抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

偽装不倫 10話【最終回】あらすじと感想

偽装不倫 10話【最終回】ネタバレありのあらすじと感想です。

 

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あらすじ

リビングで一人、離婚届を見つめている賢治(谷原章介)。
おもむろにボクシングジムのHPを開いて風太(瀬戸利樹)を調べる。

灯里(MEGUMI)の店の2階でカメラを手にとる丈(宮沢氷魚)。
写真を撮りに出かける。


丈の記憶がなくなったことを藤堂(桐山漣)に話している鐘子(杏)。
ショックだけど、丈の命が助かったんだからそれでいい。
それならまだ自分にもチャンスはあると、鐘子と結婚を前提にお付き合いしたいと言う藤堂。
藤堂は素敵な人だけど、でも丈が好きだと鐘子に言われた藤堂は、鐘子を応援することに。
「笑顔でアタック!アタック!」切り替え早!

 

鳥居の写真を撮っている丈の視界がぼやけている。

 

アタックアタック!
気合を入れて灯里の店に行く鐘子。
丈が記憶を失くしたというなら、最初からやり直したい。

丈が帰ってくる。
改めて自己紹介する鐘子。
出会った時に人妻のふりをしたことも。
色々話すけどやっぱり覚えていないと言う丈。
とりあえずパエリアを食べるが、忘れられてるって結構キツイ…とこたえている様子。

 

風太に会いにボクシングジムへ行った賢治。

 

帰宅した鐘子。
また鐘子の部屋に葉子(仲間由紀恵)がいる。
賢治が離婚を認めるまでは居候するつもりらしい。
そんな葉子に賢治からメールが。

「明日、八神風太と決着つけるよ」

なんと、風太とボクシングで戦うらしい。

f:id:matchadrama:20190912160155p:plainなんで…w

賢治が勝ったら風太に別れてもらう。
風太が勝ったら賢治が別れる。
風太がそんな試合するはずないと思う葉子だが、風太はこのオファーwを受けたらしい。
プロの風太が素人の賢治を殴ってけがでもさせたら問題になる。
でも決めたんだ。風太は。
これは男と男の勝負なのだ。

鐘子もそれを聞いてびっくり。
自分が賢治をおかしくしてしまったのかと思い悩む葉子。
でも、思えば最初から間違いだった。

独身時代の葉子と賢治。
お互いに条件が合ったから結婚した。
葉子の条件は誠実でしっかり仕事をしている人。
あと、長女だから両親と同居してくれたらいいなぁ。
賢治の条件は、真面目で落ち着いていて精神的にも経済的にも自立している女性。
それから子供は欲しい。
葉子もいずれは欲しいと思っていたけど…。

出会った時からお互いを条件でしか見ていなかった二人。
肝心の中身はからっぽ。
完璧に見えた結婚で唯一足りなかったのは、お互いを好きだという気持ち。

 

写真を撮っている丈。
左目を隠すと、景色が湾曲して見える。
そこへフランスの大きな出版社から写真を撮ってほしいと依頼が来たとの電話が。
ビッグチャンス。
しかし断る丈。

灯里の店へ行く鐘子。
去年、丈が風景写真で賞を取ったときのネットの記事を見せられる。
カメラマンの仕事は、丈がやっと見つけた天職。
そこへ丈が帰ってくる。
銀河鉄道の指輪を見せてみるが、覚えてないと素っ気なく言われる。
涙をこらえられない鐘子。

 

そんな中、賢治と風太の戦いの火ぶたが切って落とされる。
葉子も見守る中、ファイ!
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「あ~!」
とかかっていくも、空振りする賢治。
その後もお話にならない感じ。
でも粘る賢治。なんでこれで試合を挑んだw
そうこうしているうちに、風太のパンチが賢治の腹にジャストヒット。
悔しがる賢治。「アーー!」

風太が勝ったら葉子と離婚すると言った賢治。
そんな試合できないと一度は断った風太だが、賢治は風太に頭を下げた。
本気だった。
それで受けて立たなければと思った。

「あ~負けた。」と賢治。
こうでもしなきゃ気持ちにケリをつけられないと思ったらしい。
この結婚が葉子を苦しめていることを頭では理解していたが、自分が間違えているということがどうしてもすんなり受け入れられなかったと言う。
「間違ってるとか正しいじゃなくて、私たちは求めるものが違っていただけ。
どんな理由でも私は賢治を裏切って傷つけた。ごめんなさい。」
涙を流して謝る葉子。

帰宅した鐘子。
賢治と葉子が両親に離婚の報告をしているらしい。
葉子の不倫のことも。
世間様に何て言えばいいのと取り乱す母(朝加真由美)。
賢治に頭を下げる父(伊沢弘)。辛い…
世間はあれこれ言うかもしれないが、このことで葉子を責められるのは自分だけ。
もうすべては終わったことだと言って二世帯住宅を出て行く賢治。

