スカーレット第12週「幸せへの大きな一歩」
ネタバレありのあらすじと感想です。
- 第12週「幸せへの大きな一歩」 あらすじ
- 第67話(12/16)あらすじと感想
- 第68話(12/17)あらすじと感想
- 第69話(12/18)あらすじと感想
- 第70話(12/19)あらすじと感想
- 第71話(12/20)あらすじと感想
- 第72話(12/21)あらすじと感想
第12週「幸せへの大きな一歩」 あらすじ
昭和35年の正月。
喜美子(戸田恵梨香)は八郎(松下洸平)のいる商品開発室へ通っている。
八郎は、陶芸展に出す作品作りと、年末に大野(マギー)から頼まれた珈琲茶碗作りに追われているのだ。
まだ陶芸を八郎に学び始めたばかりだが、珈琲茶碗作りを、どうしても手伝いたい喜美子。
本格的に取り組むのはもちろん初めてのことだ。
しかし喜美子は、集中力を発揮して珈琲茶碗を作り上げ、八郎を驚かせる。
しかし商品としていくつも作るのは、並大抵のことではない。
様子を見に来たマツ(富田靖子)は、喜美子が真摯(しんし)に取り組む姿に感動する。
ようやくできた珈琲茶碗が商品としてお金になったことで、喜美子は喜びを実感する。陶芸展の発表が近づくと、喜美子と八郎のために常治(北村一輝)は、こっそり家の増築をする。
八郎がめでたく新人賞を受賞し、いよいよ結婚の準備が始まる。喜美子は八郎の姉のいつ子(しゅはまはるみ)と対面し、弟への思いを聞いて、八郎を大切にしたいと気持ちを新たにする。
みんなで写真を撮ろうとしていると、ひろ恵(紺野まひる)という女性から喜美子に珈琲茶碗の大量注文が飛び込んでくる。喜美子を指名しての、陶芸の仕事の依頼は、初めてのことだったが…。
公式サイトより
第67話(12/16)あらすじと感想
昭和35年(1960)1月1日
ついに川原家に電話が!
直子も帰ってきて、久しぶりに家族全員そろって賑やかなお正月を迎えています。
大野家のカフェ「サニー」の開店も15日に迫り、八郎が頼まれたコーヒー茶わんのデザインも決まりました。
しかしここで意見の相違が勃発。
開店祝いとして贈り物にすると言う八郎と、きっちりお代をいただくと言う喜美子。
八郎は、まだ自分は陶芸家でもないし、信作の家にはお世話になっているのでお金はもらわないと言ってます。
喜美子は納得はいかないけど受け入れる姿勢。
どちらの考えも間違いではないから難しい。
今回は数も多いし(15個からさらに20個に増えたし)、贈り物とするには多すぎる気もするけど。材料だってタダじゃないしね。
丸熊陶業にもお正月休みに電気窯を使わせてもらうお礼にいくらか支払う予定のようですし。
陶芸展に出す作品も作らなきゃいけないし、しかも今回賞をとれなかったら結婚もなし(ほんとかわからないけど)という崖っぷちの八郎を案じて、喜美子はコーヒー茶わんは自分が作ると言い出します。
でも初心者には難しい電動ろくろを使わないといけないし、喜美子には人前に出す茶わんはまだ無理だと言う八郎。
八郎の言うことはもっともだけど、力になれないことが悔しくて泣き出す喜美子。
作りたかった!無茶して作っても身につかないのわかるけど無茶したかった!一緒に乗り越えたかってん…。
わかるけど…。
でも、もし八郎がちょろっと絵付けを習ったとして、喜美子が注文を受けた絵付け火鉢を代わりに作りたいと言い出したら絶対反対するのでは。
第68話(12/17)あらすじと感想
八郎は信作の父に電話して、喜美子がコーヒー茶わんを作ることの了承を得ました。←うそやん
満足げに電動ろくろの前に座る喜美子。
もはや八郎を助けたいというより自分がやってみたいだけに見えるけど!
