スカーレット第10週「夢は一緒に」
ネタバレありのあらすじと感想です。
- 第11週「夢は一緒に」 あらすじ
- 第61話(12/9)あらすじと感想
- 第62話(12/10)あらすじと感想
- 第63話(12/11)あらすじと感想
- 第64話(12/12)あらすじと感想
- 第65話(12/13)あらすじと感想
- 第66話(12/14)あらすじと感想
第11週「夢は一緒に」 あらすじ
帰っていく八郎(松下洸平)に精いっぱいの思いを伝えた喜美子(戸田恵梨香)。
しかし抱きよせられたところを常治(北村一輝)に目撃されてしまう。
引き離されて、懸命に八郎のことや陶芸のことを説明しようとする喜美子だが、怒った常治には通じない。喜美子は、信作(林遣都)の手引きで、八郎の住まいを訪ねる。
真面目な八郎は、喜美子のことを真剣に考えており、二人の気持ちはいっそう寄り添って一緒になろうと決める。丸熊陶業では、照子(大島優子)も喜び、喜美子は安心して、変わらず八郎に陶芸を学ぶことにする。
が、常治は八郎の挨拶をかたくなに拒み続け、マツ(富田靖子)や百合子(福田麻由子)は心配する。そんな折、ついに照子に子どもが生まれる。
夜まで立ち会った喜美子を送ってきた八郎は、ついに常治への挨拶を許される。
将来は独立して陶芸家になりたいという八郎の夢に、喜美子の安定した暮らしを願う常治は反対する。
喜美子の猛反発とマツのとりなしの末、常治が出した条件は、八郎が陶芸作品で賞を取ること。
必死で取り組む八郎を、案じる喜美子。そこに喫茶店の開店をひかえた大野(マギー)と陽子(財前直見)から、急ぎのコーヒー茶わんづくりの相談が…。
公式サイトより
第61話(12/9)あらすじと感想
喜美子に結婚結婚言っていた常治だけど、いざそれが現実になるかもしれないのを目の当たりにしたら、急に
いつまでも可愛い娘のままでいたらいい、3歳の頃みたいにお父たんお父たん、そういう感じでちょっとお願いします…
などと言い出しましたwww
お父ちゃんご乱心。
結婚には大反対の姿勢。
信作は八郎の部屋で、9歳の頃の喜美子の話を聞かせていました。
小さい頃の信作は右から左にアリが歩くのをじーっと見ているような子供でした。そうそう、確かにそうだったよね。今の信作からは想像もできないけど。
9歳の喜美子はそんな信作に垣根を越えてペラペラ話しかけ、信作も懐いていました。
八郎も、もしその場にいたら垣根を越えていたと言ってます。
一緒にアリを見ていたとw ぽいww
信作が今のような「上向きのええ男」(本人談)になったのは、おばあちゃんの死で死生観が変わったからだとか。
せっかく生きてるんだから、下ばかりじゃなくて空も見てみよう。
百合子に聞いて、喜美子が八郎の自宅にやってきました。
男の一人暮らしの部屋に嫁入り前の娘を入れるわけにはいかないと抵抗する八郎でした。真面目。誠実。好感度↑
信作はお見合い大作戦へ出かけていきました。
八郎の部屋に自分の絵が飾っているのを見つけた喜美子。
フカ先生の絵と並んでいるのを見て恥ずかしがっています。
常治に結婚を反対された喜美子は、もう会えないかもしれへん。帰りたくない。帰さんといて。
八郎を困らせます。
第62話(12/10)あらすじと感想
喜美子に帰さんといて、と言われて、ひとしきり叫んだあと、急に焼成の講義を始める八郎。
冷静と情熱のあいだでせめぎ合い、頑張って理性が勝った模様。
釉薬をうまく調節して、自分だけにしか出せない色を目指しているとか。
とりあえず今日は帰るように喜美子に言います。
八郎は常治が結婚に反対していることを知って、喜美子に一緒に頭を下げようと言ってくれました。
というのも、今まで何かあった時には、喜美子は一人で常治に対抗してきましたよね。
だから今回も自分一人でお父ちゃんに許してもらうと言うんです。
でも八郎は今度からは一緒だと。
ちゃぶ台をひっくり返されたら一緒に片付けよう、ちゃぶ台を押さえるなら一緒に押さえようと言ってくれたのです。
今までずっと一人で頑張ってきてる喜美子を見てるから、もう胸熱。涙出そう。
お母ちゃんも妹たちも喜美子に力を貸してくれるけど、喜美子が心から頼れるかというとそうではない。八郎の存在が喜美子にとってどれだけ心強いことか。いてくれるだけでね。
