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ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー 4話【ネタバレあり】あらすじと感想

ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー 4話【ネタバレあり】あらすじと感想

 

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フリーライターの咲良(夏帆)が今回の事件について書き記しているようですので、それにならってこれまでの経緯おさらいしてみます。

 

これまでのおさらい

全ての始まりは9月9日に起きた東堂銀行10億円強奪事件。

未成年の強盗団が東堂銀行から10億円を奪って逃走。

監視カメラをハッキングして警察の追跡を逃れたことから、警察関係者の関与が疑われた。

しかし、防犯カメラの映像から強盗団が仲間割れで全員死亡したことが明らかになった。

事件は被疑者死亡で送検されたが、10億円はいまだみつかっておらず、謎は深まるばかり。

事件の経緯に疑問を抱いた碓氷薫(広末涼子)は単独で捜査を開始。

捜査一課長の南武(北村一輝)によれば、薫は10億円強奪事件の黒幕である警察関係者を割り出し、さらに10億円を探し出して、犯人も知らない場所に移した。

しかし今度は薫が帰らぬ人となった。

10月13日 薫の遺体を発見したのは、隣で目覚めた清春(賀来賢人)。

手には拳銃、衣服には血液が付着しており、犯行は誰が見ても明らかだったが、清春は当時の記憶を失っていた。

証拠を隠蔽して容疑を否認する清春だったが、同僚は普段の素行から清春に疑いの目を向けた。←特に宮城(細田善彦)

南武は薫を殺した犯人が10億円強奪事件の黒幕であると推測。

南武の推理を裏付けるように、清春の身辺から10億円強奪事件に関わる証拠が出てきた。←拳銃と犯行計画書

しかしそれは本城理事官(篠井英介)の仕掛けた罠であり、本城もまた黒幕に利用された一人だった。

警察上層部の意向で本城に全ての罪をかぶせて事件の幕を引くことになった。←本城は清春に撃たれて死亡

納得のいかない南武は、事件の真相を暴くために有志を募って特別捜査班を結成した。←旧碓氷班のメンバーと宮城たち

その結果、様々な事実が判明。

  1. 強盗団の一人に、カウンセラーの深水星良(入山法子)←咲良の姉を殺害した少年Aが経歴を詐称して名を連ねていたこと
  2. 防犯カメラの映像が放来撮影所によるフェイク映像だったこと
  3. 東堂銀行にあった10億円が警察の極秘プロジェクトの資金だったこと

同時に多くの疑問を残した。

  1. なぜ少年Aは顔や名前を変えて別人になったのに、強盗団に入って再び犯罪に手を染めたのか
  2. 防犯カメラの映像がフェイクだとするなら、誰がどのようにして強盗団を射殺したのか
  3. 3年前に殺害された星良が関わっていた警察の極秘プロジェクトとは何なのか

清春は、事件の鍵を握る才門(井浦新)を追い詰める。

才門は清春や本城に罪をなすりつけようとした事実を認める一方で、自身も黒幕を追っていることを打ち明けた。

「本ボシは南武だ」

と言い残し、才門は消息を絶った。

あれから一週間、重要な手掛かりが立て続けに発見された。

清春が山小屋で見つけたマークが強盗団のアジトでも見つかった。←「N」を二つ重ねたようなマーク

そして、これまでパスワードによって開けなかった薫の携帯が閲覧できるようになった…。←NOW!

 

ちなみに薫の携帯は清春が勝手に持ち出したので、警察も清春が持っていることは知らないんですよね。

早速薫の携帯を開いてみます。

薫が殺される前日の10月10日午後8時、南武から留守電が入っていました。

「明日の夕方どこかで会えないか。10億円強奪事件のことで話がある。」

そして10月11日、薫は才門に

「これから十億円強奪事件の真犯人に会います。」

とメールを送っていました。

単純に考えると南武が黒幕に思えますね。

新たな日付が判明したので時系列にしてみます。

時系列

2016年   星良が宝生順平に殺される

 

2019年7月 薫が碓氷班の班長になる

2019年9月9日 10億円強奪事件発生

        才門がフェイク動画を作らせ、強盗団を殺害?