玄関には鐘子が。
鐘子に「幸せになってね」と言い残し、出て行く。

葉子も出て行くらしい。
けじめをつけると言っている。
色々巻き込んだことを鐘子にも謝る。
でも葉子には感謝している鐘子。
「いつも背中を押してくれてありがとう。今度こそ幸せになってよね。」
何が幸せなのか、決めるのは自分。
葉子を見ていてそう思った鐘子。

 

鐘子の横顔の写真を見ている丈。

 

葉子も二世帯住宅を出て行く。
母はまだ納得していない様子。
「後で後悔したって知らないわよ。じゃあね。」

 

橋の上から風太を見つけて声をかける葉子。
風太の部屋に転がり込む様子。
風太がくれた安物の指輪をはめている。安物安物言うw

 

その頃、丈は一之瀬のもとを訪れ、目の検査をしていた。

まさ子(田中道子)から恋が成就するというバリみやげの人形をもらう鐘子。
まさ子は、鐘子があのイケメンでワイナリーの御曹司である藤堂を振ったと聞いて驚く。

 

右目の急激な視力低下と、ゆがんで見える症状は、やはり手術の後遺症。
一時的なことですぐに治ると思っていた丈は、ガルシア先生に相談のメールを送ったまま、早く鐘子に会いたくて日本に戻ってきた。
日本に着いても視界がゆがんでいた丈は、ガルシア先生からの返信を見る。
それは手術の後遺症で、残念ながらそれ以上よくならないと思うという内容だった。
カメラマンの丈にとってはどうしても受け入れられない現実。
それが鐘子に嘘をついていた理由。
それに鐘子は、自分がいない間に新しい恋をしていたと言う。

空港で丈を見かけたまさ子は、丈に声をかけていた。
丈が鐘子を振った、それも遊びだったと言って急にいなくなるというひどい仕打ちをしたと思っているまさ子。
鐘子のことを気にしている丈に、鐘子は誠実で優しい人と新しい恋に踏み出せたんだから、もう二度と近づかないでと言ったのであった…。
それを聞いて、丈が自分のことを覚えている?と驚く鐘子。

 

2ヶ月前、丈は鐘子が本当は独身だと知って嬉しかった。
彼女のために生きたいと思ったから手術を決意した。
でも出発前に鐘子から好きだと言われて、そのあまりにも真っすぐな思いに、そのまま鐘子を置いていくなんてできなかった。
だって自分は死んでしまうかもしれないから。
そう思ってわざと鐘子に冷たくして別れた。
それは鐘子のためだったけど、鐘子を深く傷つけてしまったことには違いない。
あの時のことをどうしても謝りたくて、帰国した丈は鐘子のもとへ向かった。
そしたら鐘子が藤堂と一緒にいるところを目撃したのだった。
まさ子の言ったとおり、誠実そうな人。
鐘子を悲しませたり、傷つけたりしない人。
鐘子が今、幸せならそれでいい。
もう二度と鐘子には会わない方がいいと思った。
しかしその後、灯里の店に鐘子が現れたので、思わず記憶喪失のふりをしてしまった。
鐘子の幸せのためにまた嘘をついてしまった不器用な丈。
今の丈は鐘子を幸せにする自信がない。
だから去ろうとしている。
「本当にそれでいいの?」と一之瀬。恋の相談にものってくれる主治医

 

余計なことしちゃったかな…と鐘子に謝るまさ子。
しかし鐘子の頭の中はすでに
「丈はどうして記憶をなくしたなんて嘘をついてるんだろう…。」
ということでいっぱい。
行かなきゃ!
家を飛び出す鐘子。

 

その頃、丈は灯里の店を出ようとしていた。

またしてもすれ違う二人。

 

鐘子が灯里の店に行き、丈の記憶喪失は嘘だと話していると、一之瀬がやって来る。暇か
鐘子と灯里に聞いてほしいことがあると言う。
本来なら患者のプライバシーは明かせないが、これは丈が友人として話してくれたことだと思っているからと。
丈が目に問題を抱えていることを打ち明ける。
「こんな自分は鐘子さんを幸せにする自信がない。」
そう思った丈は記憶を失ったふりをしていた。
丈は鐘子の幸せを願っていた。
鐘子はいつも自分には何もないと言うけど、本当はいいところがたくさんある。
一生懸命で優しくて楽しくてよく食べて。
よく笑って。
「その笑顔が僕は大好きでした。だから彼女にはずっと幸せでいてほしい。」
丈は黙ってスペインに帰ろうとしているのでは、と言う一之瀬。
店を飛び出す鐘子。
走る。

成田空港行きのバスに乗っている丈。

《丈、あなたを失いたくないよ。
何にもない私を変えてくれたのはあなたなんだよ。
ずっと一人だった私を見つけてくれた。
私を強くしてくれた。
嘘から始まった恋だけど、たった一つの本当の恋だから絶対失いたくない。》

