わたし旦那をシェアしてた 2話 ネタバレありのあらすじと感想です。
あらすじ
殺された恭平(平山浩行)の事件を捜査している刑事の塚本美保(渡辺真起子)。
シングルマザー専用のシェアハウス・シングシングハウスの管理人、染谷文江(夏木マリ)を呼び出す。
文江に警告をしたいのだと言う。
「天谷恭平の殺害を何者かに依頼したのはあの3人の中の誰かです。
もし危険思想を持った人間だったら他の人間に何をするかわかりません。
すぐに共同生活なんてやめさせてください。危険すぎます。」
あの3人とは…
森下晴美(小池栄子)・・・バリバリのキャリアウーマン
小椋加奈子(りょう)・・・ジムの人気トレーナー
藤宮茜(岡本玲)・・・保育士
全員恭平と事実婚をしていたシングルマザーである。
文江からしたら全員邪魔。←
たとえ自分以外の女を殺して遺産を手に入れる女がいてもいいらしい。
共同生活をさせるのは3人の本性を見抜くため。
文江がやるべきことは、彼女たちの秘密を暴くこと。
ということで、採点表を用いて評価をしている文江。
誰が3億円を手にするのに相応しい人間か決めるため、課題を出すと言う。
「どうして天谷恭平はシングルマザー専門のシェアハウスを運営しはじめたのか。」
3日以内に答えを出すよう言い渡す。
プロジェクトリーダーなのに会社に遅刻した晴美。
預かっている子供に怪我をさせてしまった保育士の茜。
加奈子はパーソナルトレーニングを受けている客の体をひねり過ぎてしまう。
みんな課題の答えを考えるのに必死すぎw
そんな中、晴美の元夫・正樹(安井順平)が晴美に会いに来る。
沙紀から現状を聞いたらしい。
家に帰り、沙紀を問い詰める晴美。
正樹とは関わってほしくないが、沙紀にとっては父親。
友達にも先生にも言えない、この普通じゃない状況を誰かに話したかったらしい。
「何でお母さんの都合で私ばかり振り回されなきゃいけないの?
どうして子供は親を選べないの?」
と反発する沙紀。
恭平殺害の依頼が書き込まれていたサイト「なんでも請負人」の運営者を突き止めた野村(小野健斗)。
美保に報告し、書き込みを確認する。
「女の敵 天谷恭平に天誅を」←Vチューバ―ともちん?@デジタル・タトゥー
「裏で多くの女性に悪事を行って、人を不幸にしている鬼畜のような金持ち、天谷恭平に罰を与える仲間を募集する。
性的暴行や詐欺事件を金で闇に葬ってきた鬼畜。
北神谷町未解決殺人事件にも関わりアリ。」
子供たちに人気らしいマンゴーたいそうを茜の双子の子供たちと踊っている晴美。よしおにいさん!
