わたし旦那をシェアしてた 9話 ネタバレありのあらすじと感想です。
あらすじ
恭平(平山浩行)にもらった赤いワンピースに着替える茜(岡本玲)。
階段で文江(夏木マリ)に声をかけられる。
「オシャレしてどこに行くの?」
食事に行くと言う。
外に出たら晴美(小池栄子)にも声をかけられ、晴美と一緒に食事に行くことに。
いつものトンネルで美保(渡辺真起子)に会う文江。
秀明(赤楚衛二)が、恭平の殺害現場で赤いワンピースの女を見たと言っていることを聞くが、心当たりは全くないと嘘をつく。
恭平を見捨てた、そんな女のことは考えたくないと。
毎年誕生日に恭平が連れてきてくれたというレストラン。
今日は茜の誕生日だった。
なんだかイライラしている茜。
食事なんか喉を通らないと言う。
秀明のこともあったし、晴美も味なんかわからない。
それでも食べる。
起こったことは受け入れる。それが晴美。
「そういえば指輪ってどこにあるんだろうね?」
と言ってみる。
真顔で固まる茜を見て、
「茜ちゃんが持ってたりして。」
と冗談ぽく言う晴美。
そこに文江が来る。
髪がボサボサ。
自分が探していた女が茜だということがわかったと言う。
血のように真っ赤な服は悪人によく似合うと。
赤いワンピースの女が現場にいたのを秀明が見ていたことを話す。
警察に言う気はないらしい。
決めつけるのは良くないと、これまで一緒に色々なことを乗り越えてきた茜をかばう晴美。
「もうやめませんか?」
しかし文江は、6年も一緒にいた恭平のことを何もわかっていなかったのに、茜のこともわかっているはずがないと言う。
恭平が一番愛した女性は誰なのか、何のためにお金を残したのか、その答えを出さないと終われない。
秀明にもやめようと言えるの?
今回のことで、秀明の人生は大きく変わってしまった。
それはわかっているけど、恭平はそんなことは望んでいないと言う晴美。
文江に帰れと言う。
茜に着替えを渡す文江。
3人には警察が張り付くだろうから、赤い服で外に出たらすぐに逮捕されると言う。
文江は、晴美と加奈子(りょう)に新しい課題を出す。加奈子はこの場にいないけど、伝えといてねってことで。
「茜を許せるかどうか。」
実は劣等感の塊だった茜。
いつも前向きな晴美と、自分の気持ちを正直に表現する加奈子。
二人は自分と違って恭平に文句を言われることはなさそうだと言う。
「茜ちゃんだって素直じゃない。」
と晴美が言うと、
「私が素直?」
と笑い出す茜。
晴美の上から目線がむかつくと言う。
小さい頃から意志が弱くて、いつも諦めてばっかりだった茜。
そんな茜に、恭平は
「もっと自信を持って。自分の意志を貫いていいんだよ。」
と言ってくれたから、強くなれた。
だから味方なんかいらない、と出て行く。
恭平の遺体はまだ火葬していなかったらしい。
保管されている場所で恭平に話しかける文江。
「もうすぐよ…。」
文江に渡された服に着替え、リストカットを繰り返した苦しい日々を思い出している茜。
シェアハウスに戻った晴美は、加奈子に課題を伝える。
そこへ茜が帰ってくる。
血相を変えてリビングに来る茜。
双子の子供たち・慎吾(森優理斗)と慎香(池谷美音)がいないと言う。
文江が連れて行ったと言う透(牧純矢)と沙紀(平澤宏々路)。
文江から預かったという紙に記された場所へ行くことに。
茜が恭平の殺害現場に行ったとき、すでに恭平に意識はなかったという。
救急車を呼ぼうとしたけど、少し離れた隙に誰かがいたので怖くて逃げた。
その“誰か”は現場に戻ってきた秀明だった。
疑われるのが怖くて、警察にも連絡しなかった。
恭平を見捨てたと茜を責める加奈子。
3人はタクシーで文江のもとに。
子供たちは車の中で眠っている。
車の中には酸素が送り込まれ、すぐに助けださないと子供たちは酸素中毒で死んでしまうと言う。
こんなことをするのは、茜から本音を聞き出すため。
本当のことを言えば止めると言われ、掲示板に「女の敵、天谷恭平に天誅を」と書き込んだことを認める茜。
そんなことをしたのは、事実婚している女が他に二人もいるとわかったからだと叫ぶ。←恭平の手帳を勝手に見た
恭平の秘密を知った茜はこっそり彼の後をつけ、加奈子や晴美と一緒にいるところを見た。
明らかに自分より年上で自立していそうな二人を見て、自分は捨てられると思った茜。
不安に駆られ、事件の前日、GPSのついたスマホリングを恭平にプレゼントしていた。
事件の日は、お祝いなのに帰ってこないとGPSが示している場所へ行ったら、倒れている恭平を発見。
指輪を見つけた茜は、瀕死の恭平に尋問する。ひでぇ。
私を捨てるつもりだったんでしょ?
