抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

ノーサイド・ゲーム 5話 あらすじと感想

ノーサイド・ゲーム 5話 ネタバレありのあらすじと感想です。

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あらすじ

万年最下位争いだったアストロズ。
プラチナリーグ開幕戦は見事に勝利。
その後も、16チームの総当たり戦となる過酷なリーグ戦を、チームの組織力で乗り越えていく。
気づけば開幕から負けなしの10連勝と快進撃を続けたまま、リーグ戦はいよいよ終盤戦に突入することとなった。
そしてこの日、去年40点差をつけられて大敗したブルズとの第十一節を迎えたのだが…

勝ちまくり。なんと11連勝。
「このままいくぞ、優勝だ~!」
士気が高まる君嶋(大泉洋)と選手たち。

そこへ監督の柴門(大谷亮平)が。
盛り上がる君嶋とは対照的に、サイクロンズとの最終戦を見据えて厳しい表情。

 

「リーグ戦ってまだやってたの?」と真希(松たか子)。
君嶋が憤慨して「新聞にも載ってる!」と、試合結果が一行だけ載ったものを見せる。
その新聞の一面を飾っていたのは、トキワ自動車の記事だった。
「買収成立を見越して早くも株価が上昇」
カザマ商事の買収が順調に進み、絶好調な滝川(上川隆也)。
でもアストロズだって絶好調。絶対負けないと言う君嶋。

 

トキワ自動車の研究員で、アストロズのファンでもある星野(入江甚儀)と話している七尾圭太(眞栄田郷敦)。
星野にトキワ自動車の内定書を見せる。
でもこれは実力でとったものではない。
君嶋にラグビー枠で誘われたのだ。
圭太がまたラグビーをやりたいと思った時に、アストロズに来てくれればいいと言われていたのだった。

 

「トキワの注目株」として経済紙に紹介されている滝川。
将来の社長を気取り、堂々とコスト削減をうたっている。
ここまで滝川の力が大きくなれば、もう君嶋のこともアストロズのこともどうにもできないと言う脇坂(石川禅)。

 

さて、リーグ戦の台風の目となったアストロズは、第十二節、十三節と2試合とも30点以上の点差をつけて勝利し、破竹の13連勝を達成。
そして日本ラグビーの聖地、秩父宮ラグビー場で第十四節ブラックシャークス戦を迎えた。
第十四節は第一試合がサイクロンズ対ファイターズ
第二試合がアストロズ対ブラックシャークス
となっている。

サイクロンズの監督・津田(渡辺裕之)に挨拶する柴門。
津田は
「相変わらず小手先で相手を惑わす逃げのラグビーだな。
君にはお似合いかもしれない。
ただ…本当に強い相手には通用しない。
ここが君の限界だろう。」
と完全に見下している。

それだけあって、ファイターズ戦で圧倒的な力の差を見せつけるサイクロンズ。
これにはさすがにアストロズのみんなも声が出ない。
華麗なパス回し。ファイターズがまるで子供扱いだ。

「うちはサイクロンズに勝てるのか?」

君嶋の素朴な疑問。
サイクロンズとでは圧倒的に選手層の厚みが違うと言う柴門。
サイクロンズには日本代表が9人もいるのに対し、アストロズには里村(佳久創)一人だけ。
「選手層か…間に合えばいいんだがな。」と君嶋。
え、何?って感じの佐倉(笹本玲奈)と柴門。

 

その頃。海外事業部に配属された圭太。
カザマ商事買収のおかげで、海外事業部は絶好調で大忙し。
だけど喜んでばかりもいられない。
滝川のコスト削減で割を食う部署もあるのだ。

例えば…工場を視察している滝川。
熟練の職人をアピールしている工場長だが、滝川はAIロボットの導入で人件費の削減を実行しようとしている。
役員たちもそれに賛成しているらしい。

カザマ商事買収による株価上昇の記事が出たおかげで、滝川の発言力が社長より大きくなっている。
通常ならトップシークレットであるはずの企業間の合併。
合併前にこんな情報が出たらご破算になることだって考えられるのに、滝川はなぜリークできたのか。カザマ商事がこの買収話を取りやめることはないという確信があったということか…考え込む君嶋。

 

入社以来16年間ラグビーをやって来た本波(天野義久)。
会社には感謝していると言う。
だから試合でどんなに怪我をしても仕事を休んだことはない。
ラグビー部が崖っぷちの今、死んでも結果を出したいと、佐々(林家たま平)ら若手の練習に付き合っていた。
そこにキャプテンのテツ(高橋光臣)も加わる。
本波は、佐々のパスが里村より上だと言う。
佐々は信じないが、実はテツもそう思っていた。
パスのスピードと飛距離は確実に里村より上だと。
だが試合には出られない。
佐々に足りないものは何か。
いつも剛速球パスしか投げない佐々に、もっとリズムを変えて視野広く投げてみろとアドバイスするテツ。

