっちゃうんじゃ?とアクセスしてみると、サイトは既に閉じられて、見られなくなっていた。

 

晩ご飯を食べながら和やかに会話している平と朝顔。
青酸カリを飲むと窒息状態になり、喉や食道が焼けるようにただれて長時間もがき苦しむらしい。
「知識がなかったのかな?」ないわ。

 

翌日。
公園でサッカーをしている親子。
息子がボールを飛ばしてしまい、取りに行く。
ボールの先には血だまり。
ベンチで血を流し、死んでいる男の姿が…
そばには血の付いたナイフが落ちている。

通報を受け、食べかけの昼食に泣く泣く別れを告げて現場に向かう桑原。
遺体は解剖に回すことに。

休みの日に呼び出される法医学教室のみんな。
解剖が始まる。
首の傷はかなり深く、頸動脈まで達している。
その時、光子(志田未来)の携帯が鳴る。うっかり持ち込んでしまったらしい。机の中にしまわれる。
胃の内容物の確認。
何かに気づき、「息止めて!外出て!」と叫ぶ朝顔。
青酸ガス!!
緊急事態なのに携帯を取りに戻ろうとする光子を引き止めた朝顔が倒れる。

 

公園の管理人に話を聞いている平に、朝顔が倒れたとの連絡が。
病院に駆けつける。
朝顔は意識がないらしい。


大学には救急や警察が大勢来ている。
そこへ茶子(山口智子)登場。
解剖室に走る茶子。
室内の消毒が済んだら解剖を再開すると言う。

 

朝顔の容態は安定。数時間で意識が戻るだろうと医師に告げられ、ほっとする平と桑原。
平は現場に戻ると言う。
追いかける桑原。
第一発見者の親子は、昼の12時過ぎに公園に来たときには男がもう座っていたと話しているらしい。
首を切られているのに青酸カリを飲んでいるという状況に違和感を覚える平。
目撃者を探すことに。

 

朝顔の意識が戻った。
安心する法医学教室のみんな。
それにしてもあのご遺体は何なんだと不思議がる。
朝顔が胃を開いたとき、すごい量のカプセルが胃の中にあるのを見たと言う光子。

解剖室の除染が終わり、解剖を再開することに。
まだ体内に青酸カリが残っている可能性があるため、防毒マスクを着用するみんな。
まずは胃の内容物を確認する。

目を覚ました朝顔。
まだ少し頭痛がすると言うと、医師が薬を出してくれると言う。

 

胃の中にはものすごい量のカプセルが。
しかもなんかでかい。
カプセルを開けると、中に一回り小さいカプセル。
その中にもまたカプセル。

f:id:matchadrama:20190806181716p:plainマトリョーシカ状態

そして、最後のカプセルの中に青酸カリ
カプセルを重ねて、青酸カリが溶け出す時間を細工していたようだ。

次、腸。
何かある。

 

処方されたカプセルを見つめる朝顔。
解剖した男を思い出している。
直接の死因は頸動脈損傷による失血死。
胃の中には青酸カリの入った大量のカプセル。
その一部が溶けていた。
その狙いは…?

 

腸の中から出てきたのは、旭日章。

f:id:matchadrama:20190806182801j:plain警察の象徴

 

「狙いは…私たち。」と朝顔。

 

「つまりこれは警察に対するメッセージ?」と検視官の伊東(三宅弘城)。
警察関係者を巻き添えにするという意思表示なのか。
自分の命までかけて?
腸に腫瘍があることに気づく茶子。
大腸癌の末期らしい。

 

血液検査で問題なければ退院できることになった朝顔。
医師に「一つお伝えしておくことがある」と言われている。

 

そんな中、副署長からもたらされた「とある紙」を見せられている平と桑原。
その紙は、県警本部だけでなく、テレビや新聞などの様々なメディアに一斉送信されたらしい。

 

朝顔の病室に来た平と桑原。
「事件は終わった。」と、死んだ男の正体を朝顔に伝える。
群馬の大学の薬学部で助手をしていた41歳の男。
「おクスリ学院」というサイトの運営者で、大学の研究室から盗んだ青酸カリを売っていた。末期がんだった。
男が送ってきたメール。

「警察関係者並びに法医学教室各位。
お悔やみ申し上げます。」

自分のサイト「おクスリ学院」が、野毛山署の注意喚起によって世間に注目され、閉鎖に追い込まれた。
その腹いせにわざわざ野毛山署の管内で解剖に回されるような不審な死に方をして、警察関係者を巻き添えにしようとしたのだった。

そこへ看護師がやって来て、最後に医師が朝顔の診察をすると言う。

病院のデイルームで話している平と桑原。
平は、二人のことに口を挟むつもりはない、と言っている。

無事退院できることになった朝顔。
なんと妊娠2ヶ月らしい。検査の結果、今回の事件の影響もないと言う。
驚きと嬉しさで泣き出す桑原。
平に抱きついて泣きじゃくる。
そっと部屋を出ていく平。

