凪のお暇 9話 ネタバレありのあらすじと感想です。
あらすじ
凪(黒木華)と結婚すると言った慎二(高橋一生)。
それを聞き、凪の母・夕(片平なぎさ)は、慎二の母・加奈子(西田尚美)に挨拶したいと言う。
まずは電話で。
困った慎二はスナックバブルのママ(武田真治)に電話をかけるが、ママは絶賛カラオケ中で使い物にならず。
仕方がないので本当の母にかける。
話はとんとん拍子に進み、両家顔合わせを兼ね、夕と凪は慎二の祖母の米寿のお祝いに出席することに。
それまでに結婚は嘘だと本当のことを言わないと。
お暇を終え、ゴン(中村倫也)の部屋を出て行くことにした慎二。
素直じゃないので、凪にやり直そうと言う気はないらしい。
「じゃあ泣かないでね。誰かにとられても。」とゴン。
ゴンは今までの行いを反省し、本気を出すことにした。
負けたくない。
好きな人が自分のものにならないと思ったら壊れそうだ、とエリィ(水谷果穂)に打ち明けている。
加奈子と夕はすっかり意気投合し、毎日電話で話し、贈り物を送りあっているらしい。
凪のところにも加奈子からお菓子などが届く。
お返し貧乏になってしまうと嘆く凪。
さて、コインランドリーの店主から、緑(三田佳子)が松山の旅館のお嬢様だったことを聞いた坂本さん(市川実日子)。
緑に直球で聞いてみる。
そこへ突然、弁護士が緑を訪ねてやってきた。
緑の妹が病気らしい。
何十年も会っていないけど、唯一の身内。
緑は長女で旅館の跡取りだったのに、結婚式直前に旅館も許嫁も全部妹に押し付けてトンズラした女だった。
今さら妹に合わせる顔なんてない…。
会社で大阪時代の知り合いを見かけた円(唐田えりか)。
かつての取引先は元気かな?と気軽に尋ねたところ、円から引き継いだ取引先には全部契約を切られたという衝撃の事実を聞かされる。
オッサンたちは円の顔が目当てだったらしい。そんなことってある?
おまけに足立(瀧内公美)らが噂しているのを聞いてしまう。
円が大阪で空気クラッシャーと呼ばれていたと。
スナックバブル。
結局、凪も慎二も、母に結婚が嘘だと言えなかった。
仕方がないので、顔合わせは適当に話を合わせて乗り切り、ほとぼりが冷めた頃に別れたことにすることに。
店にやって来た円。
「両家顔合わせ」という言葉を聞いてショックを受けた様子。
凪に一番強いお酒を頼み、「空気クラッシャー」と呼ばれていたことを愚痴る。
子供の頃から今までずっとそうらしい。
- 円がいると周りの空気がギスギスして、人間関係が壊れる
- 何々ちゃんの好きな誰々くんが円ちゃんのことを好きになったと言われる
- かわい子ぶってる
- いい子ぶってる
- 色目を使ってる
- 誘いを断れば、思わせぶりで八方美人だと言われる
- 仕事で頑張って契約を取っても、あの社長面食いだからと言われる
自分の頑張ってることって何の意味もないのかな…。
ブスのひがみだと言うママ。
分かってくれる人もいると。
そう、慎二は分かってくれていると思っていたのだ。
でも実際はつまみ食いして放置。
傷つき、店を飛び出した円。
追いかけてきた慎二に問う。
「少しは私のこと好きでした?」
「もちろん」
「どこが?」
「……。」
ビンタして去って行く円。
凪はゴンに誘われ、一緒にピクニックランチをすることに。
ゴンの顔が傷だらけなのを心配する凪。
ボクシングでも始めたの?