走っていたら空港に着いた鐘子。www
丈を探す。
いた。
立ち止まってきょろきょろしているだけで丈を発見。
「記憶がなくなったなんて嘘なんでしょ?」
「何のこと?」
「もう嘘はやめよう。」どの口がw

自分は鐘子を幸せにできないととにかく遠慮しまくる丈。
カメラマンを続ける自信もないし、また悲しませてしまうに違いない。
しかし、自分の幸せは自分で決めると言う鐘子。
「丈が一人で抱えきれないなら私が支える。それが私の幸せだから。
丈といることが幸せだという気持ちに嘘はつけない。
恋をするために嘘ついたけど、幸せになるためにもう嘘はつかない。
私は丈とずっと一緒にいたい。」
鐘子を抱きしめる丈。
「ごめん。僕ももう嘘はつかない。僕の幸せも鐘子さんと一緒にいることだよ。ずっと一緒にいたい。愛してるよ、鐘子さん。ずっとずっと愛してる。」
銀河鉄道の指輪を鐘子の左手の薬指にはめてあげる丈。


《見つけたんじゃない。私が自分で決めた、私にとっての「本当の幸せ」》

 

ー完ー

 

 

 

感想

最後に二人で銀河鉄道を見に行った幸せそうな写真がありましたね。

しかし丈、本当に鐘子でいいのかぁ~?

鐘子は本当は独身だとなかなか丈に言えずにずるずる8話まで嘘を引っ張ったのに、丈の嘘は一瞬で吐かせようとしてて笑った。
「もう嘘はやめよう」ってあんた、どの口が言ってんのよってみんな思ったよね?
しかも丈の嘘は鐘子のための嘘。
鐘子の嘘は見栄を張るための嘘。
鐘子は恥ずかしげもなく、誰にでも何回も「見栄張っちゃって…テヘ」てな感じで人妻だと嘘をついたことを話していたけど、現実だったら相当恥ずかしいと思うんだけど。
恥ずかしいといえば記憶喪失のフリもかなり恥ずかしいよね。
知っている人を目の前にして「誰…ですか?」なんて、丈は咄嗟によく笑わず演じきりました。👏

藤堂さんの切り替えの早さも笑った。
結婚を前提にお付き合いしたいって言ったばっかりなのに、フラれたらあっさり「アタックアタック!」ってwww
藤堂さんはイケメンでワイナリーの御曹司だからすぐ良い人がみつかるよ。

そしてやっぱり賢治のボクシング。
なぜボクシングで対決しようと思った?
見る限り素人だよね。
風太も困ってたよ。
恋の勝負で負けたのはわかっていたから、あえて負ける試合で勝負したということなんでしょうかね。
勝っちゃってもみんな困るしね。

賢治は改心したみたいだけど、現実にいる賢治みたいなタイプは改心なんかしないよ。
だからこの展開はドラマだなぁって感じ。
離婚には応じるかもしれないけど、絶対自分が間違ってるなんて認めないから。
葉子が言っていた「間違ってるとか正しいとかの問題じゃない。求めるものが違っていただけ」っていうのもわからないと思う。
なのであんな円満な去り方はありえないでしょう。

で、葉子も出て行っちゃったけど、あの立派な二世帯住宅はどうなるのかな。
葉子の収入だけでローンは払っていけるのだろうか。
両親はもうリタイアしてるよね?
鐘子は派遣だし。
絶対賢治もローン組んでるよね。
すごく気になる。

葉子は「けじめをつける」と言いつつ、結局風太のところに転がり込んだようであった。
謎。

灯里と一之瀬が安易にくっつかなかったのは良かったかな。

ハッピーエンドだけど、丈の目は心配だよね。
かなり見えにくそうだった。
丈の目の状態も詳しく知らないのに、盛り上がって軽々しく自分が支えるとか言っちゃって、大丈夫なのかしらね。
カメラマンどころか、普通の仕事だってできなくなるかもしれないに、派遣の鐘子にどうにかできるのか。
ドラマはハッピーエンドだけど、そこからの現実はかなりキツイものがありそうだ。

まさ子にも結局良い人は現れなかったみたい。
あんなに美人なら絶対引く手あまたなのに!
性格も明るくて良さそうだし。

それにしても、繰り返しの多いドラマだった。
鐘子が嘘をついた理由、丈の病気発覚から帰国の理由、丈が嘘をついた理由。
ドラマの中で何回語られた?
二人が嘘をつくから、それに気づいた人、話を聞いた人、あるいは本人が話しまくるから、視聴者は何回も何回も聞くはめになる。
一度か二度聞けば、もうわかったよ~って感じだよね。
伝聞などはカメラが回っていないところでお願いします。

でも、最後は都合よくきれいにまとめられた感じだったけど、全体的に楽しく見られました~。

 

 

 

 

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