 

君嶋がカザマ商事のHPを見ていると、佐倉がやって来る。
佐倉によると、柴門は毎日サイクロンズ戦の映像を見ているが、なかなか攻撃の手立てが見つからない様子らしい。
しかし、学生時代から常に結果を出してきた柴門を信じている君嶋。
「あいつなら今回もやってくれる。」
大学時代、柴門のせいでラグビーが嫌いになった君嶋。
「そんな同期の二人が一緒のチームで戦うなんて面白いですね。」という佐倉の言葉でひらめいた。
カザマ商事の社長の経歴に目をやる。
続いて経済紙に載っている滝川のプロフィールを確認。
二人は同期だった。

それを脇坂に伝える君嶋。
だからリークできたんだ。
しかも当初、滝川は1000億円で強引に買収しようとしていた。
大学の同期二人が計画した買収案件だったということか?
しかし滝川は、風間社長と知り合いだということを会社の同期である脇坂にも一言も言ったことがないという。
ビジネスに私情を挟んでいると思われたくなかったか、あるいは私情を挟んでいるからこそ黙っていたか。
これは本当にただの買収なのか。
それとも他に何か企みがあるんだとしたら見過ごすわけにはいかないと息巻く君嶋。

 

その頃、風間社長と会っている滝川。
少し遅刻してきた風間に文句を言うが、風間は「貧乏暇なしは過去の話」とへらへらしている。昔は貧乏だったのかしら…
買収は順調に進んでいるらしい。
「持つべきものは優秀な同期だ。これからもどうぞよろしくお願いします、滝川、社長」と風間。

 

ジュニアアストロズの練習試合。
パスを落としてしまう博人(市川右近)。
友達の龍一はしっかりキャッチ。

今度の試合の選抜メンバーが発表される。
9番、里村と同じ背番号に選ばれて喜ぶ龍一。
博人は佐々と同じ21番。

ラグビーの背番号はポジションごとに決まっている。
21番ということは、レギュラーにはなれなかったらしい。
「レギュラーになれるように手助けしてあげたら?GMなんでしょ?」と言う真希。
GMの力でレギュラーにねじ込むことかと思った君嶋は、真希に思い切り叱られる。
「はぁ?!
博人にアストロズの練習を見学させたり、他の選手からアドバイスをもらったり。
上手になるための手助けができないかっつってんの!
そんな努力もさせないでレギュラーにねじ込むって、根性腐ってんじゃないの?!」😂

 

「アストロズの最新の分析結果が出た」と津田に報告しているサイクロンズGMの鍵原(松尾諭)。
結果は全てにおいてサイクロンズが上。
サイクロンズが負けることはありえないと鍵原が言うと、
「勝負に絶対はない。ありえないなどと言うな」と怒られる。
不安要素は万に一つでも潰す主義の津田。
アストロズに脅威があるとすれば…
里村の映像を見つめる。

 

今年のプラチナリーグは1強15弱だと言う柴門。
サイクロンズだけが飛びぬけている。
アストロズは弱い15チームの中でどうにか無敗できただけ。
サイクロンズに勝てる確率は数パーセント。
しかし君嶋は、今のアストロズにはスピードがあると言う。
それを聞いて駆け出す柴門。

ストップウォッチとリモコンを手に試合の映像を見ている。
君嶋が追いかけてくる。
「俺も腹をくくるしかないか…」と呟く柴門。

 

選手たちを集め、
「うちの攻撃がサイクロンズに通用することはまずない。」
と言う柴門。
どう攻めても潰されると思ってプレーしろ。
チャンスはその後にある。
リロードだ。
頷く選手たち。
リロードの意味がわからない君嶋。

ラグビーは、タックルやスクラムが潰れたりして、一試合に何十回と地面に倒れる。
その倒れて休んでいる時間をいかに短くして次のプレーの態勢に戻れるか。
それがリロードだ。
サイクロンズはリロードに時間がかかる。
強さゆえの余裕。
そこに隙がある。

ファイターズ戦におけるアストロズとサイクロンズの比較映像を見せる柴門。
アストロズの選手が全員試合に戻った時、サイクロンズはまだ5人の選手が倒れている。
つまりこの瞬間は10人対15人。数的優位になっているということだ。
向こうがパワーならこっちはスピード。
現代ラグビーはコンマ数秒の戦い。
伝統を重んずる津田は、現代ラグビーで最も重要とされているリロードを軽んじている。
そこに勝機あり!ウオー!!

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アストロズはリロードの速さに磨きをかけ、数的優位な時間帯を延ばしていけば、サイクロンズの壁は壊せる!