2019年9月12日 強盗団4人の死亡を確認

2019年10月10日 薫が南武に「殺されるかも」と言う

         午後8時頃 南武が薫の携帯に「明日の夕方会えないか」と留守電を残す

   10月11日 薫が才門に「10億円強奪事件の真犯人に会います」とメール

         午後6時頃 薫死亡

   10月13日 清春が薫の横で目覚める

 

南武が黒幕だとすると、碓氷薫殺害事件と10億円強奪事件との接点が見えてくるわけですが、これまで推測の域を出なかった二つの事件が、ここへきて急に結びついたことに違和感を覚える咲良。

それはまるで誰かが書いたシナリオのように…。

 

その南武はというと、黒幕は才門を中心とした公安部の可能性が高いと言っていますが、薫の携帯に残っていた履歴からは南武が怪しいですね。
名越(工藤阿須加)もそう言っています。

でも薫が殺された日、南武には江國(杉本哲太)と海外に行っていたというアリバイがあるんですよね。

アメリカの警察を視察するという目的で、1泊3日の弾丸ツアーだったそうです。

 

南武はどうしても公安部の仕業にしたい模様。

前回、才門が持っていたシャツを南武がもう一度鑑定すると言ったのを覚えていますか?

鑑定の結果、才門の指紋とDNA、そして強盗団の血痕がついていたやつです。

強盗団を殺害したのは才門だという証拠かと思われましたが、清春はこれが南武の捏造だと思っているようです。

そしてそれは当たっていました。
南武は鑑識と協力して捏造したとか。

公安部の仕業にするため、とにかく早く才門を見つけたがっている南武です。

 

南武と才門がお互いに罪をなすりつけあっているように見えますが、捜査一課と公安部という警察内部の対立が背後にあるようです。

 

公安部の仁平課長(相島一之)は、公安部がフェイク映像を作ったのは、例の組織に頼まれたからだと言っています。

仁平はこれが南武の差し金だと思ったらしい。

捜査一課と公安部は犬猿の仲。
公安部は身内のスパイ捜し。
南武は例の組織を利用して公安部を潰そうと画策したのでは?

 

ちなみに喫茶「ボナーロ」のマスター・深水(笹野高史)は南武の元上司です。

深水が言うには、南武は相手の弱みを握ってそれを利用するのが実に巧みだったとか。悪いw

でも克喜には優しい。

そういえば才門は、克喜は南武の子かもしれないと言っていましたよね。

その真偽はともかく、薫の父は元警察庁長官だったらしいので、南武にすれば薫ともども可愛がる価値はあるので不自然ではないようです。

ところで、亡くなった本城理事官の娘・芹奈(佐久間由衣)が「ボナーロ」で働くことになりました。

何かある度にいちいち呼び出すのも大変なので、「事件が終わるまで」と、深水が誘ったとか。

鼻が利く名越。←そういうキャラなんだね。前も警察の匂いを感知してましたよね。

何か匂って「ボナーロ」のドアを開けると、克喜がいました。

深水たちの話を聞いていた克喜は、南武は絶対に犯人なんかじゃないと言って走り去ってしまいました。

 

才門から呼び出された清春。

才門は薫が殺された時の南武のアリバイを怪しんでいるようです。

海外への渡航履歴だってお得意のウルトラCでどうにでもなると言います。
証拠を捏造するくらいだもんね。

清春に、南武のこれまでの動きで違和感のあったものを徹底的に洗ってみろと。

「Let's think!」

公安部は南武を黒幕に仕立て上げて一発逆転を狙っているらしい。

ほんと警察内部で何やってんの…。

 

南武の違和感のある動きといえば、フェイク映像を作った会社の社長が南武と知り合いでしたよね。

あれも偶然にしてはできすぎていました。

もしかして喜志(栄信)と南武は繋がっているのでは?

清春の予感は的中。
喜志は南武の指示で清春が放来撮影所に行くようにけしかけたようです。

喜志が警察に捕まって半年もしないで出てこられたのは、南武が裏で手を回したからだとか。

喜志と清春が繋がっているのも知っていて、利用価値があると思ったのでしょう。

さらに喜志は、別人を南武に仕立てた偽造パスポートを作ったことを白状しました。

南武は日本にいたということです。アリバイが崩れました。

「面白くなってきたじゃねえかよ。」

 

「ボナーロ」に戻ると、名越も新たな情報を入手していました。

江國は南武の手下だということが判明したのです。

以前、江國の妻が病気だと言っていましたよね。
治療費が莫大で大変だとか。

その妻は今、都内でも有数の病院にタダで入院しているそうです。

その手引きをしたのが南武。
大学病院の不正をもみ消した南武が融通を利かせたと言っています。

 

大学病院の個室に入院している江國の妻・園子。

お見舞いに来ていた江國に謎の電話がかかってきます。
またしてもボイスチェンジャー。
刑事ドラマではおなじみだけど、実際に使っている人は見たことありません。笑ってしゃべれなくなりそう。

「江國刑事ですね。奥さん快適そうですね。

南武課長が大学病院の不正をもみ消してくれたおかげですか?

