スカーレット第18週「炎を信じて」
ネタバレありのあらすじと感想です。
第18週「炎を信じて」 あらすじ
大阪から戻ってきた喜美子(戸田恵梨香)は、穴窯のまき代をまかなうために借金をする。八郎(松下洸平)とは別居が続いている。
一方百合子(福田麻由子)と信作(林遣都)は、ようやく結婚写真を撮影する。
喜美子の穴窯の失敗は6回にも及ぶが、諦めることはできない。
マツ(富田靖子)の手紙を受けて、草間(佐藤隆太)が信楽に。
草間に話をしたことで喜美子の決意は一層強くなる。
今度こそと、それまでにない長期間窯をたくという喜美子に、八郎は心配して猛反対する。
が、喜美子は押し切って7回目の窯たきを始める。
ついに窯の上部が破れて炎が上がるが、喜美子は信念のもとにまきを投げ入れ続ける。
そしてついに理想の色の焼き物を手にする。陶芸家・川原喜美子をちや子(水野美紀)が取材に訪れる。
7年後、喜美子は陶芸の実績を上げ、個展も開いている。
息子の武志(伊藤健太郎)は高校2年生で進路に悩んでいる。
陶芸への興味はあるが、家族を顧みず突き進んだ喜美子の厳しい生き方を目の当たりにし、迷っているのだ。喜美子と八郎が5年前に離婚したのち、信作は八郎からの手紙を武志のもとに運んでいた。
武志は、八郎に再会して相談し、陶芸を学ぼうと大学受験を決める。
公式サイトより
第103話(2/3)感想
穴窯を続けるために借金することにした喜美子。
信楽太郎からもらったお金をどうしたのかは不明。
八郎との別居は継続中。
灰がうまくかぶっていないのでは、と思った喜美子は、煙突に続く穴の大きさを調節したり、土の配合を変えたりして5回目の窯焚きに挑みました。
試し焼きって言っていたけど、あ、色が少し出ている。
もう喜美子、完全に憑りつかれてるよね。
あのかけらの色を再現できたとして、それが世間的に評価されてお金になるかどうかは全くわからないのに。
ともかく、もっと灰をかぶせないとダメだということになったんだけど、そのためには薪が足りない。
金、金、金じゃあ~!!
内職してるマツさん。結婚してからずっとお金に苦労して…😢
お金が必要なのに、八郎との別居が信楽中に知れ渡ると、喜美子に仕事が入ってこなくなってしまいました。
ただの陶芸好きのおばさんには用はないらしい。
そんな折、橘さんが大口の注文を持ってきてくれました。
絵付け小皿5枚組を100組。
八郎が三津と浮気して出て行ったと噂になっていて、それを可哀想に思った親戚が注文をくれたらしい。
同情で仕事がもらえるなら誤解されても全然いいよね。って感じ。今の喜美子は。
金、金、金じゃあ~~!!
橘さんはもともと喜美子のコーヒー茶わんを気に入って注文をくれた人ですからね。
でも世間一般は川原八郎と別居してる喜美子に用はないって。世知辛い。
そして八郎には柴田さんが京都の陶磁器研究所の話を持ってきました。
いよいよ離婚へのカウントダウンが始まるのか。
別居中、八郎がどうやって生活しているのか気になってる。
作品作れてるの?
大野家では、陽子さんが入院しているらしい。
でも悪いとこ切ってもうすぐ戻ってこられるとか。大したことなさそうで良かった。
百合子が店番してるの自然すぎて、陽子さんがいないこと気づかなかったわ。
そして、草間さんの登場です~!
第104話(2/4)感想
マツから手紙をもらって来たと言う草間さん。
喜美子のピンチに、過去の仲間たち総動員。まぁ、夫婦の危機は一大事だ。
でも喜美子にとっては八郎とどうのこうのよりも、穴窯の方が頭の中占めてそう。
草間さんにも穴窯の話ばっかしてたし。
そんな喜美子に草間さんは慶乃川さんのたぬきを渡しました。
草間さんが信楽を去る時に慶乃川さんがあげた、あのたぬきの置物。
慶乃川さんが土を掘っていたことも思い出しました。
土の配合の部分でヒントになった模様。
そんな中、信作と百合子の結婚写真撮影が無事済んだようです。
写真に入るのを躊躇していた八郎でしたが、大野のおじさんと百合子のナイスアシストで、ちゃんと写真に収まっていました。
信作と八郎が親戚になってるのが地味にうけるw
さて、穴窯を2週間焚き続けることに決めた喜美子だけど、そのことを聞きつけた八郎に反対されてしまいました。
危ないことはやめてほしいと。そんな長時間焚いたら火事になるかもしれないんだってさ。
喜美子の絶妙な顔。
もう八郎のこと、“やりたいことを邪魔してくる人”としか思えなくなってるのでは。陶芸家としてはね。夫として、父親としては好きなんだと思うけど。
「喜美子は女だ。陶芸家だと思ったことない」なんて言われたら、少しは怒りの表情が出てもいいと思いません?