早速ろくろを回します。喜美子がろくろに一礼するのを見て思わずこっそり笑っちゃう八郎。
一応形になったけど、八郎が作ったのとは全然違います。
その後もなかなか上手くいきません。
電動ろくろを使いこなすのにも何年もかかるのです。本来。
ていうか、喜美子ってまともな陶芸の作品を仕上げたことあったっけ?
箸置きしか見たことない気がするのですが。
それでいきなり人前に出すコーヒー茶わんを作ろうって無理すぎだよね。
結局喜美子は手動で10個作ることに。←どうしても喜美子が作るんかい
陶芸の神様との戦いに負けたと思っている喜美子。
八郎の言ったこと、よーく心に刻んでほしい。↓
「それよりも自分の作ったコーヒー茶わんで誰かが美味しそうにコーヒーを飲んでいるところを想像して作ってください。
作ってる人の気持ちが作品に伝わる。心は伝わるで。」
神様に勝負を挑んでいるようではダメなのです。
電動でも手動でも、同じものを10個作るのは簡単ではありません。
朝まで作業すると家に電話する喜美子。
マツが差し入れを持って様子を見に来てくれました。
夜10時半にマツさん一人で来たけど、今より夜道は暗そうだし大丈夫なのかな。
その頃、四苦八苦しながら6個目を作っていた喜美子。
八郎は夢の中。
朝までに10個完成させた喜美子なのでした。
子供の頃に時間を忘れて無我夢中で紙芝居作ってたのを思い出しました。
しかし、今回は喜美子の身勝手さにちょっと「ん?」ってなった。
八郎の力になりたい気持ちはわかるけど、自分の陶芸の腕前わかってる?って。
でもなんと、公式のあらすじによると喜美子のコーヒー茶わんに大量注文が入るらしいので。
やっぱりさすが朝ドラのヒロイン様て感じになっちゃうのでしょうか…。
直子は仕事が性に合っているようで、休み明けから副班長になり、お給料が上がるようです。
だからパーマネントをあてたいと常治に許可を求めてました。
今の感覚だとパーマくらいでいちいち父親の許可なんて考えられないけど。
でも働いているとはいえ、まだ10代だしね。
あっさり許した常治が意外でした。パーマって何かわかってる?w
第69話(12/18)あらすじと感想
コーヒー茶わんは素焼き後、釉薬をかけて本焼きします。
陶芸の神様がいるとしたらここ。
どんな風に焼き上がるのか運を天に任せるしかないと言っている八郎。
喜美子が作ったコーヒー茶わんを見て、割れそうなのが2個あると言ってます。
ちなみに喜美子は自分が作った分のコーヒー茶わんはお金をもらうことにしました。
そうじゃないと大野家の気が済まないんだって。
納得できないけど受け入れると言う八郎。
めおとノートも作った二人。
結婚式…陶芸展で賞をとる…そして5年後の未来…
希望にあふれる未来を書き綴っています。
「キスはいつするんやろ」
突然言い出す八郎。
全部予定通りはつまらん。僕も男やで。
八郎は好きだけれども、
朝ドラにこういう描写は求めてない。以上。
(個人的な感想です)
第70話(12/19)あらすじと感想
コーヒー茶わんの中にお花の絵を描くとひらめいた喜美子。
本焼きが終わった喜美子のコーヒー茶わんは、やはり2個割れていました。
ということで8個納品した喜美子。
もらったお金はめおと貯金に。
コーヒー茶わんがお金になったと喜んでいました。
八郎は陶芸展に出す作品を若社長に見せてます。
喜美子も付き添い。
信作と照子も来ました。
綺麗な赤色の大皿は社長の反応も上々。
これは喜美子の笑顔によって引き出された色なんだとさ~。
ちなみに二人は結婚したら八郎の寮に一緒に住むつもりですが、常治は川原家を増築する予定のようです。
でも急いで完成させてほしいと無理を言ったので、お金も倍かかる模様。
常治は長距離の仕事をして稼ぐ所存。
長距離はキツイからと心配するマツ。
別に最初から同居じゃなくてもいいのにね。普通通り増築してもらってできたら一緒に住めばいいのに。
お見合い大作戦で知り合ったよし子さんに「9:1で嫌い」だと言って水をぶっかけられた信作。
9:1で嫌いってすごいパワーワードwww
第71話(12/20)あらすじと感想
祝!八郎・新人賞受賞!