でも臓器移植のドナー待ちなんですよね?

いつになったら手術できるのやら。

奥さんのドナーをすぐに紹介できると言ったら、我々組織の頼みを聞いてもらえますか?」

 

ところで南武は清春たちが自分を疑っていることに気づいていたようです。

でも、喜志に偽造パスポートを作らせたことも、薫を殺したのかどうかについてもはっきり言いません。

克喜の父親が誰かについても。

それはともかくとして、南武にも息子がいるようです。
大きくなる前に別れた、と言っていましたが。

清春は克喜が暴れ出したことを話します。

本人曰く、感情が高ぶるとわけわかんなくなる、と。

それを聞いて、

克喜がキーパーソンかもしれない

と言う南武。

 

克喜は「南武さんは犯人なんかじゃない!」と言って走り去っていましたが、その後、清春を探しに「ボナーロ」に戻ってきた様子。

咲良が清春の部屋に連れてきて寝かせたようですが、咲良は勝手に清春の部屋に入れるんですね。
合鍵持ってるってこと?

克喜が南武の子供かもしれないと咲良に言う清春。

父親が母親を殺したなんてヘビーすぎると。

咲良は一般人なので、警察という同じ組織の中でゴタゴタしていることが理解できない様子。私もです。同感です。

「警察って正義のためにあるのに、お互いに疑心暗鬼になって、誰が信じられるとか疑わしいとか、どこの組織が正しいとか間違ってるとかおかしい。
そんな世界で何を頼りに真実を探せばいいのかな…」

克喜は寝ているかと思われていましたが、実は起きていました。
清春が帰ってきて目が覚めちゃったのかもね。
とにかく、密かに清春と咲良の会話を聞いていました。

 

南武は夜の遊園地にやってきました。
以前克喜を連れてきたことのある遊園地のようですね。

その時の回想シーンには薫もいます。
遊園地の責任者がヤバイ連中と揉めて助けてやったお礼に、開園まで貸切りだそうです。

克喜の成長を喜んでいる南武ですが、薫が言うには先月まで手が付けられない状態だったとか。

それがこの短期間で急に変わったらしい。

南武は克喜の父親が誰なのか薫に聞いていましたが、教えてもらえませんでした。

 

清春は江國に南武との海外出張の件を問い詰めます。

清春は捜査二課の人間が南武の偽造パスポートを使って江國と一緒に出国したことを突き止めていました。

江國はボイスチェンジャーの人物から、

南武の弱みを教えれば妻のドナーを優先的に紹介してやる

と言われたようです。

ドナーの優先は違法なんだとか。

江國は妻とささやかながら幸せな生活をしたいだけ。
ドナーの順番が来なかったらもう長くないという現実を受け入れられずにいたのでした。

 

南武は自分のデスクの裏に盗聴器がついているのを発見。

そこに克喜から電話がきて、薫が亡くなった日に南武が写っている写真を持っていると言われます。
薫が殺された日、南武は海外出張に行っていることになっていますから、これが表に出たらまずいですね。

南武は江國に電話。

克喜がアリバイを崩す証拠を持っていることを話して、こう付け加えます。

「そこには例の組織に関する情報も載ってる。←これは嘘
15時ににじまち遊園地だ。」

 

これももちろん盗聴されていました。

 

一方、喜志と清春は闇医者を訪れていました。

何やら相談したいことがあるようです。

克喜から南武に会うことを聞いた清春は、にじまち遊園地へ。

 

薫が亡くなった日、克喜は南武と一緒にいました。

警察病院から届いた自分の診察結果に再検査と書かれていたのですが、薫が忙しそうだったので南武に相談したら一緒に病院に行ってくれたのだとか。

二人で待合室にいたら、患者の男の子がポラロイドカメラで南武と克喜の写真を撮ってくれたそうです。
その写真には南武が読んでいた日付入りの新聞も写っていました。

偶然が重なりすぎだろ!と思わずにはいられませんが。

 

