わたし旦那をシェアしてた 4話 ネタバレありのあらすじと感想です。
あらすじ
急にお金が必要になる3人
晴美(小池栄子)
仲が良いと思っていた後輩の香織(黒沢リコ)からパワハラで訴えられ、示談金300万円を請求される。
香織は晴美の威圧的な態度に耐えられなくなったらしい。
茜(岡本玲)
娘の慎香に心臓の病気の疑い。入院が必要になるかもしれず、かなりの治療費がかかりそうな感じ。
加奈子(りょう)
身に覚えのない不倫の証拠を元夫に突きつけられ、慰謝料300万円を請求される。
払わなければ透の親権を奪われそう。
そんなわけで、3億を山分けしたいと考える3人。
しかし文江(夏木マリ)は、それを許さない。
遺言書には「この中の誰か一人に3億円を渡す。」と書いてある。
恭平(平山浩行)が一番愛していた人に。
お金が欲しいなら課題をクリアして遺産の3億を勝ち取るしかない。
今回の課題
そんな中出された今回の課題。
「天谷恭平の好物を答えなさい。」
そんな簡単なこと…と拍子抜けする3人。
一斉に答えるが、
- 晴美 鹿肉のステーキ
- 加奈子 ケールとプルーンのサラダ
- 茜 カレーライス
見事にバラバラ。
恭平はそれぞれの答えたメニューを確かに美味しいと食べていたのに…。
それこそが恭平がついた4つ目の嘘だと言う文江。
「3億円が欲しければ、天谷恭平が本当に好きだった食べ物を答えなさい!」
動き出す森(黒木啓司)
秀明(赤楚衛二)を待ち伏せしている森。
3億円を奪うためにシェアハウスに送り込んだ絵里(松井玲奈)がいなくなったことに気づいたらしい。
そろそろ自分で動くしかないと言っているが、
「お前の姉ちゃんって…いくつで死んだんだっけ?」と言い出し、秀明に「俺がやる。」と言わせる。
「ターゲットはインストラクターの女」で、罠は仕掛けてあるらしい。
また、闇サイトの管理人・榎本を追っていた刑事(美保)の調査を佐伯(渋谷謙人)に命じる森。最悪、榎本と一緒にしちゃっていいらしい。前回、榎本は袋に入れられ、橋の上から捨てられました…。
美保(渡辺真起子) は…
榎本が姿を消したとの情報を得て、天谷恭平の事件と関係がある可能性が高いと見る美保。
実行犯の仕業か、また依頼した人物がいるのか…。実行犯の仕業だよ。
恭平の行きつけでもあった焼き鳥屋へ。
疲れた顔をしている美保に、店主の熊井がコラーゲンたっぷりの鶏皮をサービスしてくれる。
「恭ちゃんの事件、まだ犯人捕まんないの?」
離れた席で熊井と美保のやり取りを聞いていた佐伯。
森に、美保が恭平の知り合いかもしれないとメールしている。
課題の答えを探す
加奈子に協力する秀明
森から「ターゲットはインストラクターの女」だと言われた秀明。
シェアハウスに帰ってきた加奈子に声をかける。
元夫に慰謝料を請求されていることを話す加奈子。
不倫なんかしていないし、証拠も全然身に覚えがないが、そういうことをやりかねない男らしい。いつも加奈子の不倫を疑っていた。
ジムにたまたま加奈子の元彼が来たことを知って、ずっと続いていたんだろうと疑い出し、透のことをその元彼の子だと思ってDNA鑑定までしたらしい。
結果はもちろん元夫の子。
でも加奈子は元夫が許せなくなった。
今回のことも、慰謝料が欲しいのではなく、自分が裏切られたことが許せないんだろう。裁判になったとしても元夫は勝つまでは諦めないと思う。だから慰謝料は払う。でも透は渡さない!そのためにはどうしてもお金が必要。
協力したいと申し出る秀明。
このやり取りを、晴美の娘・沙紀(平澤宏々路)がこっそり聞いていた。
外に出た沙紀は、公園で透を見かける。
「実の親にDNA鑑定されるってどんな気持ち?」
デリカシーなさすぎだけど、センセーショナルだもんね。
父のことが好きではないらしい透。
話している沙紀と透を、離れたところから森が見ている。
