G線上のあなたと私 6話【ネタバレあり】あらすじと感想
今回のテーマは人間愛。
何だか都合の良い言葉に聞こえてしまうのはなぜ。
前回眞於(桜井ユキ)に教授を紹介した理人(中川大志)。
眞於は通う病院も決まり、理人の出番はこれにて終了。
でもまだ眞於と関わりたい理人。
そんな理人に眞於は、人間関係が愛とか恋だけじゃ寂しい、またおそば食べに行こう、と言います。
あんなに理人に嫌悪感出してたくせに、役に立ちそうになったら利用して、世話になった以上無下にもできないからお友達宣言?
何という女。
一方、也映子(波留)は白鳥さん(えなりかずき)にきっちりお断りし、婚活アプリも退会。
なにも退会までしなくていいのにね。
とにかくカップル成立カップル成立って眼鏡からコンタクトにしてまでがっついて、いざ成立したら生理的に無理だから断るって、何という女。
さて。
也映子と理人はいつものカラオケで3コン(※也映子・理人・幸恵の3人によるコンサートのことw)の曲を決めようとしているようです。
“サムワン”という曲は眠くなると言っている也映子。
多実ちゃんが伴奏してて楽しいのはシチリアーノ。
などなど楽しく曲決めしていると、突然、結愛(小西はる)が参加してきます。
バイオリンを弾いてみたがる結愛に、構え方を手取り足取り教える理人。
照れつつも嬉しさを隠さない結愛。
それを面白くない顔で見ている也映子。
もう見てられないって感じで急用のフリをして帰ります。
なんてったって今日は也映子の誕生日。
お母さんがケーキを買って待っていてくれる28歳。
いいじゃんいいじゃん。
也映子の母は、元婚約者との破談が残念だったようですね。
あちらの両親とも関係は良好だったようで、元婚約者の父が入院していると聞いて、お見舞いに行くことを勧めてきます。
侑人(鈴木伸之)は、理人から眞於の病気について聞いたらいてもたってもいられなくなったらしく、眞於に会ったそうです。
それを聞いた理人は激怒。
「兄貴の気持ちが楽になっただけじゃん!眞於さんは笑って許すしかなくなる…」
卑怯なのは自分でもわかっている侑人。
でも眞於のこと、ほっとけないんだって。
おまけに、理人が眞於に本気なら応援するとか言ってます。
この兄もなぁ。
理人と眞於を応援するっていうのも意味わからないし、芙美(滝沢カレン)と息子がいるんだから、気軽に眞於に会うなよって思っちゃう。
と思っていたら、意外と鋭い芙美。
侑人の様子を見て、
「なんかあった?」
そしてよりにもよってこの時芙美が着ていたトップスがLOVELESS!!
ただのブランド名だけど、あえて「愛がない」とか「愛されない」という意味のロゴ入りを選ぶ意味。
そんな中、義母の病院でバッタリ理人に出くわして驚く幸恵(松下由樹)。
理人は夏からの実習先がこの病院になったとか。
偶然すぎ。
也映子が元婚約者の父のお見舞いに行ったことを聞いて理解できない理人ですが、
「恨み続けるのってしんどい。とにかく許せないと思いながら許しちゃう、そんなもの。」
と言う幸恵。
「簡単ですね…」
って理人は言っていたけど、簡単じゃねーよ!!
大人になったら自分の気持ちとかよりも優先しなきゃいけないこととか色々あるんだよ!!
って言いたくなりました。
その後、久しぶりに3人で集まれた(結愛と多実もいたけど)のに、理人が也映子に噛み付きました。
也映子がバイオリンを弾きながら、3人で弾くの懐かしいなぁってついつい手が止まっちゃうんだけど、それを理人は元婚約者を思い出して切なくなったからだと思ったみたいなんだね。
もう嫉妬の感情だよね。
別に本人が納得してるなら元婚約者の父のお見舞いに行ったっていいと思うけど、若い理人にはわからないんだなぁ。
そうやってだらだら続くのが気持ち悪いなんて暴言を。
也映子が元婚約者のことを「ほっとけない」と言ったのも地雷だったね。
也映子も大人なら黙ってればいいのに、気分は理人と同級生?
