抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

「silent」第8話の感想【プリンの手話をマスターした】

【第8話】伝わらない・・・一緒にいたくているだけなのに

 

「紬を幸せにし隊(3)」というLINEグループができていました。メンバーは湊斗(隊長)、光、真子。

なんで…なんで湊斗の傷をえぐるようなことするの?

この3人が集まる必要って?

しかも「ここに佐倉くん入れるかな?」って、なんで?

湊斗が不憫すぎるし、なんで紬がそんなにみんなに愛されるのかわかりません。

でも、今回紬のお母さんが出てきて、ちょっとわかったかな。

あのお母さんすごいよね。

娘が耳の聞こえない人を好きになって、「お母さん別に関係ないもん」ってなかなか言えないと思うなぁ。

「やめなさい」って言ってもやめないのわかってるし、壁にぶつかったとしても紬なら乗り越えられると信じているんだろうし、でも本当に困っている時には迷わず手を差し伸べてくれそう。

想の母親が対照的に描かれちゃってるけど、想の母も決して悪い母親ではないよね。暗いけど。

遺伝性かもしれないと言われて、明るく接するのはなかなか難しいと思うし。

関係ないけど想の実家がめっちゃ立派!って思って、でも1話で湊斗が想の妹に携帯の番号を教えてもらった時には団地みたいなイメージだったのに、あれ?と思って見返したら、普通に立派な一軒家でした。

篠原涼子が陰気すぎるから、なんか家の中が暗く見えるんだわ…

仕方ないけど、想も実家に寄り付かなくなって、お母さんからのLINEと紬からのLINEへの温度差がw

まぁ息子なんてそんなものか、と思ったけど、私はどうしても紬より篠原涼子の立場に立ってしまうので、切なくなりましたw

 

紬の後輩の田畑くんがカフェで手話を見た時の態度がありえないと思いましたが、普段から先輩である紬にゴミ出しを押し付けるくらいの子だし、周りが健常者ばかりの若い子って多かれ少なかれあんな感じなのかもしれないと思いました。

自分の子にはもっと思慮深い子になってほしいけど。

 

そして今回は何といっても奈々と春尾ですよね。

やっぱり過去に何かあった二人。この二人が主役のスピンオフが見たいです。

大学生時代の奈々が可愛くて、春尾が好きになるのは当然です。むしろ最初に出てきただるそうにしていた学生がおかしいw

「ありがとうって使い回していいの?」とか「みんなみたいにサボりたい」という奈々の溢れ出るピュア感は、就活のためだけにボランティアをしていた春尾にとってはガツーンと頭を殴られたような衝撃だったに違いありません。

確かに印刷された「ありがとう」とか、手書きだとしてもあらかじめ用意されてるカードなどより、その場で書いてくれた「ありがとう」の方が伝わります。

奈々が使い回しを異常に嫌うのは昔からでした。

あと、リュックをわざと開けるあざとい技については、この時に偶然生まれたものだということも判明しましたw

奈々って明るくて前向きですごく魅力的な子なんだけど、感情豊かなところがたまに悪い方に出て、人間関係壊しちゃうよね。

春尾も奈々も若かったから仕方ないかもしれないけど。

奈々にとっては生活に必要なもので、大切な人とコミュニケーションを取るための手段でもある手話を、別に必要もない人たちがファッション感覚でやろうとしているのが許せなかったのかな。

春尾はそんなつもりはなかったけど、つい売り言葉に買い言葉で「手話なんて疲れる」って言っちゃったんだよね…。

その証拠に理工学部だったのに手話講師の道に進んでるんだもん…。紬に「手話って疲れますか?」って聞かれた時、絶対このことを思い出しただろうな。

あと1話で湊斗に「(障がい者と関わる仕事をしているので)人が良さそう」と言われた時、「そう思うんですよ、ヘラヘラ生きてる聴者のみなさんは」って言ってたの、その時は初対面なのにキツイこと言う人だなって思ったけど、奈々に言われた言葉だったんだとわかって胸が苦しくなりました。

春尾と奈々のすれ違いを思うと切ない。

「奈々!」って呼んだら奈々が振り返ったところ、ドラマのワンシーンみたいだった。(ドラマのワンシーンだけどもw)

さらに「桃野さん!」って呼んでも振り返らなかったところが、現在の二人の距離を表しているようで。

ほんとにこの二人が主役のドラマも見たいよ。

春尾の同級生?が障がい者との恋愛を揶揄してきたシーンでは別のドラマが始まりそうでしたけどね。(風間くんの目が本当に怖かったw)

 

想と柏木学生(@舞いあがれ)のキャラが違いすぎて、同じ人に見えません。

朝に「ラジャーしか言えないアホは黙ってろ!」ってキレてた人が、夜は可愛い仕草で「プリン」の手話を教えてくれた。

混乱するw