抹茶のドラマ感想

ネタバレありのあらすじ&感想です。

監察医 朝顔 7話 あらすじと感想

監察医 朝顔 7話 ネタバレありのあらすじと感想です。

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あらすじ

里子(石田ひかり)の手袋が見つかったと平(時任三郎)に電話する朝顔(上野樹里)。
手袋の中には小さな白いものがあった。骨かもしれない。
仙ノ浦に向かう平。
夜明け前に到着し、仙ノ浦震災復興センターの前に車を止めて待っている。

 

今日は解剖がないらしく、暇そうにしている東堂(板尾創路)。
朝顔は裁判に行っている。
絵美(平岩紙)によると、出廷するのは “法医あるある” らしい。
今回は、他の法医学教室が解剖したのをもう一回調べる再鑑定。
日本では解剖の後火葬するので、再解剖ができない。
そのため、再鑑定を行うことが多いという。

 

裁判所で検事の石田(山本未來)と話している朝顔。
光子(志田未来)と高橋(中尾明慶)は裁判を傍聴に来ている。
高橋は「美魔女が見てみたい」と言っている。
朝顔が証人として出廷する裁判は、今ワイドショーなどを賑わせている、
「美魔女裁判」
大富豪の夫が立て続けに二人も死んで、合わせて10億円以上の遺産を手にした美魔女・白川亜里沙(有森也実)の裁判だ。
3年前、会社社長の夫が病死。
手に入れた額は4億3千万円。
1年後、資産家の男性と再婚するが、3ヶ月で病死。
今度は6億の遺産を手に入れた。
この二人目の夫の死で逮捕された美魔女。
一審は無罪。
今回は控訴審らしい。

朝顔が資料に目を通していると、検死官の丸屋(杉本哲太)がやってくる。
この裁判には警察の威信がかかっているから必ず有罪にしていただきたいと言う。
そんなことを言われても…と戸惑う朝顔に、丸屋は石田検事の顔に泥を塗るなど凄む。

 

開廷。
朝顔が証言台へ。
朝顔が行ったのは、美魔女の2番目の夫・池内氏の再鑑定。
最初に解剖をした東横大学が出した結論は、胃腸炎に起因する嘔吐物の誤嚥による窒息死。
池内氏が慢性的な胃腸炎を患っていたことは間違いないが、いくつか気になる点があると言う朝顔。
嘔吐による誤嚥で窒息したとなっているが、人間が嘔吐する理由は様々。
嘔吐を引き起こした原因を特定するべく検証した結果、池内さんが病死ではないという結論に至ったと発言する。

 

復興センターが開いたので中に入る平。
部屋に通され、袋に保管された手袋が差し出される。
見つかったのは片方だけ。
手に取り、裏をめくると「万木朝顔」と書いてある。
朝顔が高校生の時に使っていた手袋を、里子が使っていたのだった。
「妻のもので間違いない。」と言う平。
職員によると、中に入っていた白いものは警察に提出していて、明日には朝顔との親子関係について、鑑定結果が出るという。
手袋に添えられたメモには
「8/13 内川橋西詰橋脚付近」
と書いてある。

内川橋へ行く平。
橋の下で捜索を始める。
そこへ里子の父・浩之(柄本明)の軽トラが。
何も語ることなく、草刈機で草を刈り始める。

 

法医学教室でクロスワードパズルをしている藤堂。どんだけ暇なのw
茶子(山口智子)と絵美は来年度の予算委員会へ。
予算をぶん取ると張り切っている。

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裁判所。
池内氏の指の写真を見ると、皮膚の一部が変色し、爪の変形も見られることがわかる。
これは金属によるアレルギー反応。
そこで東横大から池内氏の血清を取り寄せ、再検査を行った。
金属アレルギーで人が亡くなることはないが、金属アレルギーを起こす金属の中で、死因になる猛毒の物質が一つだけある。
それは水銀
水銀は、通常の解剖で行われる毒薬物スクリーニングの対象になっていないため、東横大の解剖では検出されなかったと説明する朝顔。
朝顔が説明を続ける中、美魔女が弁護士に何か囁く。
突然大げさに苦しみ出す美魔女。
これにより、今日の裁判は閉廷。