3億円を手に入れるため、お互いのダメなところを文江にチクる3人。
そんな中、シェアハウスの警備員兼雑用係として雇われた松田秀明(赤楚衛二)。
秀明は恭平殺害の実行犯の一人だが、根っからの悪人ではないらしく、瀕死の恭平から託されたダイヤの鑑定書をシェアハウスに届けに来た人物。
文江から、誰が恭平の殺害を指示した人間が探るという任務を密かに与えられる。
こっちの任務がメインだよね。
家事できないし↓
洗濯物の干し方を沙紀から教わっている秀明。
沙紀のブレスレットを褒める。
恭平からもらったものらしい。
また晴美に会いに来る正樹。
急用だと言う。
沙紀から「もうなんか色々ありすぎて疲れちゃった。死にたい」とメッセージが来たらしい。
金のことに夢中で沙紀の異変に気づかなかったのではと晴美を責める正樹。
「しっかりしろ!」と一喝されて、昔も同じように怒鳴られたことを思い出す晴美。
「なんでも請負人」の運営者・榎本を呼び出し、話を聞く美保。
恭平殺害に関して追加の書き込みをしたのは自分ではなく、違うアカウントだと言う。
裏の世界では有名なアカウントらしい。
それが誰なのか辿れないこともない、と言う榎本に探らせることに。
誰かが自分たちを探っていることに気づいた森(黒木啓司)。
探っている人間を「片付ける」と言う…。
夜道をついてくる正樹にキレる晴美。
「ストーカーみたいなことはしないって家庭裁判所で約束したでしょ?!」
正樹はモラハラ夫で、沙紀にもつらく当たることがあった。
もうホント無理な晴美。
事実婚のことで「相変わらずバカだな。」と言われ、昔のことを思い出し、過呼吸気味になってしまう。
急に殊勝な態度をとる正樹。
「昔のことは反省している。
沙紀のことが本当に心配だから、二人で沙紀を幸せにしてやろう。」情緒不安定かよ。
恭平が社長をしていた会社に忍び込む佐伯(渋谷謙人・森の手下)。
「自己免疫溶血性貧血の可能性」と書かれている恭平の診断書を発見。
それを写真に撮る。
シングシングハウス。
晴美に声をかける秀明。
「あのブレスレット、沙紀ちゃん気に入ってるみたいですね。」
それを聞いて沙紀に何かプレゼントしようとひらめく晴美。
デパートに行く。
その後、買い出しから戻る途中で森に捕まった秀明。
なんで被害者の関係者に近づいているのかと問い詰められ、色々と話してしまったらしい。
おまけにGPSもつけられた模様。
「いいネタやるよ。」と、恭平の診断書の画像を渡される。
Fiffanyのイヤリングを買ってきた晴美は、早速沙紀にプレゼントだと渡すが、沙紀は受け取らない。それどころか、
「本当に人の気持ちわかんないんだね。だから恭ちゃん、他に女作ったんだよ!」
と言われてしまう。
沙紀は恭平の「大事な秘密」を知っていると言う。
やりとりを聞いていた加奈子や茜からも「母親失格」と責められる晴美。
沙紀を追いかけて外に出た晴美は、地下駐車場に降りていく正樹を見かける。
地下にいた沙紀。
正樹について行こうとしている。
しかしいかにも沙紀を心配しているように振る舞っていた正樹だが、沙紀が恭平の遺産なしで自分のところへ来るのは「困る」と本性を現す。
いつの間にか来ていた加奈子と茜の援護射撃もあり、正樹を追い返す。
地上にまで声が聞こえてたってどんだけw
「沙紀とお金はセットだからな…」っていうセリフが最低すぎてびっくりする。
シェアハウスに戻った3人(と沙紀)。
それぞれ恭平との出会いを話し出す。
茜は、4年前、スーパーの駐輪場で自転車を倒してしまったときに親切に助けてくれたのが恭平だった。
加奈子は5年前、ジムで客に絡まれていたところをかっこよく助けてもらった。
晴美は6年前、車に轢かれそうになったとき…
「それが全て演出だとしたら?」
と突然現れる文江。
アメリカにいた有名な結婚詐欺師は、出会いからすべてドラマチックに演出して相手を虜にしたそうだ。
「恭ちゃんはそんなことしない。」と沙紀。
恭平との秘密を教えてあげる、と晴美に言う。
沙紀が恭平にもらったブレスレット。
そのブレスレットについている赤い石は交通安全のお守り。
晴美が道路に飛び出しそうになったら絶対に止めるように、その約束の証としてもらったらしい。だからこれは晴美へのプレゼントなんだと。
