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弁護士だったみちお(竹野内豊)が裁判官になったきっかけの事件が絡んできました。
今回の被告人は前科6犯の窃盗犯・岸田(バカリズム)。
可笑しかったよね。バカリズムそのままのキャラみたいで。この人がしゃべるのずっと聞いててみたいし、『大豆田とわ子と三人の元夫』のしんしん(岡田将生)と口喧嘩させてみたいw
逃走時、岸田が自転車をよろよろと運転する映像から、バッグの重さを検証しようとするシーンで思い出しました。
私が昔弁護士事務所で働いていた時、とある事件で検証映像を作成したことを。
ドラマで「岸田と背格好が似ているから」と、主任の川添さん(中村梅雀)が抜擢されて走らされてましたが、私も「関係者と背格好が似ているから」という理由で抜擢され、裁判で提出される映像に出演したのでした…。
依頼者のためとはいえ、事件も事件だったので嫌でしたが、仕事なので淡々とやりました。なのであのシーンは川添さんの気持ちがとてもわかりましたw
実は岸田が盗んだのは2億円という大金で、しかもそれは表に出せない金だったんですね。
窃盗の被害者が一転して犯罪者へ。
しかもその男・志摩(羽場裕一)は、みちおが弁護士時代に最後に担当した事件にも関わっていそうで…。
ということで、検察上層部も含めて黒いおっさんたちがいっぱい出てきた~。
『桜の塔』みたい。
国家権力ってこんなんばっか。
「国は国民にはバカでいてほしいんだ。その方がやりたい放題できるからだ」みたいなことを『ドラゴン桜』の桜木先生が言ってましたね。
国を仕切るのがみちおみたいな人間ばっかりだったらダメなんですか?クリーンすぎるのもダメ?清濁併せ吞まないとダメ?
ここでこんな狂歌を思い出しました。
白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋ひしき
昔からだね!!
本編とは関係ない感想になってしまいましたが、岸田にまだ良心があって良かったです。
盗みのポリシーもLの一族(『ルパンの娘』)みたいで良かった(?)。「金が余っているところからしか盗らない」「人は傷つけない」
だけど、直接傷つけなくても、自分の行動が間接的に人を傷つけることにもなる。
亡くなった記者とその奥さんがとにかく気の毒でした。
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