抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』感想【1話~最新話】ネタバレ

 

【第1話】1/14放送(視聴率11.4%)

ドラマによると、クラシック音楽のファンは人口の1%しかしないらしいです。ほんと~~~?

私は詳しくはないけれどその1%に入っていると思うので、こういうドラマはひいき目に見てしまいます。

設定が『リバーサルオーケストラ』に激似でも全然いいw

ドラマの中でオーケストラの演奏が見られるのが嬉しい♪

西島秀俊さんの指揮者役かっこいいし、ピンクのエプロン姿で苦手な家事をしているのもカワイイ。

芦田愛菜ちゃん演じる響がどうしてあんなにお父さんのことを嫌っているのか、1話を見ただけじゃわからなかったので気になります。

あんな優しいお父さん、超いいじゃん。

よくある“俺様”な指揮者じゃないところが新鮮でした。

最初の崩壊してる「運命」を聴いて思わず退場しようとしつつもアドバイスしちゃったり、はっきり断れずになんだかんだ練習場に来ていたりw

あと曲の解釈って自由でいいんだな~という気持ちになれました。

晴見フィルの団員たちも個性がありそうで楽しみ。

 

【第2話】1/21放送(11.1%)

足りないメンバーをスカウト…ってやっぱ『リバーサルオーケストラ』が頭をよぎる~。

けどいいの。

どっちも好きなドラマになりそうだから。

響はあんな穏やかで優しいお父さんの何がそんなに嫌なの?

お父さんは演奏する人の気持ちなんてわかってないと思ってた?けど今回夏目さんが「指揮者は演奏者の痛みや苦しみもわからなきゃいけない」って天音に話しているのを聞いたから、お父さんの思いが少し伝わったのかな。

 

天音のキャラはあれは…。楽器をやったことがないけれど、すごく良い耳を持っていて指揮者の才能があるってこと?楽譜は読めるのかな。

とにかく努力ではどうにもならないセンスがあるってことなんでしょうね。うらやま。

あとフルートの瑠李さん(新木優子)。カルメンのハバネラが衝撃だったんですけどw

フルートの演奏はもちろん吹替ですよね?歌も吹替で良かったのでは。でもあんなに綺麗で、フルートを吹いている姿は妖精みたいなのに、音痴ってところが愛嬌がありますねw

そしてチェロの蓮くん(佐藤緋美)。CHARAと浅野忠信のお子さんだそうで。めっちゃかっこいい~。イケメンかと言われたらわからないけど雰囲気がある。

コンサートで決められたプログラムを無視してオールバッハ先生弾いたの好感しかないw

 

あと、出番はそんなに多くないけれど、響の弟くん(海・大西利空)も地味に好きです。カワイイ。高校生という難しいお年頃なのにぺーにも素直だし、変装している母ちゃん(なんで母は母ちゃんw)にもすぐ気づくし、家族が大好きなのが伝わってきます。

子供の頃に使っていたであろう海外製のド派手な鍵盤ハーモニカも可愛かったヾ(≧▽≦)ノ

 

【第3話】1/28放送(10.9%)

チェロの人が急に感じ悪くなってしまった~~

でもさ、オーケストラでピッチが悪いって致命的よね。

でも「音痴ってことね」を瑠李が言う?!w

前回の衝撃的なハバネラがよみがえっちゃったじゃないのよ。

 

「楽器の墓場」も衝撃!初心者用だったとしてもあれだけの楽器を集めるのに一体いくらかかるのか…

 

響って、お父さんだけじゃなくて誰にでも不愛想だよね。だから余計に共感しにくいのかなぁ。あんないつもブスっとしていたら幸せそうに見えないし、なのに「人の幸せを勝手に決めるな」みたいに怒鳴られても…。

お父さん可哀想としか思えません。

あの夏目さんが、そんなにひどいことを響にしたとも思えないし。

あと勝手に洗濯してほしくないならカゴに入れてないでさっさと自分で洗えばと思いました。

それか、そんなに一緒に暮らしたくないなら出て行けばいいのに。でももともと住んでいたのは響だから、やっぱりあんな大きな子供たちの面倒を見るために父親を呼び寄せるっていう設定に無理があるよね。

 

【第4話】2/4放送(10.6%)

あ~。夏目さんってそういうタイプだったんだ。ナチュラルに妻のことをお母さんだと思ってる?