お見合い大作戦はほとんどがひやかしの女性で、失敗に終わったようです。
本気で言い寄られたのは信作だけだったというオチ。
でも信作は主催者だから自分だけうまくいくというわけにはいかないと断っていましたw
八郎と会ってもいいと言う常治だけど、結婚はダメだと言ってます。
結婚自体を止める理由はないと冷静になったようですが、八郎の「夢」が陶芸家だと聞いて、色々思うところがある様子。
「夢」というふわふわした言葉も気に入らないし、陶芸家というのも面白くないんだろうな。
そんな中、八郎と喜美子が商品開発室で「一緒に乗り越えよな」と言っているのを聞いた八郎の同僚。
若社長・敏春と照子が一緒に喜美子に会いに来ました。
仕事のことは敏春に任せているけど、社員同士のもめごとなんかは照子が話を聞いているようです。
八郎とのことを聞いて、
照子「ええのんつかまえたのう!」
敏春「なんちゅう言い方や」
照子「てへぺろ」
照子が可愛かったw
八郎はいつか陶芸家として名を馳せてもおかしくない、有望株なんだとか。
敏春さんが見つけてきた人だと、敏春を立てることを忘れない照子。敏春さんもさりげなく照子を気遣ったりして、仲良し夫婦だよね。
八郎は釉薬の扱いがうまく、敏春はそのセンスと将来性をかっているのです。
前回の陶芸展でも惜しいところまでいったらしい。
次は賞をとるかもしれないと言ってます。
そうなったらマスコットボーイ・ハッチーの誕生や!と言う照子w
ハッチーとミッコーwww
照子と話していると結婚も軽々できそうな気がしてくるけど、現実はそう簡単にはいかなさそうです。
八郎が喜美子の家にやってきますが、仏頂面の常治。しょうもない父親なのに無駄に威厳あるよね。
第63話(12/11)あらすじと感想
最初の日以降、あの手この手で逃げられて、なかなか常治に挨拶できない八郎。
百合子は八郎が結婚しないと言い出したらどうするの?って心配しているけど、喜美子は自分が選んだ人だから心配ないときっぱり。
八郎は100回でも200回でも、聞いてもらえるまで来ると言ってくれてるみたいです。
事情を知った直子からも一言、
「ガ ンバ リイ」
と電報が来ました。昔の電報の意味不明な区切りは何なんだろう。
さて、タダで陶芸を習っている代わりに商品開発室の掃除をしたいと申し出る喜美子ですが、八郎もこれは自分の仕事だからと譲りません。
それで八郎は、喜美子が授業料を払えば堂々と習えるのではと提案しますが、お金を払うのには難色を示す喜美子w
でも貯まったお金は結婚したら二人のお金。
喜美子の陶芸の道具を買おう、めおと貯金だと盛り上げます。
そのうち電気窯も買えるかも…と夢が広がり、なぜか八郎もお金を入れてましたw
そこへ照子が。
八郎に、川原家を背負って立つ喜美子の負担を軽くしてやって、と頼みます。
一家を背負って立つのは照子も同じ、と言う喜美子に「金持ちの家と一緒にしないで」って、照子らしいw
確かに喜美子の苦労とは種類が違うけどね。
体重が増えすぎて散歩していたらしい照子は、陣痛が来た模様。
夜の10時になっても帰ってこない喜美子を心配している常治。
あんなに毎日来ていた八郎も来ないし…。ソワソワ。
第64話(12/12)あらすじと感想
二人の結婚を許さないのかとマツに聞かれた常治。
「だって喜美子まだ3歳やもん。お父たんお父たん言うて…」
呆れて何も言えないマツさんw
冗談だとしても半分くらいは本音だと思うw
常治は喜美子も自分と同じように“熱情が燃えたぎるたち”かもしれないから、自分たちと同じように駆け落ちしてしまったのでは…と心配してます。
それを聞いていた百合子は、
「お父ちゃん熱情が燃えたぎるのん?気色悪ぅ!来んといて!」www
常治のどや顔が悲しかったw
そこへ喜美子が八郎に送ってもらって帰ってきました。
照子の出産に立ち会っていたのだとか。
無事女の子が産まれて、若社長・敏春さんも男泣きしていたらしいです。愛。
熱情が燃えたぎる父を毛嫌いしている百合子に、思わず
「そういう気持ちは誰にも止める権利はあらへん!」
と言ってしまって、後に引けなくなった常治。
八郎を家に上げたのも常治なのに、言った言ってないで喜美子と言い合いになり、出ました、必殺ちゃぶ台返し!
