スカーレット第10週「好きという気持ち」
ネタバレありのあらすじと感想です。
- 第10週「好きという気持ち」 あらすじ
- 第55話(12/2)あらすじと感想
- 第56話(12/3)あらすじと感想
- 第57話(12/4)あらすじと感想
- 第58話(12/5)あらすじと感想
- 第59話(11/6)あらすじと感想
- 第60回(12/7)あらすじと感想
第10週「好きという気持ち」 あらすじ
一人前の火鉢の絵付け師となった喜美子(戸田恵梨香)は、初めての試作品を八郎(松下洸平)に見せようと、商品開発室を訪れる。
その際に、八郎がろくろで、陶芸をしていることに驚く。
八郎は社長の許しを得て、勤務の前後の時間に、陶芸をすることを許されているのだ。
目の当たりにした陶芸に心をひかれる喜美子。
そして八郎の陶芸への思いを聞くことに。しかし、話題は信作(林遣都)が企画している「お見合い大作戦」に移る。
信作から喜美子も誘われるが、あっさりと断る。一方、東京の直子(桜庭ななみ)から電報が来て、心配する常治(北村一輝)とマツ(富田靖子)は大騒ぎに。
草間(佐藤隆太)に様子を見にいってもらうことになる。翌朝喜美子は、今後商品開発室に通い、陶芸を学びたいと申し出る。
女性と二人きりは、とためらう八郎。
喜美子が押し切って教えてもらうことが決まる。東京から草間が直子を連れてやってくる。
成長した喜美子に草間は、恋愛について印象深い言葉をかけていく。陶芸を学びつつ八郎を意識してしまう喜美子。
ある日、喜美子が大切にしている信楽焼のカケラを見るため、自宅に八郎がやってくる。お見合い大作戦に参加するという八郎に喜美子は…
公式サイトより
第55話(12/2)あらすじと感想
八郎はろくろを回してうどん鉢を作っていました。
陶芸家になりたいんだって。
社長の許しを得て、仕事の前後、朝夕の2時間、作品を作っているそうです。
丸熊陶業に来て、やっと自分の作品作りができるようになったんだとか。
祖父が深野先生の絵を大事に大事に持っていたように、いつかは誰かの大事な宝物になるような作品を作りたいというのが、八郎の夢その1。
焼き上がった喜美子の火鉢を見て、
嬉しいですねぇ、いとおしいですねえ。
と目を細めています。
八郎の作業を見せてもらうことにした喜美子。
その昔、慶乃川さんが陶芸家はお金にならんと言っていたことなどを思い出しながら、楽しく見学。慶乃川さん元気かしら。
何気ない会話で二人の距離が縮まっていく様子が手に取るように伝わってきて、非常に微笑ましいです。
最初は絵描きになりたいと思っていた八郎でしたが、絵の才能はあんまりなかったみたい。
陶芸との出会いは運命的でも劇的でもない。
気づいたら好きになってた、陶芸のこと。
これは。八郎と喜美子みたいじゃないですか…///
さて、川原家には、信作がお見合い大作戦の話を持ってきていました。
東京で流行っているという集団見合いを、信楽でも開催するようです。
第56話(12/3)あらすじと感想
うどん鉢が出来上がっていく様に夢中の喜美子。
途中で発生する削りカスがもったいないなぁと思って見ていた喜美子でしたが、それを集めてまた再利用すると聞いて一安心。
八郎が削りカスから作った妖精、もといこびとを使って、焼き物の大まかな流れを教えてくれました。
そんな中、まさかのお見合い大作戦というワードが八郎の口から。
八郎と信作はいつの間にか「ハチ」「信作」と呼び合う仲になり、よく食事にも行っているようです。
お見合い大作戦は興味ないし行かないと言っていた喜美子ですが、帰りに大野雑貨店に寄り、二人でご飯に行く時は誘えと信作に詰め寄ります。
楽しそうなことが秘密裏に行われていたことに我慢できなかった様子w
でも信作は大人の女性・喜美子を食事に誘うなんて常治が許さないと言います。
ここで豆知識
大野雑貨店には袋麺が置いてない。
まんぷくラーメン入荷しようね!
喜美子が家に帰ると常治、マツ、百合子がご飯も食べずにお通夜みたいな雰囲気でちゃぶ台を囲んでいました。
お見合い大作戦のチラシが置いてあるし、てっきりそのことだと思って、お見合い大作戦に参加すると言ってしまう喜美子。
常治にとっては願ったり叶ったりでしたが、お通夜の原因はそれではなく、東京に行っている直子でした。
直子から来たという電報を尻の下から出してくる常治。
尻で温めたら文面変わらんかと思ってwww
直子からの電報には
「モウイヤ」「モウダメ」「モウアカン」
悲痛な叫びが綴られていたのでした…。
また草間さんが出てくる~!
