【第10話】逃れられない親子の縁・・・最終章へ
「逃れられない親子の縁」ということで、改めて考えてみると、正樹、冴、愛菜美の親が全て毒親で辛い…
衝撃だったのが、正樹の母親まで「え、ちょっと…」な親だったこと。「テッパチ!」の宙の母親を彷彿とさせました。
正樹の人生めっちゃハードモードで可哀想。
自分の息子がこんなにイケメンだったら何があっても愛する自信しかない。正樹も宙も。ねぇ?
愛菜美の家がダメ男の駆け込み寺みたいになってて笑いました。
兄をバッサリ切り捨ててたところはスカッとしましたね。前回、教師時代に戻りかけていた愛菜美がばっちりメイクして綺麗になっていたので安心しました。前を向いていこうと決めたんだね…
しかし父親にも愛菜美にも見捨てられた兄が何をしでかすのか怖いところでもあります。
晴翔。
やっぱりな…という感じで加賀美の息子だということが判明しました。
でもあのシェアハウスほんとプライバシーないw
人のパソコンは勝手に見るわ、リュックは勝手に漁るわ。
慎太郎が、冴と正樹の仲を裂こうとした人物にしっかり「俺」を入れてたところは評価しますw
晴翔が小坂先生を恨むのはわかるんだけど(殺すのはダメだけど)、冴にまで憎悪を向けるのはなんか違わない?
冴と正樹の場合は愛菜美がけしかけたという狂ったムーブもあったわけで。
しかしほんとに周りに迷惑かけすぎな二人だから、もう幸せになる未来は見えないし、それでいいと思ってしまいました。
あと冴の母はあんなでも優しそうな人が心配して追いかけてきてくれるんだ…
「冴ちゃんに看取られたい」なんて呪縛でしかないのに、そう書かれたら冴は母親を見捨てられなくなってしまうんだなぁ。
普通はそんなアピールしなくても家族なら駆け付けるよねぇ。
そういえば愛菜美の父親も家族に囲まれて死にたいと言ってたような。さんざん子供を傷つけておきながら最期まで縛り付けようとする。毒親あるあるなのかな。
純愛の物語というよりは、不穏な家族の物語でありサスペンスでもあり。
こんなドロドロになるなら、高校時代とかにもうちょっと正樹と冴が幸せだった時期があっても良かったなと思いました。
ちょっと心を通わせたらすぐ写真撮られて引き裂かれて、再会してからもすれ違ってばかりで、幸せが足りない…
幸せを求めてはいけないドラマだったのか。