あなたなんか殺されて当然よ!
これは誰に渡すつもり?!
「一番…心の強い女性に…。」
と言った恭平。
誰かまではわからないと言う茜。
子供に危害を加えられると思い、割れたガラスの破片で文江に襲いかかる。
「この子達に何かしたらあんたを殺してやる!」
文江が自衛している隙に、晴美たちによって車から助け出された子供たち。
しかし慎吾が倒れ、心停止してしまう。
さすがに救急車を呼ぶよう指示する文江。
検査の結果、慎吾は心臓病だった。
先天的に心臓の機能が弱いのかもしれない。
心臓移植手術が必要になると医師に言われる。
美保たちは現場に落ちていたガラスの破片についていた指紋や、防犯カメラに映った赤いワンピースの女の映像から、茜にたどりつく。
正攻法で逮捕しようとしているようだ。
恭平と、慎吾のことで病院に行ったことがあると言う茜。
恭平の9つ目の嘘は、
慎吾が心臓に疾患を抱えているのを黙っていたこと。
海外で心臓移植をするには3億かかると言う文江。
恭平が残した3億円はこの費用のため?
治療費に使いたいと言う茜だが、息子を見殺しにした茜を文江は許さない。
文江に出されていた課題の答えを言う晴美と加奈子。
二人とも茜を許すと言う。
だから、恭平が望んでいたなら、3億円は慎吾の治療費に使いたいと。
お願いしますと茜も頭を下げる。
しかし認めない文江。
「恭平が望んでたと言うならそれを証明して。
慎吾を治療できないのはあなたのせい。
あなたが恭平を見殺しにしなかったら、こんなことにはならなかった。
自分の子供の前であのワンピース着れる?
同じことを自分の子供にやってみれば?」
それを聞き、もういいです…と諦める茜。
しかし晴美と加奈子は逃げないで、文江以上に強い意志を見せて!と茜に発破をかける。
恭平が誰に指輪を渡そうとしていたのかを、どうしても言わせようとする文江。
そこへ慎吾の容体が急変したと看護師が駆けてくる。
自分を殺してもいいから慎吾を助けてくださいと懇願する茜。
しかし文江は無言のまま…。
感想
茜は劣等感の塊だったの?
他の大人の目がないときに透にめっちゃ暴言吐いていたのは、自信のなさからくる情緒不安定さを表していたのかな。
元ヤンなのかと思ってた。
加奈子が自分の気持ちを正直に表現するのは、まぁ。
でも普段のキャラに合わないし、目をハートにして男にデレデレになるタイプには見えないよね。
晴美と加奈子が「私を守って。」と男性に言うタイプにも見えない。
私が勝手に思っている人物像と、ドラマの人物像が違うから、展開がしっくりこないのかなぁ。
でも茜が絶対に付き合ってはいけないタイプの女だということはわかった。
勝手に手帳を見たり、GPS付けたりするのは完全にアウトでしょう。
恭平もめんどくさいのに声をかけてしまったと後悔したに違いない。
でも「帰りは何時?」と聞いたのに恭平にはぐらかされて、2回目の「帰りは何時?」はよくわかる。
で、帰りは何時なのよっていう。
茜の言い方はこんな上からではなく、切羽詰まった感じで聞いていて苦しくなった。
結局茜は最初から事実婚の妻が3人いるってわかっていたってことなのよね。
晴美と加奈子に強気な態度を取っていたのは精一杯の強がりだったのかな。
本当は二人には敵わないって思ってたんだよね。
でもネットに書き込みして、瀕死の恭平を見捨てたのは茜だったのに、今まで隠して普通にシェアハウスで過ごしていたのは図太いわ。
恭平との思い出を普通に話せる神経も。
劣等感の塊のイメージと結びつかないなぁ。
で、恭平がついていた嘘。
- 事実婚している相手が3人いたこと
- 余命を宣告されている病気だったこと
- 子供が作れない体だったこと
- 好きな食べ物は卵焼きだったこと
- 外科医でシングルマザーの母親がいたこと
- 北神谷町未解決殺人事件に関わっていたこと
- 森の殺害計画を練っていたこと
- 書き込みをした人物と、自分の命が狙われていることをわかっていたこと
- 慎吾が心臓に疾患を抱えているのを黙っていたこと ←NEW
普通に生前移植費用を出してあげるのはダメだったの?
よくわからない。
読み返してみると、昔から難病で、余命を宣告されている男性が事実婚の女性3人に全く気付かれることなく三重生活を送るのって可能なの?
健康な人でも難しくない?