今回は『葵、患者の家へ行く』の巻。
その前に、新薬が出たら味や匂いを確認するのは当然なんですか。
冒頭から目隠しで利き酒ならぬ「利き白い粉」をする石原さとみ。
嫌な予感しかしないw
真矢ミキがイメージと違ってちょっと頼りない上司なのが新鮮。
いつも責任問題に怯えているところ、人間味があって私は好きです。
なんだかんだ必死だしね。
今回は麻薬取締官の抜き打ち調査で医療麻薬の数が合わずめっちゃあたふたしてました。
さてさて。
大宮さんという、腕の骨折で入院してきたおじさん。
飲んでる薬はないと言っていたけど、肝臓の数値が悪いし、明らかに体調が良くなさそう。
20年会っていなかったという娘から結婚式に出てほしいと頼まれていますが、断っています。
そんな中、急変する大宮さん。
原因がわからずおろおろする女性医師。
葵は大宮さんが飲んだと思われる薬を特定するため、大宮さんの娘と一緒に自宅に行くことに。←
普通にありえることなんですか?
ほんとやなんだけど。私が急変しても勝手に家に上がらないでほしい。散らかってて恥ずかしいったらない。ぐちゃぐちゃの引き出しとか勝手に開けられた日にはそれだけで死ねる。
葵は大宮さんが服用していたらしい薬の破片を見つけますが、識別番号が途中で切れていたので何の薬か特定できず。
もちろん舐めます。
初めほんのり甘くて後から苦みが引き立ってくる感じ…
これは…ロペラミド!!
さすがに笑う。なんの食レポ。
良かったよ、田中圭が冷静で。意気揚々と電話してきた葵に、味だけじゃなくて、ちゃんと裏付けをとるように指示します。
大宮さんの診察券の束をみつけて片っ端から電話をかけ、ロペラミドが処方されていたことを確認した葵なのでありました。
でも女性医師の立場だったら、え、ほんとに大丈夫なのって思うよね。何かあったら自分の責任になるし。前回の産婦人科医みたいに、怒る医師がいても仕方ないって思うわ。
その後、勝手なことをして一度は怒鳴られながらも、なんと大宮さんからの信頼を得、薬剤師として指名を受けることになる葵。
家族の問題にめっちゃ首突っ込んでるけど。
一方、主任(桜井ユキ)が対応していた親子の患者さん。
息子が薬を飲んでくれなくて困っている母親だけど、子供が苦い薬を飲みたがらないのは古今東西全国共通じゃない。
その辺の薬局でだって、おすすめの飲み合わせを書いた紙くれるよ。
大きな病院だと逆にそこまでしてくれないのかな。
母親も少しは自分で調べたらいいのに。
いや、調べてたよね。副作用については。そこは薬剤師にお任せでもいいと思ったけど。
重大な副作用がある薬なら説明してくれるでしょうし。多分。
でもね、子供に薬を飲ませるのってほんと大変なんだよね。チョコアイスに混ぜるといいって言われても、一日2回飲ませる薬にいちいちアイス1個あげるわけにもいかないから、薬の分だけ容器に取り分けてとか。もっと食べたいってごねられたり、気分によってはいらないって言われたり。ほんと大変なんだよね…。
具合の悪い子供の看病は精神的にも辛いし、シングルならなおさら大変だと思います。
最終的には葵の行動に理解を示した主任でしたが、その前に葵のやってることは自己満足だと切り捨ててましたね。
一人の患者さんのために半日駆けずり回っても、得られる報酬は数千円。
病院の利益を考えたら、とても貢献しているとは言えません。
採算が合わない部門は縮小される。院外処方になれば困るのは患者…。
葵は何やら反論してたけど、主任の言うことはもっともです。
その後、会話にナチュラルに入ってくる、病院薬剤師に興味があるという小野塚。
これ、清原翔がやる予定だったんだよね。ちょっと変わった役だし、真面目な感じがして良かったな。
成田凌だとどうしてもチャラい。チャラいのです。成田凌は好きですが。
ドラマなので葵のやってることは結果的に良かっためでたしめでたしになるわけだけど、どう考えても患者に深入りしすぎだよね。
大宮さんの娘の結婚式に出席しかねないと、エンディングで探してしまいました。さすがにいなかったけど。
熱い思いが過ぎるけど、一人くらいこんな薬剤師がいてもいいのかもしれない。でもこのまま新人の教育係をやらせてていいのかなって思いました。おわり。
2話の衣装はこちら↓