晴美は恭平の会社へ
その頃、晴美は恭平の秘書に好物を聞きに行っていた。
会食に使っていた店を聞き出している。
パソコンで恭平のスケジュールを開いたまま、秘書が席を外した隙に盗み見。
予定の中で、「妻①②③」の他に、度々出てくる「熊」の文字。
課題の答え
課題の答えが分かったと言う加奈子。恭平の本当の好物は、
「卵焼き」
どうしてそう思ったのか、文江は秀明に尋ねる。
秀明が加奈子に協力していたことを知っていたようだ。
協力してもらっていたなんてズルいと騒ぐ晴美。自分も恭平の秘書に聞きに行っていたのに。
お金が必要なのはみんな同じ。
元はと言えば、全部恭平のせいなんじゃ…。
余命半年という大事なことを黙っているなんて、本当に妻たちのことを考えていたとは思えない。
「殺しておいてよく言うわ」と文江。
たとえ3人が犯人には見えなかったとしても、人の心の中なんて他人にはわからないと言う。
そこへ透が帰ってくる。
犯人は母親の加奈子だと言う。
実は、佐伯が記者だと偽って透に接触していたのだ。
恭平の3人の妻のうち、誰かが殺害に関わっていると明かした上で、加奈子のとある写真を見せていた。
暗闇で加奈子が何かを手にして?立っている写真。暗くてすっごい、すっっごいわかりにくいけど、恭平を殺したように見える写真てことだよね。
写真を見て驚き、何も知らない!と叫ぶ加奈子。
写真なんていくらでも偽造できる、と加奈子を庇う秀明。
光の反射が不自然に見えることから、これは合成写真だと言う。
4つ目の嘘
「案内したいところがある」と、晴美たちを「熊鳥」に連れていき、卵焼きを頼む秀明。
食べてみるみんな。
ごくごく普通の卵焼き。
しかしこれは恭平の母の味に似ているらしい。
この店のことを森から聞いた秀明。
晴美たちには「恭平から聞いていた」とごまかす。
熊井曰く、恭平はこの卵焼きを食べながら、お袋の味の偉大さについて、いつか子供と一緒に酒でも飲みながら語りたいと言っていたらしい。
子供と…
恭平が3人の妻の得意料理を好きだと言っていたのは、子供たちのためだったのではないか。
子供たちに母の味を覚えてほしいから。
だから自分の好物よりも妻たちの得意料理を大事にしていた。
「あ!」とひらめき、恭平のタブレットのパスワードに「たまごやき」と入力する晴美。
「鹿肉のステーキ」「ケールとプルーンのサラダ」では開かなかった恭平のスケジュール帳が開く。
恭平のスケジュールには、3人の妻の子供たちそれぞれの行事予定と未来の予定が入力されていた。
恭平の愛情を知り、驚く3人に「あなたたちは天谷恭平の心を知ろうとした?」と文江。
「表面だけをすくい取ってわかった気になって、心の中を知ろうとしなかった。」
もっとちゃんと恭平を知ろうとしていれば、恭平の嘘に気づいていれば、今とは違った未来があったのかもしれない…。
4つ目の嘘、「本当に好きな食べ物は卵焼きだった」というのは、思いやりの嘘。
なんとか課題をクリアした3人。
店を出てため息をつく文江。
それぞれのその後
香織とちゃんと向き合うことにした晴美は、香織の本音を聞き出し、和解する。
加奈子も元夫に自分の気持ちをぶつける。
「あなたを好きっていう気持ちを疑われることが一番辛かった。不倫はしてない。最後くらい信じてほしい。」
透とも仲直りした加奈子。
元気にマンゴー体操を踊る子供たち。
慎香の病気も大丈夫だったらしい。
一方、秀明を怪しむ文江。
頭が切れるようにも見えないのに、恭平の診断書や行きつけの焼き鳥屋を見つけてきた。妙だ…。
文江から秀明の写真を見せられた美保は、秀明が北神谷町未解決殺人事件の被害者遺族であることに気づく。
「やっぱり俺には無理です。」と秀明からのメールを見る森。
「使えねーな…」と、ついに自らシェアハウスに乗り込む!