 

死体検案書。
“自殺”に丸をつける茶子。

そこへ平がやって来る。
妊娠のことを朝顔から聞いていた茶子。
出産が終わるまでは、様々なリスクを伴う解剖をさせることはできないが、その代わりに認定医試験の勉強に集中してもらうと言う。

「まだ行ってらっしゃるんですか?東北」と茶子。

 

退院して自宅に戻る朝顔。
平はいない。

 

義理の父に言われた。
「もう来ないでくれ。君のことを快く思っていない人間もたくさんいる。好きなときに来て、当て付けみたいに捜して…。もう8年経った。8年もだ。里子の位牌もつくった。戒名も付けた。いい加減受け入れろ。」
義父の気持ちもわかる。当て付けや自己満足に見えることも。でも自分には里子を捜すことしか、捜し続けることしかできないと言う平。
浩之は何も言わずに立ち去ってしまった。

「あなたはご自分のしたいことをするべきです。」と言う茶子。

 

浩之に電話する朝顔。
嬉しそうな浩之。
結婚を報告する。「それと赤ちゃんもできちゃって。」
里子も喜ぶ、と浩之。
「じいちゃんはお父さんがお母さん捜すの嫌?」と聞く朝顔。
「朝顔はどうなんだ?」と逆に聞いてくる浩之。
「私は止めない。おじいちゃんに嫌な思いさせてるかもしれないけど。私はお父さんを止めない。お父さんの好きにさせてあげてほしい。」

 

おでんを食べて帰る平。

翌朝、朝顔の身体を気遣い、当番じゃないのに朝ごはんの支度をしながら、向こうのご両親への挨拶は?婚姻届は?式は?と矢継ぎ早に質問する平。

桑原と一緒に病院へ行く朝顔。
赤ちゃんの心音も確認できて、順調。
朝顔の仕事を心配して早口でまくし立てる桑原に、医師が「落ち着いてください、お父さん」と。
「お父さん」と呼ばれた嬉しさを噛みしめる桑原。
「俺、頑張るよ。頑張るからな!よーし頑張ろう。お父さんやるぞー!ねっ、お母さん。」
「はい。」

 

 

 

感想

 

優しい人たち。
浩之(おじいちゃん)も決して冷たい人間なわけじゃない。
里子の死に対する受け入れ方はそれぞれで、誰も間違っていない。

平は朝顔が退院する日くらい、おでん食べてないで帰ってあげようよと思ったけど、次の朝、ご飯を作ってあげていたから良しとする。笑
桑原と過ごしていると思ったのかもしれないしね。
朝顔には言えない義父とのことも、茶子に話して救われた部分があるんだろうなと。
でも朝顔もちゃんとわかっていて、じいちゃんに話していた。
優しい世界。

それにしてもドラマの中でこんなに祝福したい気持ちになるできちゃった結婚もなかなかないかな。
世間的にはだいぶ一般的?になってきたのかもしれないけど。
結婚してから妊娠したって、仕事では理不尽な思いをする女性もまだまだ多いというのに、朝顔の職場はなんて理解があるのだろう。
まぁすごく専門職だしね。資格は強し。

桑原は自分でも頼りないとか言っちゃうし、すぐ泣くけど、県警の強行犯係の刑事というのはエリートではないのか。絶対エリートだよね。
いいお父さんになりそうだし。義父に抱きついて泣いちゃうところとか可愛すぎたよね。愛すべきキャラ。


今回の事件は「自殺」。
おクスリ学院ってほんとふざけた名前だよね。笑
一見普通の情報サイト。でも質問メールで違法薬物の売買。
管理人は末期がん。
自殺願望のある人に青酸カリを売っていた。
しかし4人目の女子大生がパソコンのデータを消していなかったことで警察の知るところとなり、サイトは閉鎖。
その腹いせに警察関係者を巻き込むことを想定して青酸カリを飲み込み、ナイフで頸動脈を切って自殺?
すごい無理ない?

発見した親子が可哀想。
息子よりお父さんの方が参っちゃってたよね。

末期がんだったからやけくそでの自殺だったのかな。
旭日章が腸から見つかったということは、それも飲み込んだのかな。
わざわざ体内から発見されるように?
ちょっとこの男の思考が理解できない…。
ポケットに入れておくのじゃ駄目だった?

女子大生はどうしてデータを消さなかったんだろうね。
メールに消去するよう書いてあったのに。
遺書らしきものが軽すぎて戸惑っていた署員たちもシュールだった。
朝顔と平が話していたように、楽に死ねると勘違いして軽い気持ちでやってしまったのだろうか。
こっちの方を掘り下げたらもう一話できそう。
「女子大生の闇」

でも朝顔先生が妊娠で解剖できなくなっちゃって、まだ4話だけど、この後のお話は朝顔先生は解剖に参加しないのかな?
「監察医 朝顔」なのに斬新…。

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お茶目な時任さん

 

 

 

 

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