1話を見た時には、「また職務の範囲を超えたことばっかする職業ドラマだ」と思いました。
『アンサング・シンデレラ』や『ラジエーションハウス』みたいな。
このドラマも、裁判官ってそんなことまでする??ってことしてると思うんだけど、2話を見たら「それでもいいか」って。
『アンサング・シンデレラ』では、さとみの活躍よりも「こんな説教臭い薬剤師にそこまで踏み込まれたくない」って気持ちの方が勝っちゃってたし、『ラジエーションハウス』は「医師免許持ってるのになんで技師なの??」って最後まで理解できなかったのです。(個人の意見です)
でも『イチケイのカラス』は、「こんな裁判官がいてほしい!」って思う。
権力や常識にとらわれない、真実を求めてできることは何でもする裁判官。
まぁ実際いないんだろうけど。
ドラマの中だけでも、こんな裁判官いたらいいなって思いませんか。
事務総長(の息子)からの圧力にも動じず、最後はマスコミを通してさりげなく釘をさすとことか、スマートぉ~!
竹野内豊だからなおさらかっこいいよね。
完全に坂間さん(黒木華)になって見てますw イチケイの立て直しを命じられている坂間さんの裁判官としての葛藤もわかるしね。おまけに真剣佑から思いを寄せられるというボーナス付き。
一話完結の事件の内容も、よくできてて面白い。
1話は、被告人の男の子が最後に「本当は自分から殴った」って告白するところが良かった。
きちんと真実を明かしてくれたら、嘘をつく必要なんてないって感じで。
2話の前田敦子の人気料理研究家役も良かった。台詞があまりなかったからかなw
逮捕された時にニヤっと笑ってるところ、何も知らないで見たら不気味…だけど、事情を知って見たら本当に憔悴している中でも子供が好きなメロディーが聴こえてきて無意識にほころんだ顔に見えた。
表情の演技は上手なのかもしれない。
泣き止まない子供にイライラもするけど、それでも子供が愛しくてたまらない母親の気持ちが痛いほどわかるからか、無罪判決が言い渡された時、そして子供に再会して「覚えてないか…」からの「ママ―!」で、私泣いた!!
あの瞬間は完全にあっちゃんとシンクロしてた。
そしてあの姑は二度と許さないと思ったw
今は無罪になってほっとしてるのと、子供に会えた喜びでいっぱいかもしれないけど、だんだん色んな人にはらわたが煮えくり返る思いがこみ上げてくると思う。考えただけで苦しい…。
子供が元気なのが救いだけど、失われた数ヶ月?は戻らないわけで。
3話も楽しみです。
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