「理人くんだってそうじゃん。
結愛ちゃんの気持ちわかってるんだよね。
どういうつもりなの?顔とか髪とか触っちゃって。」
だからもう嫉妬の感情w
自分から也映子と元婚約者のことに首突っ込んできたくせに、
「学生の恋愛に首突っ込むなよ。」
と怒る理人。
あ~ほんとやだこの二人。無駄に攻撃的すぎる。
陰からハラハラ見守る幸恵。
理人曰く、この3人の関係も、あの発表会の打ち上げの日、也映子がギャン泣きして続けようって言うから続けているだけだと。
「自分に何もないからって俺と北河さん(幸恵のことね)に執着するのもうやめてもらえませんか。」
理人ってさ、なんでいつもこんな上からなんだろう。
なんて傲慢な台詞なんだ。也映子も若干ストーカー気味ではあるけど…。
幸恵は自己嫌悪。
あたしが余計なこと言ったせいよね…あぁ反省…
でも、いいなぁ。あぁ、若返りたい。←
也映子と二人での練習を寝過ごしてしまった理人。
“サムワン”はやっぱり眠くなるらしい。
也映子からは怒っているようなメールが。
理人がわざとすっぽかしたと思っているんだろうけどね。
也映子も大人げないよね。
理人は慌てて準備しようとしてたんだけど、弓が壊れてしまった~。
一方、カラオケで一人で待っている也映子。
打上げの日のことを理人は全く覚えていないと言っていたけど、也映子がギャン泣きしたことを覚えていたなら、
シャッタードン
「今日可愛いな」
手を繋いで歩いたこと
などなど覚えているのでは…
理人が来ないので、也映子はいとこ(真魚)を呼び出しました。
お腹がかなり大きくなっています。
双子だしね。
来月から入院だって。
双子の出産を控えて、自分とお腹の赤ちゃんのことで頭がいっぱいであろういとこに自分の悩みを相談し出す也映子。よくできるよな、ほんと。逆に不安なこととか聞いてあげなきゃいけない立場じゃないの。
也映子は理人に「執着するな」と言われたことを気にしている様子。
いとこは、やえちゃんはごく常識的な普通の人だから、多少うざくても大丈夫だと励ましてあげてました。優しいな。
帰りに学生たちとワイワイしている理人を目撃する也映子。
知らんぷりして行ってしまう理人。
眞於も誕生日らしく、生徒のバンドマンと受付の庄野さん(永野宗典)から誕生日プレゼントをもらっていました。
じとーっとした目で見ている也映子。
也映子と眞於は誕生日も近くて星座も同じ、血液型もまさかの同じA型。
同い年だし運命ほとんど同じ。
実際、「同じような運命辿ってますしね。」
と言う眞於。
そこへ、誕生日おめでとうメールが理人から来たらしい。
也映子は黙って頷いとけばいいのに、
「眞於先生にはクラスの最上位女子のにおいを感じます。」
と言い出します。
也映子ほんとめんどくさい。
ここから也映子のいいないいな攻撃が始まります。
- 眞於は一生周りの人からほっとけないと言われる人種。
- 也映子にとってはめちゃくちゃ言われたいワード。
- それって愛。
- 理人からもお兄さんからも根源的なところで愛されている。
一方、可哀想な私は、
- すごく普通な人間。
- ほっといても大丈夫と言われるほど、キャラもこくない。
- なのにわりとひどいことをさらっと言われる人種。
- ぶんなぐった婚約者に「おかげで親知らずが抜けた」とか言われちゃう。
- 傷ついてるんだけど、婚約破棄されても案外早く立ち直っちゃう。
- 周りもさほど心配しない。
つまり、誰からも気にしてもらえないってキツイの~~~~!アピール。
いきなりそんなこと言われても眞於も困るわ。
でも眞於も黙ってない。
「だったらそう言えばいいじゃないですか。
気にしてもらいたいのなら待っているだけじゃなくて、誰かのスペシャルになる努力をしなきゃだめ。
自分からは何もしないのに察してくれって、その方がワガママな気がしますけど。
私たち、全然違いますね。」
眞於も怖いけどな。
「運命も同じ♡」とか言った舌の根も乾かぬうちに笑顔で「私たち、全然違いますね^^」
こっちは努力しとるんじゃぼけぇってことかな?
