抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

凪のお暇 2話 あらすじと感想【慎二はこじらせすぎ】

凪のお暇 2話 ネタバレありのあらすじと感想です。

 

 

 

 

あらすじ

大きな竹を引きずって歩いている凪(黒木華)を二度見するゴン(中村倫也)。
竹を割り、部屋で一人流しそうめん。
夏を感じる凪。

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慎二(高橋一生)はまだ荒れている。
開店前のスナック「バブル」へ。
凪のことを「都落ち」だと馬鹿にしつつも未練たらたら。
ゴンのことも気になるが、凪とどうにかなることはないだろうと高を括っている様子。

 

さて。ゴンの仕事はイベントオーガナイザー…らしい。
コインランドリーでゴンに会う凪。
仲間のパリピはイベントのパフォーマー。
関わっちゃいけない人種。
仲間たちは一足先にバーベキューへ。
ゴンとともに過ごす、洗濯が終わるまでの30分。
間が持たない…と一度家に戻ろうと思った凪だったが、ココナッツフレーバーのお手製アイスコーヒーをもらったことをきっかけに会話がはずみ、あっという間に30分が経ってしまった。

ゴンの笑顔にやられる凪。

 

隣に住んでいるクールなうららちゃん。
これから学校に行くらしい。
友達とうまくいっていないのかと思いきや、そうでもない様子。
でもクラスの子と話は合わないらしい。
流行っているTicTokも何が楽しいのかわからないと言っている。

 

郵便物を見て(請求書的な?)、通帳を見る凪。
貯金がどんどん減っている。
「お金って、生きてくだけで減ってくんだなぁ。」うんうん×100000

 

ということで、失業保険をもらいにハローワークへ。
お金が入るのは3ヶ月後になるらしい。それまで食いつながないと…。
辞めた理由を話すと「あ~メンタル系ね。最近多いですよね、そういうの。」と言われてしまう。

隣でも厳しいことを言われている女性(市川実日子)が。
その女性にトイレで会い、声をかけるか迷うが、思い切って声をかけてみる凪。
公園で話すことに。
坂本さんというその女性と仲良くなる凪。
友達になれたかと思ったけど、お茶しようと入った喫茶店でパワーストーンみたいなブレスレットの勧誘をされてしまう。

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今までも色々な人から勧誘をされてきて、その度にいらないものを購入してしまった凪。
しかしそんな自分はもう嫌だ。
勇気を出して「いらない」と断り、店を出てきたものの、カバンを忘れたことに気づく。
そのカバンを走って持ってきてくれた坂本さん。
石の話はギリギリまでするかどうか迷ったらしい。本当にいい石なんだけど、この話で友達は一人もいなくなってしまったと。
石には興味ないし絶対いらないけど、それなしでもいいならまたお話しましょう、と言う凪。


スナック「バブル」。
凪が過呼吸で倒れたとき、慎二はどうしてそばにいてあげなかったのか。
翌日北海道出張だったので、電話よりも出張から戻って直接謝るしかないと思ったらしい。
「あいつは変わる必要なんてない。空気読んで人の顔色伺っておどおどビクビクしてりゃいいんだよ!」ひど…
ママ(武田真治)「ホントに好きな子はいじめたくなるってあれね、小学3年生くらいね。」
杏(中田クルミ)「ガモさんもっと女心勉強しなよ。端的に言ってクソだよ。

 

学校帰りのうららを見かける凪。
TicTokに興味ないと言いながら、友達と楽しそうに踊っている。
「今日はお母さんとお菓子作りをする約束をしてるから。」と、ゲームの誘いを断って、立派なマンションに入っていくうらら。
友達がいなくなるとそっとマンションから出てくる。かかかかなしい…
犬を飼っていると嘘もついていた。

エレガンスパレスに戻り、ベランダ越しに話しかけてくるうらら。
「うそつきのクソガキって思ってます?」
友達と一緒にいるとどうしても比べてしまう。
どうしておやつは毎日美味しくないビスケットなの、どうして犬が飼えないの、どうしてゲームを買ってもらえないの、どうして「いってらっしゃい」や「おかえり」を言ってくれるお母さんがいないの…。

「よそはよそ、うちはうち」と言う凪。
でも比べちゃうよね。うららは悪くない。
先日うららに渡された毛糸のあやとりでポンポンのヘアピンを作っていた凪は、うららの髪につけてあげる。

凪と反対側のベランダではゴンも話を聞いていた。

「それにあの美味しくないビスケット、私も子供の頃よく食べていたけど、牛乳をかけるとふやけて甘くておいしくなるんだよ。何もないなら何もないなりに楽しんじゃおうよ。」
無言で家の中に入ってしまううらら。
無職のおばさんに言われてもな…やっちまったなと思っていると、ビスケットに牛乳をかけたうららが嬉しそうに凪の部屋にやって来た。
そこへうららのお母さん(吉田羊)が帰ってくる。
「お母さんが大好き」と言う、うらら。
「そこは私と違くて良かった…」

ベランダから凪の頭を触るゴン。
「うわ~気持ちいい~」

 

慎二が凪に会いにエレガンスパレスに来るが、凪は留守。
悪態をついていると、おつり拾いババアの緑(三田佳子)が声をかけてくる。
ちょうど映画を借りて帰ってきたところで、慎二が凪に持ってきた「白い恋人」3枚で見せてあげると言う。美味しいよね。私も大好き。

