抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

監察医 朝顔 5話 あらすじと感想

監察医 朝顔 5話 ネタバレありのあらすじと感想です。

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あらすじ 

 
検視官の伊東(三宅弘城)の結婚式に出席している朝顔(上野樹里)たち。 


自宅で引き出物のバームクーヘンを食べている朝顔、平(時任三郎)と桑原(風間俊介)。

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桑原が柱についた朝顔の身長の記録を見つける。
よく見ると平のものもある。
朝顔と平が住んでいる家は、平の実家でもあった。
そんなことより、二人の新居を早く決めろと言う平。

桑原に電話が来る。白骨化した遺体が発見されたらしい。
平と共に現場へ行くと、結婚式を挙げたばかりの伊東がいる。
今日くらい休めばいいのに。
しかし実は伊東、実家の旅館を継ぐことになり、検視官の仕事を今月で辞めると言う。
これが最後の事件になるだろうから、どうしてもみんなと検視したかったらしい。

現場に並べられている白骨。
死後1年半〜2年というところ。
着衣と見られる布がところどころに付着しているが、これでは身元がわからない。
法医学教室に連絡することに。

 

白骨の写真を並べる朝顔たち。
骨だけで死因を特定することは難しく、死んだという事実だけしか残らない「不詳の死」になるらしい。
しかし骨からわかることも多い。
性別や人種、おおよその年齢や身長。
そして、身元を特定するにはなんといっても歯。
歯といえば、法歯学者の絵美(平岩紙)。

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妊娠中の朝顔だが、今回のご遺体は白骨化しているし、ホルマリンを使わないからお腹の子に影響はないらしく、解剖室に入る。

 

実物の骨を見て、一人分じゃないと言う朝顔。
かなり小さい骨が混ざっている。子供の骨…?

頭蓋骨を手に取る絵美。
骨より歯の方が細かく年齢がわかるらしい。

どの部位の骨があって、どれがないのか調べるため、汚れを落として並べる朝顔たち。剥離骨折しているような脚の骨を見つける。
捻ったのかな?でも捻っただけで剥離骨折はまれ…。なんだろう?
そんな中、ものすごく小さい骨を発見する検査技師の高橋(中尾明慶)。
動物の尾椎(尻尾の骨)では?と絵美。
人獣鑑別にかけて、何の動物が調べることに。

 

一方、白骨を見つけた若者たちに話を聞いている桑原。
一年半前、心霊動画掲示板というサイトに投稿された動画の存在を知る。
その動画は骨が発見された場所からかなり近いところで撮影されており、撮影された時期も死亡推定時期に近い。

白骨の身元を調べるため、付近で行方不明になった人がいないか聞き込みする平。
桑原も周辺の防犯カメラの映像を確認しようとするが、どこも2年前のものは残っていない。
缶コーヒーを飲んで休憩する二人。
子供の名づけの話になり、朝顔という名前は里子がつけたと言う平。
顔を見た瞬間、朝顔にしようと思ったと里子は言っていたが、他にも理由があったかもしれない。ちゃんと理由を聞いておけば良かったと言っている。
ちなみに朝顔と桑原は、子供の性別は産まれるまで聞かないことにしているらしい。産まれる前から色々準備したがる人が多い中、今時珍しいよね。

 

骨を並べ終わり、朝顔は上がることに。
茶子が猫のマリンを探している。ホルマリンのマリンらしい。

 

仕事帰り、いつものもんじゃ焼き屋で食事をしている桑原と朝顔。
朝顔に合わせて、ビールではなくウーロン茶を頼む桑原。
婚姻届の証人は、平と茶子にお願いすることに。
店主の三郎(きづき)が、不動産屋の知り合いに出してもらったという新居の候補をくれる。
浮かない顔の朝顔。

 

いつもの場所に花を飾る平。
お弁当を温め、一人で食べている。

 

自宅の前。
新居じゃなくてここにみんなで住みたいなぁって顔の朝顔。

家の中では平が、冷蔵庫に貼ってある里子からの最後のメモを見ていた。

回想
朝顔と話しながら、留守の間に平に食べておいてほしいものを書き出している里子。
3/12 卵
3/11 牛乳…

メモに話しかけている平。
「朝顔が結婚する。俺たちの孫も産まれる。嬉しいね。」
泣きそうになりながら。
その様子に気づき、少し間をおいて、「ただいまー」と声をかける朝顔。

 

法医学教室。
骨からわかったことは、ご遺体は70代前半の男性で、身長約160センチ、血液型はO型。
絵美によると、歯に施されている治療法が古いので、デンタルチャートでの照合は難しいかもしれないらしい。

 

桑原によると、ネットでは他にもあの場所で幽霊を見たという情報があるが、1年半前から目撃情報は止まっているらしい。
法医学教室からも身元の特定は難しいと連絡がきたことから、念のためネットの動画を調べることに。

そこへ、見つかった白骨遺体の息子だという人物・中島雄平(岡田義徳)がやって来る。
父・中島修三は72歳。血液型はO型、身長は160センチくらい。
法医学教室からの情報と一致している。
10年前に母を亡くしてから父とは連絡を取っていなかったが、最近気になって訪ねてみたらいなかった。だから、いつからいなかったのかはっきりわからないらしい。

 

