【第5話】VS. Eliminator PartⅡ
“最終話”ということで、「全てが伏線」の意味がわかった回でした!
連続殺人鬼の正体はもはや「おまけ」w
面白かったです!
原作を読んでいたので、3つの事件で10話もどうするんだろう…と思っていましたが、5話で完結して次からは原作続編の『invert 城塚翡翠倒叙集』の内容になるんですね。
これは最初から犯人がわかっていて、翡翠たちがそれを暴いていくいわゆる「倒叙ミステリー」の形となっております。
追い詰められる犯人の立場になってみると、非常にスリリングでドキドキする展開ですね。
香月先生が出てこなくなるのは寂しいですが、今度は真ちゃんが活躍するので楽しみです。
ここまでは割と原作に忠実で良かったです!
ほんとに、何のドラマとは言わないけど、原作の小説を読んで楽しみにしていたのにがっかりさせられるパターンが続いていたもんだから。
原作が面白いからドラマ化するのに、なんで余計な登場人物を追加したり、性別を変えたりするのだろう…。また、このシーン削っちゃうんだ…とがっかりしたかと思えば余計なオリジナルエピソードはたくさん入れてきたりして…。
その点、「城塚翡翠」はそういうストレスがあまりなく、さらに原作にはなかった鐘場警部補の「いつもタブレット菓子を噛んでいる」という設定が重要な伏線になっていたり(原作では鐘場さんは疑われない)、原作にはいない雨野天子も良い味を出していたと思います。(演技は置いといて)
4話で急に全員が怪しくなったのは笑ったけど。
最初は翡翠のイメージは清原果耶じゃない…と思っていましたが、1話の降霊のシーンで信頼に変わりましたw
5話の真実を語り出すシーンは圧巻!長台詞すごかった~。私が想像していた翡翠だわ~と思いました。
何ヶ月も前の事件のことを「あの時はあーでこーで」と説明されても私ならピンとこないと思ったけど、香月はすっと理解していたw
今までのちょっと抜けた美女役が全部香月の正体を暴くための演技だったと思うと小気味良い。
最初は霊媒なんて信じていなかった香月が「降霊してくれ」と言っちゃったり、今までの事件で完全に霊能力を信じちゃってるところが笑えました。
霊能力はインチキだと翡翠も自分で言っていましたが、1話でナンパしてきた男に「水子を連れてる」とか「ここにホクロのある女性が亡くなった」とか具体的に当てたっぽいシーンがあったのがちょっと謎。実は本当に霊能力があるのか、あの出来事自体が香月に能力を信じさせるために仕組んだ茶番だったのか…
その辺は余韻を残した感じでしたね。
あと、ドラマだけの楽しみとしては、今は天子は翡翠を毛嫌いしているけど(気持ちはすごくわかるw)、案外良い友人になれそうな気がするので、今後も注目していきたいと思います。