でも努力じゃどうにもならない違いってのもあると思うよ…。
その頃、家で家計簿をつけている幸恵。
はぁ、今月もギリギリだわ。
そこへ夫がプレミアムディナークルーズのチケットを出してきました。
上司が行けなくなったのを良かれと思って買い取ったらしい。
4人で28000円?!今月厳しいのに~。
夫は「喜んでくれると思って買い取ったのに」と不貞腐れます。
しかも「この程度で済むと思わないでよ。」と言う幸恵に
「一生謝り通さないとダメなの?」
と逆切れ。←浮気してますからね、この夫
幸恵は、理人が也映子のことを「あの人」という時の言い方が優しいと言っています。
3人は案外いい関係だと思っている幸恵。
これぞ人間愛?
人間愛って言葉慣れないなぁ。友情じゃダメなの?
也映子はバイオリン愛が炸裂して、高価な楽器が欲しくなっちゃってます。
でも数ヶ月間、理人や幸恵よりバイオリンを練習していたにも関わらず、あんまり上手になってなかったようです。やめときなよ…。
理人は壊れた弓を修理しに来ていました。
でも修理代が結構高いようで、新しいものを勧められています。
この間二人の練習をすっぽかして連絡もしなかったのは、色々言われるのがめんどくさかったからだとか。わかる。
結局也映子は新しい良い弓を買うことにしました。
誕生日何も買ってないし…と理人に誕生日アピールすることも忘れずに。
防音室で試し弾きしてみますが、
めっちゃ違う!音が丸い。眞於先生みたい!とはしゃぐ也映子。
自分じゃ違いがよくわからないから理人くん弾いてみて、と甘えます。
自分でめっちゃ甘えてるってわかってるのかな。
眠くなるというサムワンを弾き始める理人。
「俺好きかも。バイオリン。俺も好きだわ、バイオリン。今わかった」
也映子は理人がバイオリンが好きだと気づいた弓を買い、結局理人は新しい弓を買わなかったので、也映子が今まで使ってた弓をあげることにしました。
おもむろに也映子に包みを差し出す理人。
誕生日プレゼントだってさ。
中身は松脂w
ちなみに眠くなる“サムワン”の正式名称は
someone to watch over me
私を見ていてくれる人
街中で泣き出す也映子。
めんどくせーと言いながら也映子の手を取り歩き出す理人。
目の前にゆーあー(結愛)。
こんな状況でも意外と礼儀正しく挨拶する結愛なのでした。
結愛が言動は若い女子のそれなだけであって、挨拶ができるところなどはまともなので、也映子が余計おかしな女に見える。
理人へのあの甘え方。
寒気がする。
結愛ならわかる。理人と同年代だし。
あと他人への異常な嫉妬心。
いや、嫉妬自体は異常ではないけど、それを本人に言っちゃうところ。
幸恵さんにも眞於にも。
こんなこと言われても困るだろうなぁとかは一切思わないんだね。
自分の言いたいこと言えれば満足って感じが嫌だなぁ。
出産間近のいとこに自分の悩み相談しちゃうし、幸恵さんの話は聞かずにバス来ちゃうし。
ほんと自分自分で自分自分なんだよ!
回を追うごとに也映子が嫌いになっていくのですが。
也映子だけじゃない。
理人もいちいち偉そうだし、眞於も普段は優しくて穏やかだけど、面倒なことには容赦しないところがクラスの最上位女子と言われる所以…。
「人間愛」とごまかしてるけど、結局「恋愛」だと認めるのが怖いだけ。
幸恵さんの理人と也映子への愛は友情でOK。
最初は反発する二人が恋愛関係になるのって王道だけど、也映子と理人は言い合う内容がキツすぎて、付き合ったとしても上手くいかない気がします。
6話の衣装はこちら↓