抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

「silent」第6話の感想【奈々の気持ちになったら暴れ出しそう】

【第6話】音のない世界は悲しい世界じゃない。

今回は奈々(夏帆)に思いっきり感情移入して見てました。途中までは。

想と奈々の出会いのシーンが印象的で。

誰にも言えなかった思いを奈々に打ち明けて、やっと静かに聞いてもらえた想にも感情移入して泣いたし、それから少しずつ手話で話せるようになっていった二人の描かれていない時間にも思いを馳せたし、「奈々だけに伝わればいい」とか言われたらそれは好きになるよねって。

奈々側から見ると、紬の登場は「マジで邪魔!」の一言で、居ても立っても居られません。

でも、湊斗が言っていた、好きな人や嫌いな人のことはその人の好きなところや嫌いなところを話す、何とも思っていない人のことは関係性を話すっていうの、まぁあるようなないような。

でもそれで想の二人への気持ちが明らかになっちゃって。

想、奈々のことは大事だけど友達以上ではなかった。

奈々可哀想。

でも奈々って生まれつき耳が聞こえない苦労もあるのか、もともとなのかわからないけど普通に性格が悪いとこあるじゃないですか…。もともと想が好きになるタイプではないかなって感じもします。

今回も、想が紬のことを話した瞬間、ぶわ~っと否定的な言葉が出てくるあたり。

私はそういうキャラ嫌いじゃないけど、それまで奈々に寄っていた感情は、す~っと引きましたw

自分の気持ちを素直に出せる子だから、音のない世界は悲しい世界じゃないって前向きになれたのもあるんじゃないかなぁと思ったけど。

で、紬も紬で、奈々に想との手話の話をした時に「間違ってるって教えてもらったり」ってサラッと言っちゃうあたり、無意識に奈々の闘志に火をつけちゃう。マウントとるつもりじゃなかったのなら天然の危険人物すぎるw

奈々にとっては、確かにプレゼントを勝手に別の人に渡された感覚になっちゃうのかもなぁと思いました。

聴者にとっては電話で話しながら待ち合わせ場所に行って手を振って合流したり、ハンドバッグを持って手を繋いで話しながらデートするのって普通のことだけど、奈々にとっては願っても叶わない夢みたいなことで、それを全部持ってる紬に自分の幸せな時間を壊されると思ったら暴走したくもなります…。

 

それにしても手話を使っている俳優さんたちの努力には頭が下がります。

公式Instagramに想(目黒蓮)が撮影の合間に手話を練習しているシーンがアップされていましたが、すでに感情がこもっていて泣きそうになる…

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想の母(篠原涼子)が想のCDを捨てようとして、妹が「自分がもらう」って言って、部屋に運ぶのをお父さんが手伝うシーンも良かった。

想の家族の関係性も、毎回少しだけのシーンなのにちゃんと伝わってくるし。想の姉?だけちょっと立ち位置が謎ですが。公式の相関図では苗字が違うので、もう結婚しているってことなんですかね。通常の木10枠だとあと5話あるので、これからもっと出てくるのかな。

 

 

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