ごまかすゴン。
そんなことより、前に凪が「私は変われない」と言っていたこと。
ゴンは今は恥ずかしくて凪の手を握るのが限界だという。
前の自分とはまるで別人みたい。
だから、本当に変わりたいと思ったら人は変われると思うと言う。
両家顔合わせの日。
髪の毛をセットしている凪。
ストレートにするのはやめて、もじゃもじゃをちょっと可愛くまとめることに。
案の定、夕にはみっともない頭だと怒られる。
でももう会場に着いちゃったから、入る。
意気投合していたはずなのに、硬い表情の加奈子。
夕からの米寿のお祝いを受け取れないと言う。
大島家のことを調べたらしい。
凪の父が病死ではなく、賭け事で借金を作って蒸発したことがバレていた。
そして凪が会社を辞めて、今はスナックで水商売をしているということも。
結婚前にこんな嘘をつかれてはやっていけないと言う。確かにそうだ
凪が会社を辞めたと聞いて、夕もびっくり。
そこへまさかの慎一(長谷川忍・シソンヌ)が登場。
みんなの注目を集める慎一。
今度自伝を出すことになったので、その宣伝に来たらしい。
「母さん、また顔いじった?」
「父さん、別宅はお元気?弟だっけ、妹だっけ、元気?」
と次々に爆弾発言。
静まり返る親族一同。
必死で取り繕おうとする慎二を見て、自分と同じだと思う凪。
笑い出す夕。
「さすが凪が選ぶ人。
あなたは今まで、何をやらせてもお母さんの期待に応えたことがない。
その挙句にこれ。
みっともないご家族。」
「…嫌い。嫌い。お母さんがずっと。
罪悪感をあおって言うこと聞かせようとするところとか、外では良い人ぶるところとか、自分もできないようなことを私に期待するようなところが嫌い。
でも可哀想。独りぼっちだから。
周りに誰もいないんだよね。本当の気持ちを言える人。
だから私が必要なんだよね。
でも私はお母さんのために生きられない。
一人でなんとかして。私も自分でなんとかするから。
みっともない自分の方が生きてて楽しいんだ。」
慎二にも「もうやめよう、空気読むの。行こう。」
出て行く慎二と凪。
かっこいい父と優しい母、面白い兄。
空気なんか見えなかった子供の頃の思い出が、全部は嘘じゃなかったと思いたくて必死だった慎二。
凪も、子供の頃、牛乳をつけたビスケットを食べながら母の帰りを待っていたことを思い出す。
「お母さんの靴音がして、扉が開いた瞬間が一番幸せだった。」
結婚はうまいこと破談になったけど、お母さんにひどいこと言った、ばあちゃんにおめでとうって言うの忘れたと嗚咽を漏らす二人。
その頃、旅に出る緑。
偶然会った坂本さんが、大事なブレスレットをお守りに渡す。
夜になり、帰ってきた凪の前に躍り出るゴン。
送ってきた慎二もいるけど、
「凪ちゃんのことが好き!」と言い放つ。
今まで色んな女の子に渡してきた大量の合鍵を全て回収してきたらしい。
顔の傷もその時についたものと思われる。
「これからは凪ちゃんだけのちぎりパンになる。
凪ちゃんだけ好きでいる。
俺と付き合ってください!」
頭を下げるゴン。
感想
ゴンにドン引きだわ~。
あの登場の仕方。車危ないし。
合鍵大量すぎるし。
色々清算してこられたら、重い…。
慎二と分かり合えそうなタイミングで来るのも間が悪い。
ご愁傷さまです。
慎二の家族にもいい時代があったんだよね、きっと。
その頃の楽しい思い出をひとかけら、心の中で大切に大切にしていたんだよね。
本当に大人の罪は重いなぁ。
子供の頃くらい、楽しくって嬉しくって愉快な思い出だけで埋め尽くしてあげたい。
子供とはいえ、小学生にもなれば外では辛い思いもするだろうから、せめて家ではね。
とはいえ、慎二が円にした仕打ちもひどい。
円は円で、子供の頃から悲しい思いをしてきたらしい。
ブスのひがみって怖いね。
せめてひがまないブスでいよう。
気の弱い美人はいじめられるってよく聞くけど、本当なのかもね。
でもあんまり気の弱い美人って見たことないけど。
大体自信満々か、天真爛漫か。
中途半端な美人が一番性格悪いと思うよ。
男受けする美人って、女子から見たらそんなに可愛くないってこともあるしね。
円もそんな感じなのかな。
可愛いけど女子受けする感じじゃないもんね。
万人受けするのはなかなか難しいから、男子でも女子でもどっちかにでも受けるだけいいと思うけど。
ブスやブサイクは誰からも受けないから。
悲しくなるからこの辺にしておくね。
慎二と凪はお互いに似た者同士だと分かりあったけど、また付き合ったりするのかな。
でも父が官僚で、あの母でしょ。
結婚したら苦労しそう。
祖母の米寿をあんなに豪勢にお祝いする家系。
嫁になったら大変そう…。
慎二からもゴンからも離れて、スナックバブルも辞めて、また新たなステージへ行って~。
坂本さんとコインランドリーやろ。←まだ言ってる
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