二人で晩ご飯を食べている平と朝顔。
中島雄平と白骨遺体のDNA鑑定をして、親子だと判明したら雄平を法医学教室に連れて行くと言う平。
「引越しの準備は進んでるのか?」と朝顔に聞く。

部屋で桑原に電話する朝顔。
新居の話。
駅近だと1LDKが限界らしい。
「私たち二人で1LDKなのに、お父さん一人で一軒家ってずるいよね」と朝顔。
電話を切ったあと、
「いつもありがとう。おやすみ」と桑原にメールを送る。

 

DNA鑑定の結果、雄平と白骨遺体は親子だった。
死んでいるかどうか知りたかっただけだから、骨はそちらで処分してください、と言う雄平。

不詳の死に丸をつけようとしてためらう朝顔。

 

警察では動画の解析をしている。
幽霊だと言われた人影を鮮明にしていくと、雄平から預かった修三の写真と一致。

 

また、人獣鑑別の結果、ご遺体の骨に混ざっていた動物の骨は犬のものだということが判明。
犬の骨を並べていくと、前足が折れている。
朝顔が席に戻ると、桑原から動画の入った封筒が。
「これ見てみて」

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雄平を呼び出す朝顔。平と桑原もいる。
調査の結果、修三は3年前から認知症を発症し、治療を拒否しているうちに徘徊症状が出てきた。
その様子がたまたま動画に撮られ、幽霊と間違われた。
ここからは推測に過ぎないが、あの日、あの場所へたどり着いた修三はそこで転倒し、骨折。立ち上がれなくなってしまう。
犬は修三を家に連れ戻そうと、一生懸命引っ張り、前脚を骨折。犬も動けなくなり、一緒に衰弱して亡くなってしまった。
聞き込みによると、10年ほど前、ちょうど奥さんを亡くした頃から、犬と一緒にいる姿を度々目撃されていたようだ。
雄平に骨の引き取りをすすめるが、断られる。

 

死体検案書を見つめ、不詳の死に丸をつける朝顔。
修三と犬の骨に線香をあげている茶子のもとへ。
もうすぐ市役所の人が骨を引き取りに来るが、動物の骨は一緒に持って行ってもらえないらしい。
犬の骨を一つ、修三の骨が入った袋に入れる茶子。
「これで一緒です。」

あ、そうだ!と、婚姻届の証人欄に署名して朝顔に渡してくれる。
「ところでもう決まりました?お二人の愛の巣」

 

足取りが重い朝顔。
桑原とかき氷を食べながら、「あのー」と切り出そうとすると、桑原から「家のことなんだけどさ」と。
「朝顔の家でみんなで一緒に暮らそう」と言ってくれる。

 


家に帰る朝顔。
洗濯物を畳んでいる平に、この家でみんなで暮らしたいと打ち明けるが、怒られてしまう。
「とにかく出て行きなさい!お父さんに気を遣わなくていい!」

「気を遣ってるのはお父さんの方でしょ?!何で一緒に住んじゃいけないの?私がさみしいから、ここに一緒に住みたいんだよ!みんなで一緒に暮らしたいんだよ。お母さんきっと喜んでくれると思うんだけど…。

お父さん、明日婚姻届出してくるね。明日で万木じゃなくなるけど…。

お父さん、お母さん。今まで30年間、大切に育ててくれてありがとうございました。お父さんとお母さんみたいないい夫婦になります。
…みんなでここに住んでいいよね?」

 

数年後、家族の写真立てに追加された可愛い女の子の写真。
保育園に行く支度をしているつぐみと朝顔。
「はい、かばんと水筒と帽子。完璧じゃん!」

 

 

  

感想

最後の朝顔と平さんのシーンは思い出すだけで涙が…。
朝顔が桑原と二人で新しい家具を買ったりして暮らしてみたいと思っていたのも本当だろうし、でもそれよりも平を一人にしたくない、義務感ではなくて、本当に寂しい、みんなで一緒に暮らしたいと思ったんだろうなと。
朝顔が言えなかったその気持ちを汲んだ桑原。
さすが刑事なのか?その観察眼に敬服いたしました。
妻の父親と暮らすなんて、おまけに職場の上司。決心するまでにとても悩んだと思うけど、「大丈夫、だって朝顔が大好きだもん」。

桑原〜!

お互いに自分自分じゃない、相手のことを思いやれる関係っていいなって改めて。
そんな、親子関係は良くも悪くも連鎖すると思い知らされた回。
白骨遺体の方は、親子関係が最悪だった模様。
何があったのかは描かれていなかったけど、骨すら引き取らない頑なな態度から窺い知れる。
朝顔みたいな思いやりのある夫婦の間に育った子には本当に理解できないだろうな。
最後まで一人にするつもりか、って思うよね。
最後に犬の骨を一つ、袋に入れた茶子先生。
第三者にはそれくらいしかできない。

朝顔と桑原の子供は、優しくて穏やかな子になるんだろうなぁと想像できる。
やっぱり両親や親しく接する周りの大人たちが子供に与える影響は大きい。
今小さい子供たちを育てている身としては、そこにばかり注目してしまった。

妊娠して朝顔先生がしばらく解剖に関われなくなってしまった「監察医朝顔」を心配していたけれど、娘のつぐみちゃんが一気に保育園児になり、次回から新章スタートだって。
楽しみ。

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