「そんなにお母さんのこと好きなの?」と言う沙紀に、恭平は「沙紀ちゃんと同じくらいお母さんのことを大切に思っている」と答えた。
6年前、「もういや…」と、車道に向かって歩き出した晴美を止めたのが恭平だった。
「本当に何もわかってなかった。」と、沙紀に謝ってイヤリングをつけてあげる晴美。文江に出されていた課題に答える。
彼がシングルマザー専用のシェアハウスを作ったのは…
シングルマザーが必ず抱える寂しさや痛みをシェアすることで、シングルマザーたちが生きていきやすくなると思って作ったんだと思います。
現に今、私はみんなに痛みをシェアしてもらってます。
正解らしい。
しかしみんなで答えたから勝者はなし。答えたのは晴美やん…
「子供が親を選べたら、私は恭ちゃんが親になってくれたら嬉しかったな…。
なんで死んじゃったんだろ。」
と切ないことを言う沙紀。
その頃、榎本の遺体を袋に入れて川に落とす佐伯。
また、1995年に発生した「北神谷町未解決殺人事件」の記録を見ている美保。
関係者の欄に松田秀明の名前が…。
子供の頃の顔写真がめっちゃ可愛い。似てるし。本人かな。
子供たちとマンゴーたいそうをしている晴美。
「緩い…」と嘆く文江は、秀明に「あれ」を見せるように命じる。
みんなに恭平の診断書の画像を見せる秀明。
恭平は余命半年だと宣告されていた。
これが二つ目の嘘…。
感想
余命宣告されていた恭平。
貧血で余命宣告?って思ったけど、自己免疫溶血性貧血って、自分で自分の体を攻撃してしまう自己免疫疾患で、難病に指定されているらしい。
だから遺言書がしっかり用意してあったんだ。
で、自分の死後、晴美と加奈子と茜がお互い助け合って生きていけるようにシェアハウスを用意した?
恭平がいい人なのかなって気はするけど、3人も事実婚状態の女性がいる時点でなぁ。
茜と加奈子と出会ったときは、子供がいるってところに反応していたよね。
子供のいるシングルマザーが好きだったのかな。謎だけど。
でも次回登場する4人目の「妻」は、恭平の子供を妊娠しているらしい。
え、大事件じゃない?
もし本当に恭平の子なら、遺産は全部その子にいっちゃうの?
オラ、ワクワクしてきたぞ!
今回は晴美と沙紀の母娘の話だったけど、なんで沙紀があんなに反発していたのかよくわからなかった。
仕事には遅刻していたけど、沙紀のことを疎かにしているシーンあったっけ。
まぁストレスは溜まる状況だろうけど。反抗期だし。
「親に振り回されてる」っていうのもその通りなんだけど、12歳なら母親の苦労もわかるだろうに…。
で、あんなモラハラの父親に助けを求めたのはなぜ?
6年前に別れたなら沙紀は6歳。
父親がどんな人間かギリギリわかるかわからないか…いや、沙紀にも暴言を吐いていたみたいだし、わかるだろう。
でもそれでも自分にとっては父親だと拠り所にしていたのに、「沙紀とお金はセット」なんて言われて、心に深い傷を負ったのではと心配でならない。
晴美みたいなキャリアウーマンがあんなネチネチしたちんちくりんの夫に虐げられていたっていうのも信じがたい。
でも仕事やママ友の間ではリーダー的な存在でサバサバ系の女性が、家では意外と亭主関白な夫に従っている、という例もあるので、ありえるのかもしれない…。
文江が言っていた「アメリカの結婚詐欺師」が気になったので調べてみた。
全てをドラマチックに演出していたのかどうかわからないけど、こんなのが出てきた。
“1990年代初頭、クヒオ(堺雅人)は、自分はアメリカ軍特殊部隊のパイロットで、エリザベス女王とも血縁関係にあたるなどと吹聴し、次々と女性たちをだましていた。だが、実際のクヒオは純粋な日本人で、華麗な経歴もすべて自ら作り出したものだった。弁当店を営むしのぶ(松雪泰子)もクヒオの立派な軍服姿にころりとだまされ、懸命に尽くす。”(Wikipediaより)
うける。クヒオ日本人だった。こんなの面白いに決まってる。
「わたし旦那をシェアしてた」
ハートフルドラマのようでもありながら、クズや極悪人も出てくるし、まだイマイチどんな方向性のドラマかわからないけど、ちょいちょい面白い要素もあるので続きも見てみようと思います。
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