八郎は夫婦茶わんを作って喜美子にプロポーズ=受賞を伝えようとしましたが、途中で「入選おめでとう!」と乱入した照子によってあっさり明かされてしまいましたw
もったいぶるからや。
喜美子の笑顔に引き出されたという赤色がこちらです↑
丸熊陶業では絵付け火鉢の生産はさらに縮小。
建築資材用のタイルに力を入れ始めました。
そんな中、喫茶「サニー」に窯業研究所の所長になる人が来ました。
お客さんとしてね。
一緒にいた女性は喜美子が作ったコーヒー茶わんが気に入った様子。
その夜、川原家では結婚と受賞のお祝いの宴が催されました。
「息子がほしかった、喜美子をお願いします。」と八郎に言っている常治。
そしてまた後日、八郎の姉・いつ子(しゅはまはるみ)が大阪からやって来ました。
親代わりに八郎を育ててきただけあって、八郎を大切に思っている気持ちが伝わってきましたね。
完成した離れに来て、はしゃぎまくるパーマネント姿の直子と百合子。
直子、パーマネントきついw
でもこの時代のパーマってああいうイメージかもね。確かにマリリン・モンローみたいでした。
全然関係ないのですが、マリリン・モンローといえば、お高くとまってそうなイメージであまり好きではなかったのですが、兵士を慰問した時に、寒空の下、薄着なのに寒そうな顔ひとつせずにパフォーマンスしている姿を報じた何かを見て、それ以来尊敬しております。(何の話だ)
第72話(12/21)あらすじと感想
結婚の記念写真を撮ろうとしているさなか、窯業研究所の橘さん(紺野まひる)から大口の注文を打診された喜美子。
喜美子のコーヒー茶わんを気に入っていた女性です。
その数、80個!
一個400円で買い取ると言ってくれたのですが、喜美子は8個仕上げるのが精いっぱいだったと断ってました。
納期にもよると思うけど、電動ろくろならまだしも手動だもんね…。しかも本業の合間に。
コーヒーカップの中にお花を描くアイディアを簡単に「どうぞ」してたけど、いいのか?!
そして時は流れ、昭和40年(1965年)
めおとノートの予定通り、二人は丸熊陶業から独立し、かわはら工房を立ち上げ、自分たちの電気窯も入れました。
喜美子は八郎の作品作りのサポートに徹しているようです。
子供は男の子が一人。武志といいます。可愛い。
常治は長距離運転の仕事で無理をしたのがたたって、調子が良くないようです。
増築の借金も残っていて相変わらず貧乏な川原家。
百合子は短大を諦め、食品を卸す会社で納品の仕事をしています。
貧乏はいつまでも貧乏だな…つらい。
信作は相変わらずフラれる人生。イケメンなのに…。
ちや子さんも来てくれてます。
琵琶湖大橋の取材でね。
橋が開通したのが1964年となっていますから、この時にはもう完成してるんですね。
ちや子は喜美子に女性陶芸家として世に出ることを勧めていますが、喜美子はあまり乗り気でない様子。
そして八郎の反応も微妙でしたね。
喜美子にも作品作りを勧めていると言いつつ、あまり面白くなさそうな感じで。
喜美子にコーヒー茶わんの注文が入りそうになった時も微妙な態度だったし。
八郎は優しそうに見えて頑固と言っていたいつ子の言うとおり、陶芸に関しては自分の方が上という意識があるのでしょうか…。