白い恋人 24枚入 石屋製菓

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その頃凪は、ゴンとバーベキューをしていた。
といってもツナ缶とパンで。 
凪は一度やらかしてからバーベキューが苦手らしい。
それは慎二の友人たちによる、選ばれし民たちのバーベキュー
小中高大学のエスカレーター式私立校の人間たちに混ざり、凪は場違いだと思いつつも、なんとか頑張っていた。
しかし、慎二が凪のことを「彼女じゃない」と言っていたことを第三者から聞いてしまう。
「あ、私テストに落ちたんだ」と思った凪。

 

その頃、一緒に映画を見ている緑と慎二。
本日の上映は『風と共に去りぬ』
好きな女性に上から目線で憎まれ口をきいてしまう男。
男女のすれ違いを描いた名作。

慎二は自分の恋人をすぐ周りに紹介するタイプらしいが、凪の時には失敗してしまったらしい。
凪がやらかしたという例のバーベキュー。
慎二は昔からの友人たちに凪を紹介するつもりでいたが、当日友達の一人がひどいフラれ方をしたことを知り、言えなくなってしまったのだった…。

「噛み合わない歯車ってセクシーよね。」と緑。
男女の悲劇の引き金はいつだって言葉足らず。
彼はただ「好き」って伝えるだけで良かったのよ。


芝生の上に横になり、大空を眺めている凪とゴン。
楽しかったと喜ぶ凪に覆いかぶさるゴン。
「凪ちゃんやっぱり面白い。そんで、カワイイ。」
二人の周りに集まってくる野次馬な人たちw

 

夜になり、ゴンと一緒にエレガンスパレスに帰ってきた凪。
慎二に会う。
素直に会いに来たと言えない慎二。
成り行きで凪、ゴン、慎二、緑、うららちゃんの5人でトランプをすることに。
外面の良い慎二に場の空気を持っていかれ、居心地の悪さを感じている凪。
ババ抜きは5回連続凪の負け。
慎二がまた凪を追い詰めようとしている。
「ババ引くやつって、ホントは自分から喜んでババ引いてるんじゃねえかなって。虐げられてる、耐えてる、断れない。良い人で優しい自分に本当はうっとりしてんじゃねえかなーって。」
慎二の目に耐えられなくなる凪だったが、ゴンの一言で場の空気が変わる。
凪からババを引く慎二。
が、配り間違いでババが2枚混ざっていたのだった。
そこへ緑がじゃがバターを持ってくる。
イモを囲み、良い空気感のみんな。
その様子を見て「アットホームごっこには反吐が出る」と出て行く慎二。
慎二が凪のことを何時間も待っていたと伝える緑。
「白い恋人」を持ってきたことも。
それを聞いて慎二を追いかける凪。
が、すぐそこに座っていた。
「お土産ありがとう…。もしかして、覚えててくれたの?これ私が好きだって」

<<男女の悲劇の引き金はいつだって言葉足らず。
彼はただ「好き」って伝えるだけで良かったのよ。>>

「俺…ただ…ずっと…お前顔が見たかっ…
「え?」

その時、部屋から顔を出したゴンが凪に声をかける。
「凪ちゃん、バイバーイ」

恋する乙女の眼差しでゴンを見る凪に、思わずキスしてしまう慎二。
「はぁ?バカにしないでよ!」
ビンタ!

 

帰り道、号泣しながら白い恋人を落としまくる慎二。
偶然すれ違った坂本さんが拾ってあげる。

 

凪のもとに母からハガキが。
「東京に行きます。」

 

向かいのマンションに引っ越してきた坂本さん。
「友達!これからもよろしく~!」

 

 

 

感想

最後は怒涛の展開。
素直じゃなさすぎる慎二。
東京に来るという凪の母。
凪のそばに引越してきた坂本さん。

全てを手放し、一からやり直そうとしている凪を応援したくなるドラマ。

自分を変えたいって思っても、実際はなかなか難しい。
勧誘してくる人に対してさえ「この笑顔が消える瞬間が怖い」と思ってしまう凪。
私も割とそうだからわかる。
「嫌われてもいい」ってなかなか思えない。
でもそこを乗り越えると気が楽になるんだよね。誰からも好かれようとしなくていいんだって。

以前の凪は「この目が苦手」と思っているのに、慎二と結婚したいと思っていた。
目が覚めて、ちゃんと拒絶できるようになったことは大きな進歩。
しかし、厄介なことに慎二は凪を「相当好き」。

やっぱり素直な人間が最強なのではと思う今日この頃。
人のアドバイスを素直に聞いて実行できる大人ってあんまりいない。
自分という人間がもうできちゃっているから。
だから厄介な人への大人の対応は「関わらない」一択。
相手を変えるのは無理だとわかっているから。

ドラマだから慎二は改心するのかもしれないけど…。
でも見かけは変わっても、人間の根本は変わらないと思う。
だから個人的にはあれだけこじらせている慎二はなし。なし中のなし。
絶対になし!!

武田真治のママ役が好き。
もっと出番増やしてほしい。
女装しているわけじゃないのに、なんなら髭も濃いのにwなんであんなに“ママ”に見えるのだろうか…。

達者な役者さんが揃っているので、結構突拍子もない話だと思うんだけど、すんなり入り込める。
毎回緑おばあちゃんの上映会もあるのかな。
どんな名作が登場するのか楽しみ。
次回が待ち遠しいです。

 

 

 

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