なんだかキョトンとも言える顔してたよね。
「何言ってるのこの人」って、「理解はできないけど受け入れる」ことで折り合いをつけてきた二人だけど、それがもう無理になっちゃったんだな。
第105話(2/5)感想
「喜美子は女や」というセリフが私に全然刺さらなかったのと同じように、喜美子にも刺さらなかったようで、八郎を無視して始まりました、
慶乃川さんのたぬきに敬意を表して挑みます。
妹夫婦二組とマツさんも交代で窯の番。
照子と敏春さんが差し入れを持ってきてくれたけど、八郎との復縁を願う照子はご立腹の様子。
そして2週間目。
薪を足したら穴窯の天井から炎が上がりました。
消そうとするマツさんを制止してもっと燃やすと言う喜美子。
ザ・狂人
冒頭のこのシーンはこんな狂気をはらんだシーンだったのですね。
穴窯が壊れたのかは謎。
でも、ついに求めていた色が出ました。
釉薬塗ってないのにこの緑ってすごいよなぁ。
自分にしか出せない自然の色が出せて喜美子は大満足。
「大きく取り上げてください」とちや子さんに手紙を書いたのでした。
そして時は経ち、昭和53(1978)年。
武志は高校2年生になり、進路に悩んでいる様子。
喜美子は陶芸家として名を上げ、生活も豊かになっているようです。
自然釉が喜美子の代名詞なんだとか。
ピンクなんとかいうアイドルが陶芸体験に来たり?、後援会もできて貢物もたくさん。
そこに八郎がいないことが悲しい。
けど、必然という感じがします。
武志の友達として出てきた永山くん。
昔は大きな会社だったとマツさんが言っていたから、今はもう永山陶業はなくなってしまったのでしょうか。
第106話(2/6)感想
前回、あっさり7年後に飛んだ喜美子の窯焚き成功でしたが、「めでたしめでたしの話」として川原家に語り継がれることとなってましたw
「めでたしめでたしの話して」と喜美子にせがんで、嬉しそうに聞いているマツさん。
喜美子の今の成功は、ちや子さんの記事のおかげと言っても過言ではなかったようですね。
ちや子さんの記事をきっかけに、雑誌や新聞に載り、作品があっという間に売れるようになり、注文も入り、借金は返し、テレビも買えたという。
常治もマツさんの夢枕に立って、喜んでいたらしいw
それはそうと、マツさんが同じ話を何回もしたり、信楽老人会のみんなで加賀温泉に行くことをすっかり忘れていたりと、少し心配です。
もうかなりの高齢だろうから仕方ないけどね。
マツさんの今までの苦労を思うと、ここまで長生きしてくれて本当に嬉しい。
信作・百合子夫婦には女の子が産まれたようで。
それも双子ちゃんかな?
桃ちゃん桜ちゃん。可愛い。
百合子に教わったミートソースを作り、武志と二人で食べる喜美子。
マツさんは老人会で温泉ね。
八郎のいない食卓が寂しい…。
ドラマの中ではついこの間まで三津も百合子もいて、にぎやかな食卓だったのに。
喜美子が気にしているのは武志の進路。
どうやら大学に行かせたいと思っているみたいだね。
マツさんの言うように、自分ができなかったことをさせてやりたいという気持ちもあるでしょう。
ちなみに生前「女に学問は必要ない」と言っていた常治でしたが、最後にマツさんと行った加賀温泉で、「女にも学問は必要だった」と言っていたようです。
高校も大学も行かせてあげたかったと。なんか泣ける。
結局妻にも娘たちにも苦労ばかりかけて死んでしまった常治の人生って何だったんだろうと思わずにはいられない。仕事も好きじゃなかったみたいだし。
全然老けない信作。
課長補佐になったらしい。
武志に何かを届けに来て(ほんとにピンクなんたらの水着写真なのか?)、喜美子に合図を送ってたけど全然わからなかったw
中身は進路に関する資料なのかと思ったけど。
当の武志だけど、陶芸にも興味があるみたい。
両親陶芸家だし、小さい頃から色々作っていたから興味があるのは当然か。
で、八郎は~?!
もう出てこないってことはないよね?武志の父親だしね。
常識人の八郎が変人だらけの川原家からはじき出された感。
喜美子は結果的に良い方に転んだだけで、八郎は何も悪くない…よね。
二人の恋が始まったあたりが懐かしくて仕方ありません。