喜美子とともに阻止する八郎。有言実行の男。
八郎「改めて、十代田八郎と申します。」
常治「俺じょ~じ。」←
子供みたいに拗ねて床をごろごろする常治を見る百合子の目がwww
虫けらを見る目つきでした。
一郎 結婚して岡山
二郎 戦死
三郎 仕事で敦賀
四郎 仕事で名古屋
五子 大阪
六郎 戦死
七郎 or 七子 生後すぐ死亡
※名前は推測です
5番目の姉が親代わりに学費の面倒なども見てくれたとか。
この辺は前に喜美子にも話していたよね。
お母さんを早くに亡くし、男ばかりの所帯で一人頑張ってきた五子さん(仮名)。
結婚せず仕事にまい進しているようでしたが、そうなるのもわかるような。
八郎がどこの馬の骨なのかはわかったけれど、常治が気になるのは八郎の「陶芸家になりたいという夢」。
マツと駆け落ちしたのはいいけど、ずっと苦労させてきた常治。
泊まるところがなくて橋の下で雨をしのいだこともあった。
幸せにできると思っていたけど、ブランコのある白い大きな家を建てたいという夢も、何も叶えてあげられなかった失敗ばっかりの人生。
「丸熊陶業の社員でええんちゃうんのん?」
夢を持つなと頭を下げられて、さすがに即答できない八郎なのでした。
喜美子も自分との結婚のために八郎に夢を諦めさせる気はないよね。
常治の言いたいことはわかるけど、常治は自分で経験してる。
自分の経験から若い人に同じ思いをさせたくないのもわかるんだけど、若い人だって自分で経験しないと納得できないよね。
「恋愛カタログ」っていう少女漫画で、主人公の実果が高田くんのお父さんに同じようなこと物申すんだけど、わかる人いるかなw
第65話(12/13)あらすじと感想
夢を諦めろと言われて答えに詰まるかと思いきや、丸熊陶業は辞めず、合間の時間で陶芸をやると約束した八郎。
喜美子は納得してない顔だけど。
もう八郎の夢は喜美子の夢でもあるんです。めおと貯金も始めたし、陶芸家として食べていくことは二人の夢。
常治は「だから陶芸は空いた時間でやったらええやん」と言うけど、ものづくりはそんな片手間でできるものではないと、つい熱くなってしまう喜美子。
「お父ちゃんが仕事帰りに酒飲むのと一緒にするな!」
お父ちゃんの必殺技・ちゃぶ台返し(しょぼいw)も、八郎がいる限りもう通用しません。
そんな常治を宥めたのはマツさん。
昔駆け落ちをして、橋の下で雨をしのいだ時、これからどんなことが起こるのだろうとワクワクしたって。
「私はあんたとの人生、失敗やと思ったことないで。」
思わずうるうるしちゃったけど、マツさんがこんな感じだから常治も大成しないのでは。
でね、常治の心を動かしたのはやっぱりお金の話💰
陶芸展で受賞した八郎の大学の先輩は、今陶芸家になっていて、湯飲みを出せば一つ5万円で売れるそうです。
大学初任給が約1万3000円の時代。(喜美子が大阪にいた時代から倍になってる!)
大学初任給の何倍もの値段で湯飲みが売れる。
それはなぜか。
人の心を動かすから。
八郎は体調を崩した時、部屋に飾ってある2枚の絵に救われたと言ってます。
自分もそんな風に人の心を動かす作品を作りたい。
そんなこんなで、陶芸展に出品して賞を取ったら結婚を許してもらえるということに。
ちなみに八郎は川原姓になると言っているけど、婿養子になるってことなんでしょうか。
常治の「夢」に対する嫌悪感すごい。
そんなに自分のこれまでの人生がコンプレックスなのかな。あんなイケメンなのに。
あんなイケメンならもうそれだけで生きていける。
第66話(12/14)あらすじと感想
喜美子と八郎はそれぞれ陶芸に向き合う日々を送り、ついに八郎の作品が焼き上がりました。
陶芸というのは、焼き時間や温度によって微妙な違いが生まれるため、焼いてみるまでどんな仕上がりになるかわからないのだとか。
早速作品を若社長に見てもらいますが、これではだめだと言われてしまいます。
いや、はっきり言われたわけではないのですが。
賞を取れば結婚を許してもらえるとあって、焦っているのが作品に出てしまってるのでしょうか。素人目には素敵な作品なのに。
それ以来、休みの日もこもりきりで、ご飯も食べずに集中している八郎。
喜美子も心配。
「えっ。近づきすぎや」の「えっ」が面白かったw
その頃、お見合い大作戦で気に入られたよし子さんにつきまとわれている信作www
大野雑貨店(現在喫茶店としてリニューアル休業中)でコーヒーをご馳走になる喜美子と八郎。
コーヒーを入れている湯飲みは、大野家で何度もご馳走になったお礼に八郎が作ったものだそうです。
そしてそれを知った常治は悪徳商人顔で「5万で売れるかもしらんわなぁ」と言っていたとかwww
とにかく湯飲みが気に入った大野夫妻。
八郎にコーヒー茶わんを15客注文します。
陶芸展の締め切りも近いのに…八郎は陶芸展から逃げたくて引き受けたのではと心配する喜美子でしたが、八郎はそんないい加減なことはしません。
作品を否定されたら自分も全否定されたような気持ちになってしまう。
でも大野夫婦に湯飲み茶わんを好きだと言われて、救われた。小さなことだけど、大きく救われた。
コーヒー茶わんを欲しいと言われたのも、陶芸に返せる力をもらえた。
だからどっちも頑張る!
八郎、ホントええやつ。
八郎が作ったコーヒー茶わんほしいわぁ。