南武の目的は才門を呼び出して真実を吐かせるためでした。

見晴らしの良い遊園地を選んだのは、何かあったら江國にライフルで狙わせるため。
ちなみに遊園地は休園日です。誰もいません。

でも相手の方が一枚上手でした。

江國は南武を裏切ったようです。

江國のライフルが清春の肩をかすめました。

植込みの裏に逃げ込む清春たち。
逃げる途中に南武も足を撃たれました。

才門か公安か別の組織か分からないけど、とにかく江國は妻の臓器提供をエサに買収されたのです。

無線で江國に呼びかける南武。

「一発で仕留めなかったってことはまだ迷ってるんだろ?」

江國が仕留めそこなったので、ボイスチェンジャーの人物は自分でやることに決めた模様。

清春は喜志を使って江國の妻を誘拐していました。

今、清春たちにつけば、闇医者に妻の臓器移植手術をさせると江國に言います。
ドナー待ちなんて必要ない。
闇医者に頼みに行ったのはこのことだったのですね。

でも、他にドナーを待っている患者のことなんてどうでもいい、自分の妻が助かればいいなんて、恥も外聞もねえなと江國を煽ります。

江國も言っていましたが、色んな人間を見てきた清春たち刑事にとって、善悪なんてないに等しい。

「でもだからこそ、削りに削られそれでも残ったわずかな正義に問いかけるんじゃねえのかよ!
今度はあんたが誇れる決断を下せ!」

妻からの伝言も江國に伝えます。

「私は隣であなたが笑ってくれさえすればそれでいい。」

やっぱり熱い説教男・清春。

 

ガスマスクをつけたボイスチェンジャーの男が清春たちの目の前に現れました。

「あ~~~~~!」

突然叫び出した克喜にライフルを向ける男。

南武と清春が克喜を守ろうとしたその時、江國が発砲。

清春が逃げる男を追いかけて、肉弾戦へ持ち込みます。

 

江國は清春の言葉で改心したようで、南武の手当てをしながら謝っていました。

妻を近所の病院に移し、改めてドナーの順番を待つことにしたと言っています。

それが今自分が誇れる唯一の決断だと。

 

倒れたガスマスクの男に銃を突きつける清春。

ガスマスクの男は清春の目の前にスマホの画面を差し出しました。

そこにはあのマークが。Nをふたつ組み合わせたような。

え、マークを見て気を失った清春。

脳裏に甦る記憶。
薫がコーヒーを淹れて、清春と二人で何か話をしています。

清春が倒れると、ガスマスクの男は起き上がり、清春に棒を振り下ろし…

 

江國が取り引きしかけた連中も「ある組織」を名乗っていたそうです。

その時、ライフルが南武の胸を狙っていることに気づいた江國がかばい、被弾。

ガスマスクの男は去って行きました。

 

清春が目覚めたのは才門が運転する車の中。

ガスマスクの男から助けたと言っています。

ガスマスクの男は才門が追っている組織のメンバーなんだとか。

星良が関わっていた極秘プロジェクトを立ち上げた警察の地下組織、そして江國が病院に運ばれる途中で口にした組織の名前は、

ニッポンノワール…

 

清春が思い出した記憶の断片。
あの時、薫は

「克喜は清春の子供」

だと言ったのだった。

 

ニッポンノワールって闇の組織の名前だったんだねー。NNだね。

「ノワール」ってフランス語で「黒」「暗黒」だって。

中二病やん。

でも警察の組織なんだよね?
星良も警察の組織だって言ってたもんね。
どうして一般人である星良が警察の闇組織に関わっていたのかという疑問ですが、星良がカウンセラーだったということに注目してみます。

すると気になってくるのが、克喜の癇癪です。
南武も「克喜がキーパーソン」と言っていました。

星良はカウンセラーとして犯罪を犯した少年の更生に関わる仕事をしていたようでしたよね。

そして薫が、克喜に手を焼いていたのに短期間で驚くほど変わったというようなことを言っていました。

ニッポンノワールはその辺に関わる実験とか何かやっているのでは?

星良を殺した宝生という少年の経歴を警察が作り替えたというのも気になります。
これも何かの実験の一環と考えると、わかるようなわからないような。

10億もの資金が必要になるような大掛かりな実験なんでしょうかねー。

 

あとは、宮城が子供の頃に親を事故で亡くしたというエピソード。
カードゲーム中に何気なく言っていましたが、わざわざこんなエピソードを語る理由がありそうな気がします。

明海(立花恵理)と才門の関係はまだ不明です。
「要」が電話に出ないとやきもきしている明海の様子が少し映っただけでした。

 

 

4話の衣装はこちら↓

matchadress.com

 

 

 

 

 

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