感想
ついに森がシェアハウスに。
スーツを着ると意外とまともに見えてしまう。
服装って大事なのね…。
天谷恭平の10個の嘘のうち、今回で4つが明らかとなった。
- 事実婚している相手が3人いたこと
- 余命を宣告されている病気だったこと
- 性機能障害と無精子症だったこと
- 好きな食べ物が卵焼きだったこと
4つ目だけライトすぎる…
それぞれの妻の子供たちを思いやった愛情深い嘘だったんだけど。
最初から思っているけど、どうして一人1億ずつじゃ駄目なのかなぁ。
恭平に一番愛された人を特定することにどんな意味が?
それを自分で証明するのって難しくない?
1話で見た恭平は、どの妻にも、どの子供にも偏りなく愛情を注いでいるようだったしなぁ。
課題もよくわからないし…。
結局今回の課題も、答えたのは加奈子だけど、全員で恭平の深い愛情に気づいたから全員クリアってことになっているよね。
こんなことをしていても誰が恭平に一番愛されていたかなんて一生わからないでしょう。
熊鳥で卵焼きを食べたときの文江の驚いたような顔。
やっぱり文江は恭平の母親なのかなぁ。
気になるのが「北神谷町未解決殺人事件」。
どうやら秀明の姉が殺された事件のよう。
未解決ということは、その犯人はまだ捕まっていないんだよね。
森じゃない?
と見せかけて、恭平とか。
恭平の中二病発言は、本当は人殺しなのに、その過去をどういうあれか知らないけど塗り替えて生きているから。
森と恭平が実は兄弟とか。なんかちょっと似てるし。
加奈子の得意料理が「ケールとプルーンのサラダ」って。
育ち盛りの息子にとてつもなく似合わない。
朝食はバランスの良い和食だったから、得意料理がサラダでも、メインにはがっつり肉があると信じたい。
でも意外に美味しそうだったのよね。ケールとプルーンのサラダ。
鹿肉のステーキも美味しそうだったし、カレーライスも可愛かった。
公式Instagramで見られますよ。↓
私の読解力がなさすぎだったらごめんなんだけど、登場人物たちの行動の意図がよくわからないの、このドラマ。
今回は森が加奈子を騙して何をしたかったのかよくわからない。
恭平を殺したように見せかけたのは、3億円の候補者から脱落させたかったから?
元夫が持っていた不倫の証拠写真も森が偽造したもの?
どうしてもお金が必要な状況に追い込んで、課題の答えを秀明に協力させて、3億円レースで一歩リードさせるため?
でも結局みんなお金が必要な状況になっちゃったから意味なかったみたいな?
ぐちゃぐちゃにするのが好きだとは言っていたのはこういうこと?
晴美の後輩の香織も、パワハラで示談金を請求するほどの出来事なんてあったっけ?
一緒にやってきたプロジェクトがどうのって言っていたけど、そのエピソードあった?
あんなに晴美を慕っている風だったのに、こわ~。
和解したとはいえ、次の日から何事もなかったように一緒に仕事なんてできないと思う…。
そして茜が前回から可哀想すぎる。
幼い双子の子供たちが突き飛ばされたり誘拐されたり重い病気かもしれないと言われたり。
心労が重なりすぎ。
次回は森が直接シェアハウスに乗り込んで、3人をぐちゃぐちゃに引っ掻き回すんだろうなぁ。
イライラしそう。