 

法医学教室に戻る光子と高橋。
テレビをつけると、ワイドショーが裁判所から出てくる美魔女の姿を映していた。
「法医の小娘見てるー?法廷で虚偽の証言をすると偽証罪になるのよ〜。明日も嘘を続けるなら、あなたを訴えるわよ!」

冷静に淡々と裁判をこなした朝顔を「かっこよかった」と賞賛する能天気な高橋とは反対に、あまりにも淡々とした朝顔の姿に、何かあったのではと心配している光子。

 

帰宅した桑原も、裁判が大変なことになったことはもちろん、里子の手袋が見つかり、中に骨があったことで朝顔を心配している。
朝顔は、もし見つかった骨が里子のものだったら、
「お母さんが本当にいないって突きつけられる気がして…」
と自分の気持ちを吐露しつつ、これまでずっと里子を捜し続けてきた平のことを心配している。
「もし本当にお母さんだったら、お父さん、これからどうなっちゃうんだろう。」

 

夜まで捜索を続けている平と浩之。
浩之のライトが点かなくなった。
帰ることにした二人。
浩之の家に行くことに。

道具の手入れをしている平。
浩之は仏壇の里子の写真を見ている。

 

朝顔は翌日も裁判へ。
昨日の騒ぎもあり、マスコミに囲まれたところを高橋と光子が助けてくれる。

裁判が始まり、朝顔を攻撃してくる弁護士。
最初に解剖した権威ある東横大学教授の解剖結果を否定するとは、法医学そのものを侮辱するつもりか?
しかし冷静な朝顔。
「…再鑑定はよくあることだし、たとえ鑑定結果が違っても、法医同士で恨んだりはしないと思います。」
その証拠に、朝顔たちが水銀中毒を疑い、その旨を東横大学に伝えたところ、すぐに臓器や検体を提出してくれたことを述べる。

その組織片を調べた結果、各臓器から水銀が検出された。
しかし1970年代まで、銀歯に水銀が使われていたと反論する弁護士。
この治療を受けた場合、水やコーヒーを飲むと歯から水銀が溶け出し、体内に水銀が蓄積されることがあると言われている。
池内氏の口内にも銀歯があった。
あたかも美魔女が無理やり飲ませたかのような印象操作をしようとしているのでは?と言われるが、
「銀歯に含まれる水銀の量で人が死ぬことはない。」
と断言する朝顔。そもそも印象操作をする理由もないよね

池内氏は、慢性の水銀中毒に最もよく現れる腎臓の障害が出ていた。
つまり一度に致死量以上を飲まされたのではなく、少量ずつ体内に摂取させられたため、死に至ったと思われる。
池内氏の死因は病死ではなく、慢性水銀中毒による中毒死。

しかし水銀を摂取させられた期間も特定しておらず、朝顔の発言は曖昧すぎて何一つ証明できていないと言う弁護士。
美魔女も「証拠がないならこの裁判は終了。私の勝ち」と。
そこへ登場する丸屋。
裁判長に名を名乗り、封筒を朝顔に渡す。

最終尋問。
検視の際、池内氏の枕から採取した毛髪で、薬物分析を行ってもらっていた結果が出たと説明する朝顔。
髪の毛は通常一日に3ミリ伸びる。
池内氏の毛髪には、根元からおよそ2.7センチまで水銀が含まれていた。
これは3ヶ月の間に渡って水銀を摂取していたことを示している。
美魔女が池内氏と再婚した時期と合致。
そして美魔女の実家のガレージからは、販売停止となった致死率の高い水銀が含まれる防腐剤が発見された。

朝顔に「あんたも殺してやる!」と叫ぶ美魔女。

 