そのためには、倒れてもすぐに起き上がる術を身に付けるための特訓が必要だ。
最適なのがレスリング
サイクロンズに対抗するための、より低く足元に入り込むレスリング方式のタックルも覚えられる。
トレーニングを頼んだ際、GMはタックルが得意で大相撲の力士とも稽古してるって話をしたら、コーチがGMさんも是非!ということで、ユニフォーム姿の君嶋。
相手は女子選手だと聞いてほっとしたのも束の間、登場したのは霊長類最強の女・吉田沙保里。
めっちゃ痛そう~

 

ラグビーの練習に励む選手たち。
根性論が好きではなかった柴門だが、選手たちを見ていると、最後は気持ちが勝敗を左右すると思い知らされる。
勝ちたいという気持ちが時にデータを越える。
ただ、勝つためにはもう一つ飛び道具がほしい

 

圭太を「多むら」に連れていく柴門。
うちの期待の新人だと女将に紹介している。
爽やかなイケメンの圭太を見て
「女性ファンが増えるから多少へたっぴでも試合に出した方がいい」
と的確なアドバイスをする女将。
柴門は圭太に、アストロズに入ることをもう一度考えてほしいと言う。
アストロズが廃部の危機にあることや、サイクロンズの強さにやたらと詳しい圭太。
「ラグビーが好きなんだろ?君嶋がお前を誘うのはチーム強化のためだけじゃない。せっかくのお前の才能を捨ててほしくないと思ってるからだ。決めるのはお前だが、一度アストロズを見てほしい。」と言う柴門。

柴門の言う飛び道具が圭太だと思っている君嶋。
結局間に合わなかったか…と言っている。

 

練習中、ミスを連発する選手たち。
次負けたら部がどうなってしまうのか、みんな不安なのだ。
「なんとか選手の気持ちを高めないと。」と君嶋。

そんな中、何社かのマスコミから柴門への取材依頼が来る。
しかし聞きたいのはアストロズのことではなく、津田監督のことらしい。
二人の過去のことを、マスコミは面白可笑しく煽ろうとしているのだ。

そこで、柴門と津田の合同記者会見を提案する君嶋。
最初は「ふざけるな」と言っていた津田だが、マスコミが50社以上集まる予定で、経費も全てアストロズ持ちだと聞き、これを利用して柴門に格の違いを思い知らせようとほくそ笑む。
「試合前にあの生意気な男をひねり潰しておくか。」悪役らしい良い台詞です

 

合同記者会見
君嶋に声をかける鍵原。
「せいぜい利用させてもらいますよ。サイクロンズの優勝を宣言するいい会見になるでしょう。」

自分を更迭した津田との試合を迎えることについて心境を聞かれた柴門。
「大先輩でもある津田さんに失礼のないよう、全力で…徹底的に叩き潰します。

去年最下位だったアストロズがここまで全勝で来られたのは、柴門一人の力ではない。
アストロズの監督に強引に引っ張ってくれた新GMの存在、そして何より磨けば光る素晴らしい選手たちがいたからこそ。
ラグビーは常に進化している。
伝統にとらわれていては強くはならない。
柴門が目指すのは、理論に基づいた攻撃型のラグビー。
そのラグビーでねじ伏せ、サイクロンズを叩き潰す。

津田に「礼儀を知らないようだ」と言われるが、
「津田監督には大変お世話になりました。
勝つことが最上の礼儀と思っています。
答えは全てグラウンドで出します。」
と宣言する柴門。

会見を見ていた選手たちの心に湧き上がる、勝ちたいを通り越したこの感じ
監督とGMのために、やる!

いい会見になったと鍵原にお礼を言う君嶋。
選手たちの気持ちを高めるために、この会見を実現させたのだった。

 

そして運命のサイクロンズ戦当日

「アストロズの監督になったのは、他に行き場がなかったからではない。
このチームなら理想のラグビーを実現できると思った、命をかけられると思ったからだ。」
と選手たちに語る柴門。

勝つぞー!!!!

 

試合開始
社長も来ている。
挨拶に行く君嶋。
今日は今期最高の集客数らしい。
圭太や、博人たちジュニアアストロズのメンバーも来ている。

里村が集中的に狙われている。
サイクロンズのリロードも速いが、その差が出てくるのは後半。
里村のノールックパスがカットされてしまう。
ボールを持って走るサイクロンズ。余裕で点を決められてしまう。
どや顔の津田。
アストロズも負けじと点を決める。

試合は、攻守の要・里村が徹底的に抑え込まれたことにより、アストロズはフォワード戦に持ち込んだ。
これが功を奏し、どうにか一進一退の戦況は続いたが、自力に勝るサイクロンズは徐々にその力を発揮し始める。
だんだん開いていく点差。
前半40分が過ぎ、残りワンプレーを知らせるホーンが鳴った。