指揮者と画家。確かにマンガの設定みたいな夫婦。芸術家同士って大変そう。家庭を回すためには誰かが家事育児をやらなきゃいけないけれど、全部志帆さんにのしかかってきちゃったんだ。自分にもやりたいことがある人だと相当ストレス溜まるのわかります。が、子供が聞き耳を立てているとわかっていたら言わなかっただろうな。

でも羊みたいな顔して悪気なく家事育児を全部押し付けられた上にマネージャーみたいなことまでやらされたら、「あなたが指揮棒を振っている間に私は人生を棒に振った」なんて酷いことを言いたくなる気持ちはわかります。(上手いけどw)

夏目さんからしたら「えー!そんなこと思ってたの?!」って感じなのかな。

この夫婦はドラマだから関係を再構築するかもしれませんが、現実なら絶対に修復不可能だと思いますw

 

今回はせっかくの演奏シーンがコメディになってしまったのが残念でした。

ロッシーニ先生の「セビリアの理髪師」ちゃんと聴きたかったです。本番なのにあんな失敗するとかありえないし!

夏目さん邪念に憑りつかれすぎだし…

あとあの広さのレストランでオーケストラの演奏なんて、うるさくて食事どころじゃないでしょうよ。お腹に響きそう。変なシチュエーションだと思いました。それとも私が知らないだけでああいう演奏会あるのかな。だったら無知でごめん。

 

響の態度はなかなか良くならないですね。

年齢的には本物の思春期の弟くんに「思春期みたい」と冷たく言われてしまいました。その通りだよ。個人的には父親への態度よりも、他の無関係な人へも酷い態度を取り続けていることが「社会人なのに子供っぽいなぁ」と呆れてしまいます。

勝手に人のヴァイオリンを弾いたくせに、聞かれてて「最悪」って意味わからんし!

どちらかというと勝手に自分の楽器を使われた方が「最悪」なんじゃ。

 

【第5話】2/11放送(10.0%)

響が家出…。

夏目さんが可哀想です。

でも響が天音のヴァイオリンのコーチになったり、晴見フィルの音楽に触れているうちに少しずつ態度も軟化してきていますよね。

大輝くんの家に居候させてもらっている時は楽しそうだったし。

 

【第6話】2/18放送(10.8%)

さよならコンサートの回。(それだけ?!w)

 

【第7話】2/25放送(10.9%)

こむちゃんの最初で最後?のリーダーライブ。

直前に倒れてしまったこむちゃんの「何でも中途半端にしてきた自分に神様は夢の舞台なんて与えてくれない」みたいな台詞が刺さってまだ抜けません⚔😂

うたカフェ二朗にすでにお客さんが集まっていたのに、急遽病院に会場を変更なんて無理がありすぎて無理でしたw

瑠李がこむちゃんの練習に付き合って、楽器を一つに絞ろうって提案するところが優しくて、サークルクラッシャーかもしれないけど憎めないキャラですね。

 

市長はなんで晴見フィルを目の敵にしているのかな?

うたカフェ二朗に出入りしている娘に「あんな酔っ払いの店」と言ったのはヒドイけど否定もできないw

天音が音楽を本気でやりたい気持ちもわかるし、父親からしたら音楽なんて高校生から始めてもモノになるわけがないってのと、他の習い事と同じで途中で投げ出すに決まってるって思ってしまう気持ちもわかりました。

 

夏目さんはせっかく憧れのオケからオファーがあったのに「晴見フィルでやりたいことがある」って何だよー!!

才能があるのに正しく使わない(ように見えて)、挫折した自分と比べてイライラしてしまう響の気持ちもわかりました。