直子が途中で音を上げるのは想定内ですよね。
大阪でも京都でもなく、東京に出て行ったのはすごいと思ったけど。
第57話(12/4)あらすじと感想
今日の喜美子はぶっとんでる~!
八郎から陶芸を学ばせてもらおうと思って、毎日朝夕2時間、作業を見せてほしいとお願いしたのですが、男女が毎日朝夕2時間一緒に過ごしていることを周りに知られたら何て言われるか…と断られてしまいます。
信作とは「ハチ」「信作」と呼ぶ仲になったのに、自分だけはいつまでも川原さんと呼ばれることに納得がいかない喜美子。
でも八郎は付き合ってもいない人のことを名前で呼べないと言います。
呼びたくても呼べない…←これはもう告白ですよね
そしたら喜美子は
ほなつきあったらええやん。呼んで?喜美子、呼んで。
つきあってください。
喜美子~。
この喜美子を形容する言葉が「おぼこい」しか思いつきません。
男も女もないと言いながら「つきあってください」って。
一方の八郎は、
僕にとって川原さんは女や。今までもこれからも、ずっと。
これももう告白。
お見合い大作戦に参加してる場合じゃないよ~
二人の恋はこんな感じで、喜美子のおぼこさによって前途多難そうですね。
そもそも、喜美子が陶芸を学びたいと思ったのは、もっと自分の世界を広げたいと思ったから。
それは時代の変化を受けてということもあるんですね。
火鉢の生産量も減り、信楽の駅前にオープンした大型店の影響で、信作の実家・大野雑貨店から客足が遠のいた。
前回、お客さんが欲しかった袋麺が置いてなくて、駅前の店に行くと言ってましたよね。
大野雑貨店はカフェに生まれ変わるようです。
時代は刻一刻と変化しているのです。
そして直子ですが、東京に住んでいる草間さんに様子を見に行ってもらえることになりました。
お金を送ってほしくてわざとこんな電報を送ってきているだけだから甘やかすなと言う常治と、何かあったに違いないと心配して東京に行くと言い出すマツでしたが、草間さんのおかげでなんとか落ち着きました。
ちなみにお金ですが、今まで常治は送るなと言っていたようですが、喜美子は1回、マツは6回も自分のお金を送っていたようです。
画面に登場しなくても存在感のある直子でしたねw
第58話(12/5)あらすじと感想
喜美子の突然の告白に度肝を抜かれた八郎(と視聴者)。
その1 誰かの大事な宝物になるような作品を作ること
その2 そういう作品を作れるようになったら、陶芸展に出展して賞をとること←NEW
その3 好きな人と結婚すること←NEW
八郎は8人兄弟の末っ子で、兄姉たちの色んな生き方を見てきたうえで、早く結婚したいと思っているんだとか。
喜美子「つきあったその先に結婚がある?もれなく結婚がついてくるん?」
八郎「好きな人ができたから結婚したいいう話です。」
ん?
結婚は考えられないと言う喜美子。
八郎「ほな川原さん、十代田さんで。」
喜美子「う~ん…。そやな。」
喜美子~!八郎は喜美子のことが好きだって結構はっきり言ってるよ?
でも、好き=つきあう=結婚 の図式が出来上がった喜美子の中では、まだ結婚は考えられないからって好きな気持ちまでどっか行っちゃったのかしら。
もどかしい二人。
でも八郎が喜美子の気持ちを尊重しているところは好感度↑↑
喜美子の心が追い付くまで待ってあげるわけですね。
毎日朝夕2時間、一緒に過ごすことを了承したのも、喜美子の気持ちがわかっているからですよね。紳士!紳士だよ八郎。
何か言われたら自分がフォローするというもの◎
そんな中、大野雑貨店は閉店大安売り。
常治が忠信(マギー)を連れてあかまつに行こうとしたら、草間さんと直子が!
草間さ~ん!