石田検事に「やりましたね!」と嬉しそうに声をかける丸屋。好きなんだな

 

裁判所を出る朝顔。

 

警察の鑑定結果を聞きに復興センターに行く平。
見つかった骨と、朝顔の親子関係は…

朝顔に電話する平。
「お母さんじゃなかった。」

橋の下で捜索を続けていた浩之にも、骨が里子のものではなかったことを伝える。
橋の向こう側では工事が始まっている。
こちら側もいずれ、コンクリートで固められる。
「とっくの昔に諦めてた。でもやっぱり会いたい、里子に…」
と呟く浩之。
次来るときは連絡しろ、と平に言う。

 

法医学教室に戻って来た朝顔。
茶子は予算委員会で惨敗したらしい。
手袋の中にあった骨が母のものではなかったと伝える。
「じゃあ…、どなたのご遺骨なんでしょうね…。」

 

捜査一課への昇進で、みんなから餞別の花束をもらっている桑原。

 

帰りの車の中、手袋を助手席に乗せ、涙を流す平。

 

平が帰ってくる。
手袋を朝顔に差し出す。
裏に書かれた名前を見て、
「ボロボロだったから買ってあげるって言ったけど、これがいい、って…」
と声を詰まらせる朝顔。
手袋の中に入っていたご遺骨は、瑞枝のものだったらしい。
あの日、朝顔と里子は駅前で瑞枝に会い、地震が起きた後、「瑞枝さんが心配だから」と里子は戻って行ったのだった。
瑞枝もずっと行方不明だったから、息子がDNAを提出していて判明したらしい。
里子の写真を見ながら、
「お母さん、あのあと瑞枝さんに会えたんだね。
あの日すっごく寒かったから、お母さん瑞枝さんに手袋を貸してあげたんだろうなぁ。」
平を振り返り、
「お父さん、お母さん最後まで優しい人だったね。」
涙ぐむ朝顔。
手袋を袋に戻し、平に渡す。

 

川の字で横になる桑原、つぐみ、朝顔。
つぐみはもう眠っている。
桑原が朝顔に「大丈夫?」と声をかける。
「県警に異動になったこと、ちゃんと言ってなかったね、おめでとう。」と朝顔。
平の前で泣くのを我慢していた朝顔に、我慢しなくていいよ、と言う桑原。

居間で里子の写真を見ている平。
写真を戻し、電気を消す。

 

 

 

感想

「お母さん、最後まで優しい人だったね。」
手袋の中に残っていた骨が瑞枝のものだったことで、里子が最後にどう過ごしていたのかを想像させる。
瑞枝もずっと行方不明だったというから、見つかった小さな骨は家族の元へ帰ったんだろう。
何て言っていいかわからない。
これはドラマの中の話だけど、現実にこういう経験をしている人たちがたくさんいるんだもの。
震災から8年経った今でも、行方不明者は2000人以上いる。
復興が進み、里子の手袋見つかった橋の下もいずれはコンクリートになってしまう。
無口な浩之が呟いた「里子に会いたい」という言葉。
骨でもいいから見つかってほしいという、これ以上ないくらい辛い思い。
平、朝顔、浩之それぞれの気持ちが、台詞は少なくても痛いくらい伝わってきた。
お互いを思いやる優しい気持ちも。

それとは対照的な今回の事件。
遺産のために夫を水銀中毒で殺す美魔女。
裁判でのふんぞり返った態度も相当。
でも資産家の夫が死ぬの2回目なんだから、東横大ももうちょっと慎重に調べたら良かったのに。
ドラマの主人公みたいな法医がいないと、なかなか余計な検査はしようとしないのかしら。
水銀の検査は通常やらないと言っていたし。
ドラマだと、権威のある人が出した結論を覆そうとすると若手はひるんでしまうものだけど、今回の朝顔は「は?」みたいな感じで弁護士の攻撃をかわしていたのが良かった。
弁護士のくせに論点ずれてるよね。

次回も楽しみ。

 

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