ボールを持って走るサイクロンズの選手を本波が止め、前半終了。

控室へ走る柴門。
「サイクロンズは前半、フォワード戦に持ち込まれて相当疲弊しているはず。
後半はリロードの差が如実に出てくる。
スピードでサイクロンズを打ち崩せ!」
何人かの選手交代を言い渡したあと、最後に佐々を見る柴門。
里村に代わって佐々が入ることに。
驚くみんな。
鍵原たちも、普段試合に出ていない佐々のデータがなくて焦っている。

グラウンドに出てくる選手たち。
緊張している佐々をテツが和ませる。
「佐々コーチ!」と叫んで、佐々に自分の背番号を見せる博人。
佐々と同じ、21番。

勝負の後半戦
リロードが遅くなってきたサイクロンズは、佐々のテンポに追いつくのが精いっぱい。アストロズはよく鍛えられている。
スピードがまったく落ちない。
「これはどっちが勝つかわかりませんよ。」
つい分析してレナ(阿部純子)に驚かれる圭太。

そんな中、佐々のパスが観客を魅了。
里村はオールラウンダーだが、佐々はパスだけ。
でもその一つを徹底的に磨けば武器になる。
柴門の言っていた飛び道具とは、佐々のことだったのだ。
最初から後半で佐々の投入を決めていた柴門。
君嶋のおかげで腹が括れたという。
そんな佐々が点を決める。
スピードでサイクロンズを振り回し、守備の隙を突破するためには、テレパシーのような意思の疎通が重要。
「合宿生活で家族になったあいつらなら大丈夫だ。」と言う柴門。ゴリ押しした合宿の正当性をアピールw
リロードの速さで数的有利の状態をキープしているアストロズが、ゲームを支配し始める。
パスをつなげるアストロズ。
あと4点差まで迫る。
ノーサイドまで残りわずか。
あとワンプレーを告げるホーンが鳴る。
アストロズが勝つためには、トライで5点取るしかない。
沸き起こるトキワコール。
ついに社長も叫ぶ
「負けるなー!」
君嶋も叫ぶ。
岬がトライを決めたように見え、歓声が起こる。
しかし「ホイッスルが鳴っていない」と佐倉。
ビデオ判定に持ち込まれる。
「インゴールにボールがグラウンディングする前に岬の足がラインを出ていたらノートライ。」え、なになになに?つまりボールより先に足が地面についてたらダメってこと?

スローモーションで確認。
足が先だ。

負けた…
負けたんだな…

 

 

 

感想

音楽がいい~。
米津玄師『馬と鹿』
最初はサビしか聴いていなかったんだけど、サビ以外もなんか耳に残るメロディーというかね、覚えにくいんだけど印象に残る。
音が取りにくくて音痴には歌えないと思うわ。
むしろ聴いてみたい。音痴が歌うこの歌のサビ以外の部分を。

開幕戦から快進撃を続けるアストロズ。
本当に万年最下位だったの~?
監督でここまで変わる?
前監督と、解雇された外国人選手の立場になったらいたたまれない~

そして無敗で迎えたサイクロンズ戦。
なんかサイクロンと聞くとどうしても掃除機が浮かんでしまうのは私だけかな。
サイクロンの本来の意味は

“インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生する熱帯低気圧”(Wikipediaより)

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です。念のため。

めーっちゃ強いサイクロンズ(柴門に1強15弱とまで言わしめる)に勝てるとは思わなかったけど、それにしても互角くらいに見えた。
柴門の戦略の賜物?

ドラマを見ていて学んだラグビーのルール

  • ボールを持って線を越えると点が入る
  • 里村や佐々のポジションは頭に何か被る
  • 試合には前半と後半がある
  • それぞれあとワンプレーのときにホーンが鳴る
  • 全部で何プレーなのかは不明
  • 時々スクラムを組む
  • スクラムは崩れる
  • 崩れたところから立ち上がって試合に戻っていくことをリロードと言う?
  • ボールを蹴ることもある

よくわかってない😂
でもドラマでの見せ方が上手なので、試合の流れはわかる不思議。監督やGMは、試合中客席から見てるのね…?

圭太くん早くアストロズに入って下さい。
でもサイクロンズに負けちゃったし、どうなっちゃうんでしょう。
プラチナリーグが終わったらもう試合はないのかな。

佐々くんが活躍できて良かった。
練習頑張ってたもんね。
佐々と背番号が同じ博人も喜んでいて可愛かった。

滝川とカザマ商事のヤバイ秘密も明らかになりそう。

海外事業部の女子二人の見分けがつかなくて辛い…。

 

 

 

 

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