抹茶のドラマ感想

ネタバレありのドラマ感想です。

「silent」第2話~第4話の感想【毎回泣いてる】

「silent」第2話~第4話

#2 好きになれてよかった・・・そう思いたい(紬が手話を習い始める)

#3 今はもう、好きじゃない・・・今好きなのは・・・(自分に言い聞かせてる紬)

#4 戻れると思う。元に戻れたら嬉しいなって(湊斗の複雑な思い…)

って感じの3週間でした。

 

なぜか湊斗に感情移入してしまいます。

というのも、紬の本当の気持ちがはっきりと描かれていないからだと思うんですね。

ありがちなドラマだったら、湊斗と想の間で揺れ動く心情を紬の視点で描くじゃないですか。

でも紬は口では「湊斗が好き」「想のことは好きじゃない」って言っちゃってる。

見てたら想の方に気持ちがぐい~んって持ってかれてるのバレバレなんだけど、あくまでも「湊斗が彼氏ですので」スタンス。

 

そして想も湊斗と紬の間に割って入る気なんてありません!て感じだから、湊斗はあんなスマートに別れを切り出すしかなかったんだよね…

切ない。

自分勝手で性格が悪い人物がいないと、こんなに切ないドラマになるんだな。

 

耳が聞こえなくなった想がものすごいひねくれたヤツになってたら…って一瞬でも願ってしまった湊斗の心情を思うとほんと、嗚咽が…

「想のとなりにいる紬が一番可愛い」って、めっちゃ残酷な台詞😢

 

そして当て馬にこんな感情移入してしまうと、主役の二人はどうでもよくなってしまうのですが、このドラマでは想と紬のことも思わずにはいられません。

「耳が聞こえない」っていう要素は大きいんだけど、そんなことよりもお互いがお互いを想う気持ちが、説明くさい態度や台詞がなくても伝わってくるのがすごいと思うんだけどどうなの???

 

あと奈々(夏帆)ね。

彼女の存在も大きいよね。どうやら想とは付き合っていないみたいなんだけど、何かありそうだよね。あの健聴者への敵意(と言うには大げさだけども)が引っ掛かるんだよね。

そこで出てくるのがやっぱり手話の先生(風間くん)でしょう。

あの線の引き方が夏帆とかぶるの。

 

光の気持ちもわかります。

「佐倉くん邪魔」とか「手話なんて覚えたくない」とか言って冷たくない?って思ったけど、紬が一方的に振られて傷ついて、その後湊斗と穏やかに付き合ってるのをずっと近くで見てきたわけだし、湊斗になついてるし、二人の幸せを壊さないで、と思ってるんだと思う。

 

色んな人の色んな思いが錯綜しているドラマだ。

 

次回も楽しみです。

 

 

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