【第1話】本気で愛した彼は音のない世界で生きていた
好きな音楽を一緒に聞いていたとか、声が好きだったとか、紡ぎ出す言葉が好きだったとか…耳が聞こえなくなったことがより悲劇的に感じるような要素を入れてくる。
最後、想が手話で紬に「うるさい」と言うシーン。冒頭の舞い散る雪の中での幸せな「うるさい」のシーンと比べてしまって切なくなったし、想に感情移入してしまったけど、よくよく考えたら、というか紬の立場になって考えてみたら、視聴者みたいに字幕があるわけでもない、久々に再会した大好きだった人に突然手話でまくしたてられて何を言われているのかわからない、でも表情からしてなんか責められてる?え、何?って感じでめっちゃつらい。
そもそも自分で言っておきながらなんだけど、【幸せな「うるさい」】とは。
いくら楽し気に言ってみても、「うるさい」って嫌な言葉だよなぁ。想の紡ぎ出す言葉って本当に素敵なのだろうか…。
優しくて穏やかな湊斗との方が絶対幸せになれそうなのに、紬は想の元へ行ってしまうんだろうね。
「六本木クラス」に続いて見事な当て馬を演じるであろう鈴鹿央士くんに涙が出てきちゃいます。
ヒロインに献身的で優しい当て馬といえば、「パーフェクト・ワールド」の瀬戸康史さんを思い出したのですが、あれはヒロイン(山本美月)が結構暴走しがちで、車椅子の松坂桃李を危険な目に遭わせたりしてイライラした記憶がありますw
今回の紬も…なんかすごい暴走しそう。
「今なら普通に聞けそうな気がする!あの好きな人とはどうなったのって!」
って、未練しかないからその台詞。
まだ想の耳が聞こえなくなったことを知らず、ただ再会できるかもしれないって段階では嬉しさ抑えきれてなかったし。
もう湊斗との同棲なんてどうでもよくて、また会いたいしか考えてない顔してた。
次回、紬は手話を習い出します。
しかも湊斗が手話教室を紹介しちゃうんだって。なんで??
高校生の時もさ、想と紬が付き合うように取り持ってたよね?
ほんとはその時から紬のこと好きだったんじゃないの?
優しさを全部人のために使っちゃう人、って紬が湊斗のこと言っていたけど、そんなの哀しすぎるよ…。
湊斗の当て馬ぶりとその先にある(はずの)幸せを見届けるため、最終回まで視聴することを決めました。