草間さんが会いに行ったら、直子は信楽に帰りたいと泣き出してしまったそう。
社長にお願いしてお休みをもらって帰ってきたのでした。
帰ってきて速攻寝て、起きてきたと思ったら何か食べるもの早く~と直子節を炸裂させていたけど、ふとした表情が暗くて気になる喜美子なのでした。
草間さんに会いにかつての門下生たち(信作・照子・次郎)があかまつに来てましたね。
第59話(11/6)あらすじと感想
直子は働くのが辛すぎて、もうこのまま辞めちゃうのかな~なんて思っていましたが、信楽に帰ってきた理由は
男と女の痴情のもつれ
でした。
子供にはわからない話だと隣の部屋に追いやられた喜美子と百合子でしたが、もちろん聞き耳を立ててしっかり聞きます。
新人指導係の牛田が親切で、一緒に映画に行って見つめ合ったりして直子は牛田のことが好きになってしまったけど、牛田には彼女がいるらしく、牛田は直子のことを妹みたいにしか思っていないんだとか。
妹みたいと聞いて、喜美子はきっと圭介さんのことを思い出していたよね。
話を聞く限り軽そうな牛田と真面目な圭介は男性としては雲泥の差だという感じもしますが。
このことは草間さんにも言えなかったみたいです。
誰かにませたガキだとバカにされ、腹を立てて電報を3通も送ってきたのかと思ったマツ。
人を好きになるという気持ちをマツに大事にしてもらえて、気が済んだ直子はあっさり東京に戻ることに。
草間さんは貿易の仕事で台湾に行くそうです。
まだ独身なのかな。
その前にぜひ喜美子の絵付け火鉢を見てやってほしいと頭を下げる常治。
早速草間さんは丸熊陶業にやってきました。
まじまじと火鉢を見つめる草間さん。
きっと草間さんはフカ先生の絵付け火鉢みたいなのを想像していたんだろうね。
喜美子は世界を広げたくて陶芸にも興味を持っていることを話します。
草間さんは、心から好きな人ができると世界が広がることを喜美子に教えてくれました。
その後、陶芸に勤しむ八郎を見つめる喜美子。
心から好きな人?
世界が広がる?
じーっと見つめられるのはかなわんと、八郎に教わりながら喜美子もろくろを回してみることに。
手取り足取り、嫌いな人にやられたら訴えるやつ。
八郎の清潔感が素晴らしかったです。
第60回(12/7)あらすじと感想
素晴らしい回だった~~。
喜美子が可愛すぎて。
まずはその前の二人の様子から。
陶芸は練習あるのみ。
二人で黙々と作業しています。
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陶芸の指導を受けているお二人。
お守りの焼き物の欠片のことを八郎に話したら、室町時代のものだと聞いてものすごい食いついてきましたw
欠片を見せるため、八郎が喜美子の家にやってきました。
常治と百合子は大野雑貨店の閉店セール最終日に駆けていったため不在。
八郎が8人兄弟もしくはそれ以上って、名前を聞いたら誰でもわかると思うけど、マツに8人兄弟だと当てられてびっくりしている八郎w
やっぱりマツと常治はほぼ駆け落ちだったみたい。
大事な欠片だから触る前に手を洗う八郎。←こういうところが好感度◎
喜美子は欠片のことをマツにも言ってなかったみたいですね。
欠片を見た八郎ですが、普段色んな釉薬を使って焼き色を見ている八郎でも見たことがない良い色。
しかも釉薬なんてなしで、当時の土と空気と水と…焼き加減でこんなきれいな、二度と出ない自然の色が出たのだろうと予測します。
ところで今日は夕方からお見合い大作戦の日でした。
信作に頼まれて仕方なく出ると思っていた八郎でしたが、今はええ人に出会えたらいいなと思っているとか。
それを聞いて複雑な気持ちになる喜美子。
戸田恵梨香すごいな。表情だけで気持ちが手に取るようにわかる。
マツはそれでも動かない喜美子を見て、八郎は感じの良い人だからすぐに良い人が見つかるだろうなぁとおっとり焚きつけます。
八郎を追いかける喜美子。
あんな…一回しか言わへん。
お見合い大作戦行かんといてください。
好きや!
好きやねん。うち、あんたのこと…
どう考えても、よう考えても好きやった!
ほやけどうち、草間さんいう人がいてな?
喜美子の悪いクセ。大事なところで誤解を招く言い方w
だけど言いたかったことは、草間さんの捜していた奥さんが別の人と暮らしていたこと。
結婚しててもこういうことがある、手をつなぐことより難しいことがある…
喜美子の手を取り、「離さへん」と言う八郎。
僕はずっと離さへん。
離しません。
抱き寄せてもええですか?
そしたらやっぱり~。
大野雑貨店から帰ってきた常治と百合子、そして信作に見られてしまいました。
は~喜美子が可愛すぎた。
でもお父ちゃん、やっぱり激怒しちゃうんでしょうか~。