前回(6話)の感想はこちら↓
日高さん(草刈民代)
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さすが坂間さん(黒木華)が憧れている人物だけあって、最後にやってくれましたね。
途中までは「またタヌキ親父ばっかり出てくるなぁ。そんで、法廷でみちお(竹野内豊)と対峙してもポーカーフェイスの日高さんはキツネ女史だわ」って思ってたけど、中森から真実を聞き出して会見を開いている日高さんは美しかった。
『恋はDeepに』は正真正銘のファンタジーなんだけど(このドラマの感想で『恋ぷに』が出てくると思わなかったw)、このドラマもある意味ファンタジーだね。
現実の裁判は忖度忖度忖度なんでしょうなぁ。
当事者が一般庶民で“国益”に関わらない場合にのみ、正義が発動されます。
最後は確かに「良かった」と思ったけど、「スカッとした」という気持ちよりは、冤罪こわい冤罪こわい冤罪こわい…の1時間でした。
何もしてないのに「無期懲役」とか。国益に関わると恐ろしいことになるぞ。
とはいえ、ごく普通の市民である自分が冤罪事件に巻き込まれることなんてないと思ってませんか?
ここで「警察官ネコババ事件」をご紹介します。(なんでw)
1988年と、ちょっと昔の事件ですがご覧ください。
警察官ネコババ事件(けいさつかんネコババじけん)は、1988年に大阪府堺南警察署(現在の南堺警察署)槙塚台派出所[1]の巡査が拾得物の現金15万円を着服(ネコババ)した事件である。
堺南署は、身内の不祥事を隠蔽するため、現金を届けた妊婦に着服のぬれぎぬを着せ、組織ぐるみで犯人に仕立てあげようとした。
ゾッとするでしょう。
善意で15万円を届けた人間を犯人に仕立て上げようと逮捕状の請求までしたようです。結局証拠不十分で請求は棄却されたものの、執拗な取り調べによって妊婦さんはノイローゼになってしまったとか。本当に許せません。
和解金200万なんて足りないくらいだ(当時のだけど)と思ったけど、なんと妊婦さんは全額「冤罪防止運動団体」に寄付したとか…。
この事件、ドラマになりそうなほど衝撃じゃない?今まで知らなかったけど。
というわけで、冤罪に巻き込まれる可能性は誰にでもあるのです。このドラマのエピソードが「めでたしめでたし」で終わって良いと思えません。
現実は関係者がこんなに捨て身で行動してくれるわけなんかないし。(検事たち、かっこよかったよね)
一般庶民からしたら「国益」にはなるべく関わらないようにしよう、くらいしかできません。(大丈夫だよ)
ちなみに再審を認める判決に対する「即時抗告申立書」を出すように言われてたのに“うっかり”忘れていた城島さん(升毅)ですが、裁判所のみんなが夜中の0時まで待ってるシーンがありましたね。
あれほんとに0時ギリギリに出す場合があります。期限として認められているとはいえ、夜中に出すとか本当に迷惑だよねw 書類は常識的な時間に提出するようにしましょう。
7話の衣装はこちら↓
臼田あさ美さんが持っていたトリーバーチのバッグが欲しいです。
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